1301~1400


100個


1301「辞めてください…もう、辞めてくださいよ!!……喧嘩なんて、何も生まないじゃないですか…。ただただやられた側が、やった側に憎しみを抱(いだ)くだけであって、その繰り返しだ!!

今までの犠牲(ぎせい)の数…それだけ憎しみが生まれてる。

何処かで辞めなければ…そしてそれが今じゃなければ!また誰かが死ぬんだよ!!!

そしてまた…次も…その次もその次も!!繰り返すのか??

どうなんだって聞いてんだよ!!」涙




1302「なんで…言ってくれないんですか!!なんで一人で溜め込んじゃうんですかぁ!!

私だって…私だって、貴方の力になりたいって思ってるんです!

もっと頼って欲しいんです!!

……なのに、なのに…。貴方は私のことを見てもくれない……。

私は、どうすれば良いんですか!」涙




1303「気にしないで下さい。私が悪いんです。私が…身の程知らずに自分以外がいる日常を望んでしまったから…。

平気です!私は平気ですから!だから…貴方は、自分の日常に、帰ってください。」涙




1304「"死にたいなんて言うなよ。皆がついてるから。"そんな言葉は、きっと僕達みたいな他人行儀な外野からの厚かましいエゴでしかなくて…。

実際僕達は、きっと自分が可愛いんだ。…自分が生きていることが出来れば、それで良い…。

テレビの中のニュースキャスターは、毎日人が死んだニュースを読み上げる。そしてそれをただ毎日傍観しているのと同じで、僕達は目の前の同じ空間を生きた人間の苦しみさえも、悲しみさえも、死さえも…!ただ傍観していた…。

ねぇ…質問、してもいいかな。"命"って、なんですか。」涙



1305バケモノ「"バケモノ"それがボクに付けられた名前なら、ボクは独りでいる事しか出来ないのだろう。

"バケモノ"それがボクに与えられた一生なら、そこを死ぬその時まで生きるしかないのだろう。

"バケモノ"それはいけない事ですか?

"バケモノ"それは、何ですか?」



1306老人「余命数日…ああ、もうそんなになるのかい。…いや、もう私は死ぬのか。と正直今もまだ信じられなくてね。

…大丈夫。まだ私は生きているんだ。いくつになっても、今日が一番新しい日だからね。」涙




1307どうせなら。「ん?…ああ。悩みが無い訳じゃないよ。辛い事、悲しい事沢山ある。

でもさ、笑った方が楽しいから。笑ってた方が少しでも幸せだから。

だから、どうけやるなら、どうせ生きるなら楽しいフリをしていたい。

僕はそう思うんだ。」涙



1308二人ブランコ「ああ…昨日まで隣のブランコ漕いでた君は、何処にいったんだろう?

何回やっても何回漕いでも君はいつも一等賞。一番高く早く漕いだのはいつも君。

……いつも二等賞の私が今はいつでも一等賞。

…二人ぼっちのブランコ遊び…。

……"君が居なきゃ私は独り。"」涙




1309「笑顔…その裏には何があるの?……ずっと信じてきた。でも、君の笑顔の裏には、いつも苦(く)と涙があったんだ……!

なんで…。なんで言ってくれなかったんだよ…。

笑顔に隠して…そのまま居なくなるなんて…そんなのズルいよ…。」涙




1310「痛くなんか無いよ。

だって、君が側に居てくれるから。何にも…痛くない。

でも、どんなに自分が無傷でも、幸せでも…君が側に居てくれなきゃ、心(ここ)が痛いから。

……だから、ずっと側に居てね。約束。」涙

※書いた時の想像シチュエーション:私を守るために、傷を負った彼は、"全然平気だ"という。

彼にとっては、"私が居ない。"その状況が一番痛いのだ。涙



1311「お兄ちゃーん。はい、これ。忘れ物。 

もう。お兄ちゃんったらドジなんだから。お弁当くらい持っていってよね。

追いかけてくるの大変なんだから。」弟妹



1312「兄ちゃーん。野球しよ。この前は負けちゃったけど、今日は絶対負けないからねー!!」弟妹



1313「お兄ちゃん!もう。何回言ったら分かるの?唐揚げの皮だけ残すの辞めてってば!次皮だけ残したら…私もう唐揚げ作ってあげないからね!」弟妹




1314「姉ちゃんのバーカ!ぜーったい姉ちゃんの言うことなんか聞いてやんないもんねー!!」弟妹




1315「ちょっとお兄ちゃん!私…もう子供じゃないんだから!いつまで子供扱いしないでよね!」弟妹



1316「僕はずっと、兄貴の弟として生きてきたけど、僕は、僕として、生きてみたいんだ!」弟妹



1317「お兄ちゃんの意地悪…。せっかく、お兄ちゃんのために頑張って作ったのに…。

いいもん。1人で食べるもん…。」弟妹




1318「お兄ちゃん。どこ行くの?

あー!さては!また女遊びだなー!?むー…ダーメ!今日は私と遊ぶの!」弟妹



1319「お姉ちゃんー…彼氏とばかり遊んでないでさ…僕の事も…たまには構ってくれても…良いんじゃない?」弟妹



1320「ちぇ…そんなに彼氏とのデートが大切かよ…。あー…うっせぇ!たまには弟の俺も構えって言ってんの!」弟妹



1321「私、お兄ちゃんが大好き。…なのに、どうして私とお兄ちゃんは結婚できないの?どうしてあの女と結婚するの…?

分からないよ…。分からないよ…!お兄ちゃんとずっと一緒にいたのは、私なのに。」弟妹




1322「ふふ~ん。今日も私の勝ち~♪私、お姉ちゃんより、うーんと早起きなんだから!」弟妹



1323「お兄ちゃん…○○(一人称)怖いの。いつか、お兄ちゃんが居なくなっちゃうんじゃないかって…ねぇ、お兄ちゃんは、居なくならないよね…?

ずっとずっと○○の側にいるよね…?」弟妹




1324「兄さん?もう…こんなとこで寝てたら風邪引くよ?

しょうがないなぁ…ほら、毛布。風邪引かないようにね?」弟妹




1325「だぁーまぁーれぇ!プリンったらプリンっ!今買ってくるのー!うー…元はといえば…お兄ちゃんが私のプリン食べちゃうからいけないんだもん!

はぁーやぁーくぅー!早く買ってきてー!」弟妹




1326「ちょっとお兄ちゃん!?妹がお風呂入ってるとこに入ってくるなんて…!この馬鹿!シスコン!ド変態!!」弟妹




1327「おにいっ!!私のはなちゃん、どこやったの…?

ちがうー!お花じゃないもんっ!茶色くって、ふわふわで、赤いリボン着けてる私のクマさんー!どこやったのー!」弟妹




1328赤ちゃんのお世話「もう!お兄ちゃん!何泣かせてんの。も~…よちよち~怖いお兄ちゃんが何かしちゃったのね~?怖かったねぇ~。

ふふん♪お兄ちゃんはまだまだなんだからぁ♪」弟妹




1329「お姉ちゃん。もう、大丈夫だよ。

お姉ちゃんを虐(いじ)める奴は、みんな僕が退治したから。

ケガ?全然大丈夫だよっ!姉ちゃんのためなら、僕は大丈夫だから!心配しないで!」弟妹




1330失明した目で兄の屍を見つめる「お兄さま…?そこにいるんですか?…お兄さま。…泣いてるんですか?……遠くにいるのですか?…お兄さまに、触れる事が出来ません。……お兄さま…。

大丈夫です。大丈夫ですから。私、もうすぐお兄さまに、触れますから…。

待って…待ってください!!!

お兄さま…居なくなってしまうなんて、ズルいですよ…。」弟妹




1331迷惑「……?なんで死んだの?これが僕の為だとでも思ったの?

…なんでさ。なんでさ!!なんで、なんでなのさ!!!

っ……散々、君には迷惑かけないからとか…私は平気だとか言っときながらさ、……こういうのが…一番"迷惑"なんだよ……!」涙



1332執事「おや、姫様。雨降るこの夜に…こんな所へおいでとは。

濡れてしまいますよ。

……そうですね。今宵は満月だったというのに…お目にかかれず残念ですね。

…泣いて…いるのですか?

……ただの雨ですか。…承知致しました。……姫様。私は貴方を愛しく思います。

……いいえ。何にも言っていませんよ。ただの雨音でしょう。

……さ、もうお部屋へお戻り下さい。風邪を召されては大変ですので。」



1333涙(梅雨の紫陽花の移り気を。)「梅雨……なんで梅雨は私から全てを奪ったのですか。

…どうして私の周りから、全てを消し去ったのですか…?

……梅雨はジメジメしていて嫌いです…。

葉の上に蹲(うずくま)る蝸牛(かたつむり)も…田畑で鳴く蛙(カエル)も…毎日降り注ぐ雨も…!!

何もかも…!私には不幸でしか無いのだから…。消えて…消えて…消えて消えて…もういい加減にしてよ!!

………嗚呼(ああ)…こんなに苦しいのに、紫陽花はいつだって私を見下すのね……本当に…憎らしい。…早く枯れて、その頭(こうべ)を垂(た)らせば…少しは好きになれるかもしれないのに。」



1334涙「……騎士様…?コレは…夢でしょうか。死に行こうとする私の身体は今、騎士様に包まれています。

…ああ…騎士様…壊れかけている私の耳ではもう…騎士様のお声が聞こえ無い様です。

騎士様の温もりも、透き通る瞳の光も、その鼓動も…何もかもが私には掠(かす)れて見えてしまいます…。

…でも、騎士様…私は、死ぬ間際に貴方に抱かれる夢を見るだなんて……これ以上にない幸せ者ですね…。」



1335罵倒「おいこら雌豚。お前、何他の男みてんの?何目移りしてんの?

あ?いい匂いがした?

あーそうかそうか。…このいやらしい雌豚は、お仕置きされてぇみたいだな」



1336戦士「っあああっ、ああ!!

隊長!!なぁ、聞いてんのかよ!!

……俺、アンタが言ってた通り、此処で死ぬみてぇだわ!!

……弱音を吐いて、訓練もろくに出来ねぇようなガキは、この戦場では生き残れねぇ!!全くその通りだ!!

そのクソガキから!!最後に頼みがある!!……母ちゃんに、アイツは死んだって、ちゃんと伝えてやってくれ…!!

っああ!!畜生…!!最後くらい、俺ごとテメェも殺してやるよ!!俺の命、タダで落とせると思うなよっ!!クソガキはクソガキなりに、ちっちぇ脳ミソで、色々考えてんだよ!!

クソガキ舐めんな!!」



1337悪魔「なんだお前は、人間の癖に"コレ"に色気も感じぬとは…。

人間の男(女)は皆、こういうのが好きだと聞いたが故に…悪魔であるこの私が、この様に寒苦しい格好をしてやったというのに…。

お前はそんな鼻からトマトジュースなどという馬鹿げた芸をしおって…。

もういい。飯だ飯。上手い飯を食わせろ。」



1338悪魔「…これは契約だ。お前は、一生涯かけて、私を愛し続けなければならない。

…私を一途に想い…年老いても…死がお前を迎え入るまで…。

例え!人間共がお前を退けようとも!!

チュ…………ん…う……うぅ…。本当に、私の様な悪魔で良いのカァ…?

私は、人間にはなれない!お前は一生涯、悪魔と共に生(せい)を燃やし、死ぬときは独りで死に行かねばならんのだぞ!!

………馬鹿…"愛してる"という言葉は、人間同士で言うモノだぞ……。

……フッ…。とは言え私も、お前が居なければ詰まらない。お前の命の尽きるまで、どんなに暴力を振るわれようが、どんなに悪態をつかれようと、お前と共に…歩んで行くことを…此処に誓う。」



1339擬人化(ショートケーキ)「ん?なぁに見てんの?あ、さては苺だけ取って食べるつもりだなぁ~?

ダーメッ。ちゃんとケーキ食べて、最後のお楽しみに苺を食べるっ!それが鉄則でしょう?

アッ!!あ~…!苺取ったー!!ちゃんとケーキも食べなさぁあい!」



1340お嬢様「ねぇ~。貴方も来てみなさいよ~。すごく良い風だと思わない?

(クンクン)あーー…はむっ!うんっ!空気も美味しいしっ!

たまには、こうやって山へ来てみるのも、楽しいモノね。

ん?ぷふっ…(笑)何その顔(笑)泥だらけじゃないの。

……もう、仕方無いんだから。

ほら。拭いてあげるから、じっとしてなさい?」



1341悪党「ふぅん?アンタ、アタシら○○(例:熊虎)に、喧嘩吹っ掛けてくるなんざ…いい度胸だねぇ?命が惜しくは無いのかい。

あ?聞こえ無いねぇ!!

アタシは、命が惜しくは無いのかって聞いてんだ。アンタの質問なんざ聞いちゃいねぇんだ。

早く答えな。命が惜しくは無いのかい。」



1342語り手"自分とは"「貴方は、自分が誰だか分かっていますか?

ああ、(笑)スミマセン。急な問いかけに戸惑ってしまいますよね。

まぁ、それもそうですよね?

"自分は誰か"なんて、"自分は自分以外の誰でもない。"だとか、"それ以下でもそれ以上でもない"とか答える他にありませんからね。

…しかし、私はもう一度だけ 貴方に問わせて頂くとしましょう。

貴方は、自分が誰だか分かっていますか?

例えば、何か…普段とは違う行動を起こそうとした際。"自分らしく無いな"などと…一端その行動をするか否(いな)かを問う事はありませんか?

……それでは、そもそも"自分らしさ"とは?"自分"は"自分で無い"のなら何なのだろうか?と…そう考えてしまいますよね。

それならば"自分"は誰なのだと…やはりこの問いに辿(たど)り着く事となるのです。

……さて、私が一体"何を言いたいのか"その問いに私は…"別に何も。"とお答えしましょう。

…そう。この問いかけに、意味など存在しませんから。

……ただ、覚えていて欲しいのです。……何か行動する際…"自分らしさ"を気にする事など無いのです。

だって、"自分"は、"自分"なのですから。」



1343バレンタイン「…これ。別に、アンタのために作った訳じゃないけど、…余ったから……。ど、どうせ、誰からも貰えて無いんだろうから…。あげる。」


1344戦士「…神が成敗できぬと言うのなら、この私が正義の名のもとに、貴様を斬ってみせよう。
貴様は悪だ。悪に償(つぐな)わずして生きる道は無い!!
……償え。そして一生涯正義に尽くすと言うのならば首までは取らぬ。さぁ……答えは2つに1つ。答えるがいい。」


1345戦士「悪に屈する事は無い!!
……例え殺されようが、拷問されようが!!仲間は絶対に裏切らねぇ!!
っあああ!!……うっ……ああ!!
……立ち止まるな!!逃げろ!!これは罠(わな)だ!!俺はお前を釣る為の餌(えさ)だ!!
だから……早く…逃げてくれ!!」


1346戦士(家族との約束)「…へっ。こんなモンで、へばってられっかってんだ。
俺はな、ブッサイクな女房と、小便くせぇガキを家(うち)で待たせてんのよ。
"必ず帰る"って言っちまったからなぁ。めんどくせぇけど、勝たねぇとなんねぇんだわ。」


1347魔王(生きざま)「っはははは!!腐っても…私は魔の頭(かしら)なモノでな。
たとえ正義の手の内に堕ちようとも、魔を捨てる訳には行かないのだよ。
……笑いたいなら笑えばいい。
もう一度言う。私は魔の頭だ!!情けなどいらぬ。殺すなら殺せ!!
これが私の生きると誓った道。"生きざま"だ!!」


1348涙(不老不死)「君の恋愛対象になりたくて……ううん。君の時間に、思い出に…一欠片でも…一色でも…残っていたくて。
……だけど、君は…私の想いを伝える前に一生を終えてしまった。
………生き物の生涯は永遠ではない。その事を、今更知るのだから、私は…長く生きている甲斐(かい)も無く…未だに不老不死であるこの身の朽ちる日を待ちながら、独りのうのうと生きている。」


1349悪党「ああん?オイガキ。もう一度言ってみろ。
兄貴の仇(かたき)?ッハハハハ!
ふざけるな。仇だと?お前の様なガキが、俺を殺れるとでも?
…良い事を教えてやろう。
お前の兄貴はな、俺達に喧嘩を売ってきやがったのよ。
あの時のアイツも、今のお前の様に…ちっぽけで、生意気で、そして哀れだったよ。
挙げ句の果てには、"この勝負で自分が勝ったら、その時は金をくれ"と抜かしやがる。
だから、二度とそんなアホ面晒せねぇ様にしてやったのよ。
お前の兄貴はなぁ!自分で挑(いど)んだ勝負に負けたんだ!!ッハハハハハハ!!」


1350成人式(シスコンツンデレ兄貴)「おっ!なんだなんだ!もうお前も成人式かぁ!
馬子にも衣装ってやつだな~。
まだまだガキンチョなお前も、大人っぽく見えるわ!
……え?彼女?うっせぇよ……(笑)
…お前がそうやって俺に女を寄せ付けねぇから、俺にはずっと彼女出来ねぇんだっつーの。
……ま、お前がずっと俺のでいてくれれば、それで良いんだけど。」


1351森の住人(森の小屋:独りぼっちの私と。)「狼さん…貴方は、独りぼっちの私を、迎えに来てくれました。
独りで、本棚の本を読むばかりのモノクロな毎日に、色を塗ってくれました。
……そりゃあ、小鳥達は近寄らなくなったし、本棚の本も、狼さんの爪で傷ついてボロボロになってしまった。でも…それでも貴方が居てくれたら、私はそれでよかった。
……だから、狼さん?もうこの近くに餌が無いのなら、私を食べて下さい。
…そして、何処かまた遠くの、餌が沢山ある場所へ行って下さい。
…私、知ってましたよ。スープやパンよりも、狼さんはやっぱり、動物の生肉が好きなんだってことを。
……狼さん。……私の世界に入ってきてくれてありがとう。さよなら。」


1352恋愛「君の頬が、私の頭頂(とうちょう)に触れる。君は、眠ってしまったのだろうか。
…次の駅は君の最寄り駅。だけど、寝たフリをして、君は困って…それでも私の最寄り駅まで私を起こさないで、一緒に電車に乗っていてくれる事がうれしい。
ああ…この時間が…ずっと続けば良いのになぁ。」


1353恋愛「春は桜を…夏は花火を…秋は紅葉を…冬は雪を…季節がいつでも、君の隣にいたいんです。
泣いてても…笑ってても…怒っててもいいんです。
こんな私でも、君を好きな気持ちは誰にも負けませんから。」


1354狂気(人形解体人)「ここが何処だか分かる??
ここはね、人形解体所。売れなかった人形や、捨てられた人形…もう存在価値の無い人形達を此処で解体するのよ。
ん??まだ僕には価値があるって??フフッンフフフフ!!可笑しいなぁ。お前達人形に…子供をあやすだけの道具に!!価値が有るか無いか…決める権利なんか無いんだよぉ。
子供が飽きたら…それで終了!!お前達の価値なんか、その程度のモノなんだよ!!
……分かった?あー…あー!!!煩(うるさ)いなぁ!!だぁーかぁーらぁー。お前は此処で、私にバラバラにされるのぉ!!!」


1355狂気「捕まえた❤️ねぇ?本気で僕から逃げ切れると思ったの?
そっかぁ、そりゃ残念。
僕はてっきり、君は僕にもっと嬲(いたぶ)られたいのかと思ったよ。フフッでも、これで分かったでしょ?
僕からは絶対に逃げられないってさ。」


1356人格「"他の三人と僕は違う。"僕はいつも、そう信じてきた。
僕の脳ミソの中で、アイツ等は僕を嘲笑う。"僕達はお前だ。"と……。
その声は、いつだって僕の感情を喰らった。いつだって、僕の心の内側を傷つけていった!!
もう、どうしようも無いんだ。
…僕が壊れていくのもお構い無しに、……僕の中で"僕達"は今日も僕を食べていく。」


1357予言者(不幸の予言者:ソロウ)「私の名前は○○(例:ソロウ)。不幸の予言を行う予言者です。
……占い師?フフッ。冗談がお上手ですね。
私達予言者の予言は、占いのような当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦などといういい加減なモノとは違います。
…予言は、絶対です。
百発百中。そうでなければ予言とは言えない。
私達姉弟(きょうだい)に…予言出来ない幸福も不幸もありません。
それに疑(ぎ)を唱えるのであれば、貴方の不幸を…私が予言して差し上げましょう。」


1358予言者(幸福の予言者:ハピネス)「僕の名前は○○(例:ハピネス)。幸福の予言を行う…いわゆる、"予言者"です。
…間違えて欲しく無いのが、僕達は占い師では無いということ。
占いのような、当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦っていういい加減なモノを求めているなら、今すぐに予言を聞くのを止(や)める事をお勧(すす)めするよ。
……へぇ。それでも聞くんだ?
…じゃあ…予言をしてあげようかな。
……君の"幸福"ってやつを…ね。」


1359「…ねぇ。僕の"コレ"が恐ろしい…?
…そんなに震えないでよ。
せっかく、此処まで来てくれたんだからさ。
…君で、三人目。此処へは、人間達は誰も近づかないからね。
……え?森の奥に住む怪物?
…………それは、僕の事だね。
…ああ、そうさ!!僕は怪物だ!今まで此処に来た人間は、全員"コレ"で殺した!!
………でも、違う。違うんだよ。
…信じてよ。"コレ"は、僕の思考に応える事なく暴れる……僕にかけられた…"呪い"なんだよ……。」


1360戦士(独りでやってきたから)「ふざけるな!!!
私は…いつだって独りで殺ってきた!!どの様な手厚い軍の歓迎にも、私は屈(くっ)した事は無い!!
それを、今さらパーティーを組めだと……!
私は戦士だ!!そこらのか弱い女(腰を抜かしている男)とは違う!!
隊長!!私のプライドを、ここまで育て上げたのは、貴方の指導と訓練の賜物(たまもの)です。
その事をくれぐれもお忘れ無きように。……私は独りでも、必ず成果をあげます。今までも、ずっとそうしてきましたから。」


1361 R18(怖いけど)「…○○……。い、いいよ。私のこと、抱いて……。
それで……私を抱くことで、○○の気持ちが、楽になるなら……。
いっぱい、いっぱい…抱いていいよ。」


1362涙「君のために毎日朝食のパンを焼く幸せを。
君の仕事帰りを晩ご飯を作って待つ幸せを。
君と私の、2人ばかりの子供達の成長を、君と一緒に見守る幸せを。
君と、毎年毎年誕生日や結婚記念日なんかを一緒祝う幸せを。
君が足を悪くして杖をつくその背中を支えて横を歩く幸せを。
君が息絶えて眠るその寝顔を見つめて涙を流す幸せを。私はこれから、一生涯かけて、噛み締めていきたい。……そんな願いは、我が儘でしょうか??」


1363涙(来年)「また雨が降れば、君が同じ傘の中を歩いてくれると思ってた。また晴れた日には、君が"いい天気だね"って、笑って僕の肩を叩いてくれると思ってた。
…また雪が降れば、一緒に雪だるま作って…"人参が無いや"なんて言って笑って……。桜が舞い散れば…。……君は…いなくて…。…ああ…。ああ…。また、同じ時を刻みたかった。また、来年、今年よりも笑って…再来年はもっと!ってさぁ……。何でだよ。何でいなくなっちまうんだよ…!
なぁ……何でだよ。」


1364涙(単身赴任前夜の結婚式)「…結婚してくれて、ありがとね。…私、やっと君が決意してくれて嬉しいよ。
……でも、やだな。明日から単身赴任(たんしんふにん)。やっと結婚出来たのに、今度は独りぼっち。
……嫌味言ってる訳じゃないの。ごめんね。寂しくて、つい。
でも…可笑しいよね。結婚する前よりも、結婚してからの方が…遠くにいるなんて。
……君はズルいよ。結婚しよって言ってくれたの、赴任…決まってからでしょ。
私が、君が遠くに行っても、離れないように。結婚指輪っていう、鎖をつけてさ。
…冗談。……ねぇ?忘れないでね。これからは…私は、君の"奥さん"なんだから。」


1365恋愛「あーあ。…こんなことなら、もっと良い男捕まえとけばよかったー。
…フフッ冗談よ。アンタがあまりにも私のこと野放しにするから、ちょっと意地悪言ってみただけ。
でも、あんまり放っておくと!本当に知らないんだからね。」


1366恋愛「今日は、初めて君とデートした、大切な日だから。
だから、二人で色んな事したいし、僕の知らない事とか…いっぱい教えて欲しい。
…ねぇ。今日を、二人だけの初デート記念日にしようね。」


1367メイド「あら、子猫ちゃん?…フフッもう。駄目なのよ?
ここの奥様は、大の猫嫌いなの。
見つかりでもしたら、ひっぱたかれるかも?
フフッ。可愛い。ほら、お家にお帰り?元気でね。」


1368執事「貴女が欲するなら、私は何だって手に入れて見せましょう。
貴女の為ならば、私は何事も成し遂げて見せましょう。
…お嬢様。私は貴女様だけに仕(つか)える執事でございます。
あの様な不束者(ふつつかもの)の、何がよろしいのですか?
何故…あの様な……。お嬢様……。
私の、何処が気に入らないのですか。…答えてください。私は、お嬢様のことが…!っ…すみません。…私、なんか変ですね。」


1369擬人化(水)「ん?何って、僕は"水"だよ?みず??って、そんな不思議そうな顔しちゃってさ。
水だよ。君がいつも飲んでる、みーずっ!アハッ!やっと気づいてくれたぁ!
ねぇねぇ、何で君はお茶を飲まないの?じゃあじゃあ、ジュースとかは??え、何でって…そりゃあ大抵の人が僕の事、味気無いだとか、物足りないとか言うんだもん。
でも君はいつも僕を飲んでくれる!嬉しいんだよ?楽しい時も、泣いてる時も、怒ってる時も、疲れた時も、いつだって。僕を飲んで、ホッと一息つく君がいてくれる事が。」


1370司令官「うるせぇ!!俺だって、仲間の死には涙くらい流す。コイツらは、俺の司令が無力だったが為に死んだんだ。戦力の問題じゃねぇ。
…クソ…。すまねぇ。お前らの分まで戦って、必ずこの戦に勝つ!!
そして、港に戻ったら、きっちりお前らを家族の元へ帰らせてやる。……約束だ。」


1371戦士(光軍)「闇を信じ戦う戦士達よ。
私は光最後の戦士。○○(自分の名前)。
お前達のことを、私は否定するわけではない。光あれば闇がある。またその逆も同じ事。
我々は、互いに存在するからこそ存在出来る。相互する存在なのだ。
だが、また我々が争わなければならぬのも事実。
此度(こたび)の戦、民から上がる声を聞けば、光はこれで終焉を迎えるのだという声が多く伺える。しかし、光が白旗を掲(かか)げる事は無い!!
我々光は、存在する限り戦い続ける!例えこの身1つになろうとだ!!さぁ、構わず剣を構えろ!!
滅びるのはどちらか。終焉の時は近い!!」


1372狂気「あ~あ。にゃんにゃん、もう殺っちゃったのぉ?
生け捕(ど)りにしろって、あれだけボスに言われてたのに?
無能な奴。何よその目は。私知らないわよ?
殺っちゃったのはアンタなんだし。
アンタだけボスに殺されときな?
さーてと。じゃあ、次はそこのお姉さん。
貴女の相手は、この私…ドュラ・キル・ガルドアルムがしてあげる。
安心して?私は、どっかの誰かさんと違って無能じゃないから。」


1373手紙(お父さん・みんな)「お父さん。お父さん…。今日、世界は平和ですか?皆は笑っていますか?ちゃんと青空は広がってますか?お父さんは…幸せになりましたか?
私は、あの日お父さんの涙を見ました。でも、あの涙は…いつもの綺麗な涙ではなくて、黒く…黒く黒く荒(すさ)んだ涙でした。
私は、お父さんの笑顔を知っています。明るくて、暖かくて…屈託(くったく)の無い無邪気な笑顔。
……でも、お父さんは変わってしまっていた。自分を見失っていた。…"私"が消えることで、お父さんが、本当の自分を思い出せたら、それが私の幸せです。
……お父さん。また笑って下さい。また…綺麗な透き通った涙を流してください。
お父さんはいつまでも、私のお父さんです。さようなら。また会う時まで。」


1374引きこもり「壊れれば良い。誰かが傷つかなければ成り立たない世界なんか、全部壊れれば良い。
ああ、そうか。私消されるんだ。こんな世界に消されていくんだ。……まぁいいか。こんな世界に生きていても仕方がない。…世界が消えろと言うのなら、喜んで消えてやる。」


1375引きこもり「この世界は汚れている。救い用の無い程に。でも、それに負けじと私という人間も汚れている。…だからもう、良いんだ。
この世界が、こんな世界が私にはお似合いだから。」


1376神「これからの世を生きる子供達…さぁ、産まれる時が来ました。
それぞれの母親、父親の元へ行きなさい。
大丈夫。恐れる事はありません。運命が貴方方を守ってくれます。
行きなさい。生きるのです。親の愛を、存分に注がれ、良き人、良き大人となるのですよ。」


1377死神「ハロー♪どーもどーも♪今宵も良き夜、良き死に日和(びより)ですね~。
あれ、気づいておられなかったのですか?
あちゃー。こりゃまた、嫌な死に方しちゃったんですねぇ。
でもー…もう馬車も来てますし、死者の国に行かなければ。
ささ!もう潔(いさぎよ)く行きましょ!あっちも楽しい所ですよ~。」


1378アンドロイド「……私は良いです。マスター…私のエネルギータンクを使って下さい。
大丈夫です。私は、マスターのために存在するロボットですから。貴方の為に壊れるなら、何も悔(く)いなどありません。
生きてください。マスター。ここでお別れです。
コンピューター…シャットダウン…エネルギータンク露出準備。準備完了。
…マスター…。私の気持ち、受け取ってください。さようなら。」


1379涙「母さん…!もう辞めて!!もう辞めてよ!!!
その子は、危険な生物なんかじゃないっ…。森で傷ついた僕を、外界(がいかい)からいきなり入ってきた僕を、!怖がりながらでも必死に助けてくれたんだ!!
その子が僕ら人間を傷つけようとしているんじゃない!!僕ら人間が!この森を壊すから守るために戦ってるんだ!!
母さん!!聞こえないのかよ!!こんなの可笑しいよ……。狂ってる……もう辞めてよ。」


1380涙「フフッ…ウフフ…。フフ……。もう、死んで良いよね。
もう、楽になって良いよね。
…駄目だって言うなら、生きてって泣くなら、私のこと本当に見ているのなら、私の事を助けてよ!!
無理だよね?だって、今私が死のうとしてるの、アンタのせいだもん。
助ける素振りだけ見せて、蹴落としてきたアンタのせいだもん。
……知ってた?最初から傷つけてきた人間より、回りで哀れんで、可哀想だねって言ってくる人間のほうが、よっぽど残酷で汚いんだよ!!……もう良いよね。笑っているのにも、もう疲れたから。
アンタのお望み通り、死んであげますよ。」


1381ホラー(足)「これは、幽霊である私が話す自分自身の死についてのお話です。学校の帰り道。私は、いつもとは違う帰り道から帰路についた所だった。
自宅まではあと20分くらいだろうか。街灯のみが道を照らす狭い一本道で、私はとある"違和感"に気づいた。
…それは、なんというかだんだんと歩む足が軽くなって行くような。もう半分は宙に浮いているのではないかと錯覚させるような…しかし、見ると私の足は、きちんと地面について、その歩みを進めている。
気のせいかと思い、そのまま歩みを進めるも、その"違和感"は徐々に徐々に強くなっていく。
けれども、何回足元を確認しても、やはり私の足は地面の上。
しかし、もう私自身に歩いているという感覚は無く…そのまま、気を失ったのか、それとも眠っていたのか。気がつくと、私の足が道路上に立つばかりの光景が目の前にはあったのです。
立つ…といっても、その足に膝から上はありません。
ただただ、二本の足がその持ち主を待つかのように、立ち尽くしているのです。
…その後、近隣の人によって見つけられたその足は、私の家族のもとへ帰りました。
私?私は…足を失って、歩けないまま、今もこの狭い道に立っています。」


1382姫「なんで…!どうしてよ!?
私はこの国のお姫様様!プリンセスなのよ!!
なのに、なんで、どうして王子様は、貴女ばかり気にかかるのよ!
貴女はただのメイド!私の召使い(めしつかい)じゃない!!
…気にくわない。気にくわないわ!!
絶対…許さないんだから。覚えてなさい。」


1383姫(父(王)の言葉)「…私は平気だ。それよりも、今は囚われた民を救わなければ。……父上は、民の為ならば人の屍をも踏んで進める王女になれ。と、幼い私にいつも言っていた。
此処でただ震えている訳にはいかないの。
戦えるのに戦わない。それは卑怯者のする事だから。」


1384聖霊(ムーンストーンの守護霊)「月は、太古(たいこ)の昔、涙をこの星に落としました。
今ではムーンストーンと呼ばれています。
とても大きな力を秘めたムーンストーンは、今…悪党やハンターに狙われているのです。
だから?って…だーかーら!!その悪党やハンターを見事 蹴散らし、ムーンストーンを守るのは、貴女のようなヒロインの役目なのですよ!
ほらほら!つべこべ言ってないで行きますよ!!ムーンストーンの大ピンチです!」


1385恋愛「…もっと我が儘(わがまま)言えよ。俺にはそんなに信用がねぇのかよ?…平気だよ。お前の我が儘なら、いくらだって聞ける。叶えてやりたいと思える。
しょーがねぇだろ。平気なもんは平気なんだから。」


1386病人(病名は"恋"だった)「狂っている。…そんな事は、とうの昔から分かっていた。…けど、今はただただ相手に甘え、相手を求め、執着(しゅうちゃく)し、縋(すが)る事しか出来ないから……。
お互いにお互いを…今も消したがっている。…だって、そうしたらもう、他人なんか見れないでしょ?
……言うなれば…そう。それは恋の病。お互いに求めているからこその暴力。けれどそれが心地いい。
病名は"恋"だった。その病(やまい)は決して治る事はない。」


1387胎児「鼓動の音が聞こえる。…今、僕を包むのは…いわゆる"ママ"っていう存在で…。
僕の"ママ"は、いつも決まって僕に"恐くないよ"と囁(ささや)く。
…"恐くないから、早く出て来て、貴方の元気な泣き声を聞かせてね。"それは、僕が聞いた"ママ"の最後の声だった。
……気づけば目の前は真っ白で眩(まぶ)しかった。
"ママ"の温もりは消え、むしろ少し涼しかった。
……それからは"ママ"の囁きは聞こえない。僕を撫(な)でる手も感じない。…その時、僕は"ママ"は死んだのだと察した。
ねぇ、"ママ"?僕の"ママ"。僕のお顔、見たかった?僕の泣く声聞きたかった?
"ママ"…"ママ"僕を愛していてくれてありがとう。
来世では、次こそは、"ママ"の子供として、産まれたいな。」


1388魔女「あら(あれ)?どうしたのかしら(どうしたの)。何か恐ろしい物でも目の当たりにした様な顔。…フフッ。
最近の人間は、失礼な事を言うのね(言うんだね)。
私(僕)は怪物ではないわ(ないよ)。
ただの名も無き魔女よ(魔法使いさ)。」


1389森の住人「ほんげぇ。…お姉ちゃん、何処からヒョッコリ出てきただぁ?
ヘヘッびっくりこいたべぇ!
急に現れるもんだから、危うく槍(やり)でも撃つとこだったぞ。
まぁ、悪い人じゃあ無さそうだし、なんか食べてくべ?な!」


1390アイドル「アイドルだからって、チャラチャラしてるって決めつけてんじゃねぇ!
俺達だって、死に物狂いで稽古(けいこ)つけて、ファンの皆に、少しでも楽しい一時を過ごして貰うために頑張ってるんだ。
また馬鹿やってるって笑われたり、この歌が好きなんだって言ってもらえたり……それだけで、俺達は頑張れる。
チャラチャラしてるつもりなんか無いんだよ。」


1391狂気「…何を見てるの?ドラマ?アニメ?それとも…ニュースかなぁ?…ううん。君が見ているモノはただのスノーノイズ(砂嵐)だ。
…君は、ずっとこの景色を見ていたんだね。
フフッ素敵じゃないか?どうして汚いだなんて言うのさ??
君が。ずーっと見とれていた景色なのに。もう飽きちゃったんだ??
まったく、君は悪い子だなぁ。
仕方がないから…僕が君の側でこの景色を見てあげる。
逃げられないよ?君は、永遠にね。」


1392妹「兄様(あにさま)!お帰りなさいっ!
城下町はいかがでしたか?祭り事は?お土産とか、買ってきてくださったのですか??
…あ!これ、か・ざ・ぐ・る・ま(風車)って言うんですよね!
わっ。くるくる回ってます!綺麗です!!
兄様っ、ありがとう!」


1393成人式(ブラコンツンデレ妹)「アーニキッ(兄貴)!どぉ~??可愛い可愛い妹の振り袖姿はっ(ドヤッ)!え?馬子にも衣装って!?ムッキーぃい!!何よそれぇ!!
せっかくの成人式だってのに、可愛いの一言も言えないのぉ!?
ったく、そんなんだから彼女も出来ないのよっ!
ま、私の兄貴に手ぇ出すような女は、私が許さないけどね!!」


1394学校(修学旅行は北海道)「はぁはぁ、…うわぁ。スキー…お上手なんですね!凄いなぁ。私なんて、スキーもしたことなくて、初心者コースでも、もうやっとで…え?一緒に!?イヤイヤそんな、こんな下手っぴに合わせて貰っちゃ悪いです!!
ええ?…良いんですか?フフッそれもそうですね。1人で滑っていても、つまらないですものね!ありがとうございます!」


1395天使「天使だからって…何故、必ずしも善(ぜん)だと言い切れるのですか?
私たち天使とは、神の使いです。神の想いを人間に伝え、また、人間の願いを神にお伝えする。それが私たちの役目。
善行を働くのが天使なのだと、汚名ばかりを浴びせられ…悪行を働けばそれは天使ではなく悪魔なのだと言われる。
何故ですか?…何故ですか。
答えろ。…答えろ!!!
私たち天使はお前達人間に生き方を決められる筋合いなど何一つ無い!!
神には使われようとも、人間に使われる言われなど無い!!
……こんな屈辱を味わうくらいなら、いっそのこと堕天した方がマシだ。」


1396透明人間「顔認証…プリクラ…カメラ…眼…視界………。何1つとして…誰1人として…私を認識出来るモノは無い。
肌に触れたいのに、触れられない。声をかけたいのに、かけられない。誰かに認識されたいのに…それは…叶うことはない。
"透明人間"それは、私のような生き物の事をいうのだろうか?
いや…そもそも私は"生き物"だと言ってもいい存在なのか?ただの"無機物"…宇宙の塵(ちり)も同じなのではないか?
………考えても仕方がない。だって私は、認識されることは無いのだから。」


1397人格("本物と偽物")「"本物"ってなに?
一番最初に存在したもの?一番素晴らしいもの?それとも…元素(げんそ)?……それじゃあ"偽物"って何?…フフッ"私は偽物じゃない"?
何故そんなこと言い切れるの?貴女は私。私は貴女なのに。
どうして、"偽物じゃない"だなんて言えるの?……バカみたい。
偽物は貴女じゃん。そんなに震えて。私に怯えて……。それで本物だなんて、本当に言える?」


1398病人「何で来たの?もう二度と来るなって言ったのに。
…馬鹿みてぇ。五月蝿(うるさ)いんだよ。眩(まぶ)しいんだよ。
アンタは良いよな。まだまだ生きていることが出来るんだから。
でもな、その明るさが…人を傷つけてる事にいい加減気づいたらどうだ。
…もう帰れよ。もう二度と来ないでくれ。迷惑だ。」


1399鬼(小鬼)「ワシはただの鬼じゃ!美しくなど無い!!
…お前は人間なのだろ!何故ワシを恐れぬ!このっこのぉっ!!
…くぅ………。おのれ、覚えておれ!ワシをただの娘(ガキ)だと思って甘く見ておると、この角の怒りをかう事となろうぞ!!
っああ!まて!まて!こんな所にワシを置いて行くでない!!」


1400現実逃避「ああ、つまらない。世界ってつまらない。"1日1日…大切に生きていこう"だとか、"二度と同じ日は無い"だとか格好つけて言ってるくせして、結局過ごしているのは"パターン化"された毎日。今日も起きたら歯磨きをして、顔を洗って…セーラー服(学ラン)を着てパジャマを床へ放って…そしてローファーを突っ掛けながら学校へ。…はぁ。"パターン化"それはいつまでも、どこまでも続く。
抜け出しても抜け出しても…気づけばまた"パターン"の中を生きていくしか無くなって……。
また今日と同じ明日を生きるの。」