2000~


100個


2001先導者「分かっています。

無理などしなくても良いのです。

貴方は貴方らしくあれば良い。

私がそれを保証します。

貴方は勇者。我らが誇る勇者なのですから。」



2002悪役「あら、随分と積極的なのね??

それじゃあ、教えてあげちゃおうかしら。私の秘密。

フフフッ…どうしてそんな怖い顔をするのよ?

私は何もしないわよ。

ただ…楽しい子がいると…やっぱり虐めたくなってしまうのが…私の悪い癖なのよね?」



2003狂気「思い通りにならないものですねぇ…こんなにも貴方を愛してるのに…どうしてこうも思い通りにならないのかなぁ……。

私に何か問題があるとか…?ううん。そんな筈(はず)は無い。だって、私は今まで、一生懸命自分磨きをしてきた。

君に好かれる為なら…私自信が壊れる事だって…気にならなかった。

だって、大好きな君が私の側にいてくれたら、それで良かったから……!

でも……君は違ったみたい。

………ねぇ?………私ね?君が大好きだよ。

叶わなかったら……壊れちゃうくらいに。

だから、ねぇ?私、多分壊れたんだね。……私がこんなに壊れたのに…君だけ平気で…君だけ…普通に幸せなんてさ、ズルいよ。

壊れてよ。私と一緒に壊れてよ!!」



2004職業(花屋さん:嫉妬)「あら。君かぁ。

どう?あれから、ちゃーんと

花を大切にしてる?

ふーん。そう。なら宜しい。

これからも花を大切にし続ける様に。

分かったわね?

ん??今日もお花を?

何にする?好きな人に渡す花…?

ふーん。そう。赤いヒヤシンスの花なんてどうかしら。

…何故って?

そんな事はどうでも良いじゃない?

上手くいくといいわね。その好きな人と。」



2005お嬢様(無くしもの)「お、お兄様ぁ…。

お兄様に頂いた大切なペンダント…

私…無くしてしまいました……。

せっかくお兄様が下さったのに…。

お兄様…ごめんなさいっ…。」



2006森の住人「おやおやぁ??

こんな所に人間…めっずらしぃねぇ♪

まぁまぁそんな警戒しなさんな。

捕って食いはしないよっ。

まぁとりあえず?

一仕事引き受けてくれない?悪いようにはしないからさ!」



2007涙「誰にも受け入れられなかった。

ずっと僕を捨ててきたじゃないか…。

なのに…なんで今更優しくするんだよ…

もう傷付きたく無いんだっ…

放っておいてよ!

……なんで……なんで、なんでなんでっ…。

いつも…いつも僕を捨てたくせにっ…傷付けたくせにっ…。

こんなのズルいよ…。」



2008涙「悔しい…悔しいよっ…。

皆をあんな風に殺されて、奪われて…悔しくない訳無いじゃない…。

ずっと苦しんでる。いつもいつも、皆の元へ行きたいって思ってる。早く皆にまた会いたいのっ……。

でも、行けないの。どんなに苦しくても行けないの!!

私が、アイツの首をカッ切ってやらなきゃ…天国に行った皆に、示しがつかないからさ。」



2009冷血「散々人を馬鹿にしておいて、

困ったときだけ助けてと

すがってくる。

人っていうのはそんな生き物。

それ以上を求めても無駄なんだ。

例え助けてやっても、自分が安全圏に入ってしまえば…またどうせ手の平返し。

また嗤われてるのはこっちなんだよ。

いい加減気づけば?利用されてる事にさ。」



2010恋愛「例えそれが呪われた恋だとしても多分私は離れる事が出来ないのだろう。

私の中の何かが彼を求めている。

それが大切でそれだけが事実だから。

他の誰が何と言おうと、私は彼を愛し続ける。」



2011天使「救える訳が無いじゃない?

そんなどうしようも無いクズは、其処らで死んでいれば良いんだよ。

……酷い??何が酷いの?

酷いのは僕じゃない。この人間の方さ。

人を蹴落として自分が助かろう。そんな人生を送ってきたどうしようも無いクズ。

みんなコイツが死ぬのを望んでる。

君は、なんでそんなクズを救いたがるの?」



2012クリスマス(仕事終わりのママサンタ)「ただいま~。あ、…フフフ。良い子に寝てるわね。 

本当…生意気なくせに可愛いんだから。

そんなアンタに、ママサンタからのクリスマスプレゼント。

よく寝るんだよ。おやすみ。」



2013クリスマス(人妻だってリア充でありたい。)「ねぇ…ねぇねぇねぇ!!…今日が何の日か…分かってる??

せっかくのクリスマスなのにさぁ、家でいつもの晩御飯…って!そりゃ無いでしょ!!

普通、普段家で1人家事を黙々とこなしている健気(けなげ)な嫁の事を想えば…こんな日くらいは…って、イルミネーションだのお洒落(おしゃれ)なディナーだのを計画してくれていても良いんじゃない!?

って聞いてる!?」



2014クリスマス(いつもありがとう)「ふぅ…今年もクリスマスプレゼント…喜んでくれると良いね。

……実はさ、○○にもクリスマスプレゼント…用意したんだ。

いつも子供のお世話とかも任せっきりにしちゃってさ、仕事仕事でお出かけとかにも連れてってやれてないなと思って…。

 はい、これ。いつもありがとう。愛してます。」



2015第5人格庭師「……ピアソンさん……。貴方はどうかしているの。

こんな間違いを犯して…皆を利用するなんて……。

…確かに子供だから何も知らない。間違いだって知らなければ子供達だって貴方に従う他は無い…貴方は身寄りの無い私達に居場所をくれた…恩人だったから…。

暖かい居場所をくれた人を…誰も疑いはしないから…。

でも…違う…これは間違いなの…。

間違いだと気づいて…欲しかった。

でも気づけなかった。

これは、その報い。償い。…ねぇ?…ピアソンさん…。」



2016identity~第5人格~(フレディ:弁護士)「ッヒヒヒ…おやおや…レオさん…。何故こんな所にぃ?

今更、失態を犯した貴方の居場所なんて…此処には無いというのに。

……ん?私が貴方の奥さんを寝取ったぁ?失敬な…私はっ……。ああ……あああ……ち、ちょっと待ってくださいよぉ。落ち着いて下さいってば。

レオさん?レオさんっ…私は、ずっと貴方に救済の手を差し伸べてあげたではありませんかぁ…。

それを逆恨みだなんて…全く酷い人だ…。

………なにぃ?私が貴方を裏切ったぁ?全て知っているぅ?証拠は?証拠はあるんですかぁ? 無いですよねぇ?

ッヒヒヒ…もう諦めて下さいよ。

私は、尻尾を見せたりはしません。私は完璧な人間なのですから。

貴方とは違い、地位も名誉もある。貴方の様な負け犬は、吠えたいだけ吠えていれば良い。どれだけ吠えようが、負け犬は負け犬。勝ち組にはなれないんですから。ッヒヒヒ。」



2017冷血「あら悪魔さん。

また出会ったわね?

悪いけど、貴方は私の邪魔なの。

だから此処で始末するわ。

あら…女だからって甘く見ないで??私に撃てないものなんて無い。

…ペラペラ話している暇は無い。悪く思わないでね?悪魔さん。

さようなら。」



2018冷血「いい加減気づきなよ。

時間は何も解決させてくれやしない。

皆何も忘れやしない。

あの日起こった事を絶対に許さない。

お前が笑って道を歩ける日なんか永遠に来ないんだよ。」



2019冷血「どんなに今まで頑張ってきても

綺麗な蝶になれなければ

何の意味もないただの醜い死体。

誰がどんな綺麗事を吐こうが

それが現実なんだよ」



2020冷血「貴方、本当にクズね。

相手の女がどんなに傷つこうが、どうだって良いんでしょ?女取っ替え引っ替えして…チヤホヤされて…。何が楽しいの?

……貴方に人を好きだと言う資格なんか無い。

愛する資格もない。

貴方みたいな人間は、本当に人を愛した時にはもう信用を無くしてしまっているの。

誰も貴方が傷つくのを止めはしない。

誰も貴方なんかもう構わない。

仕方無いわよね?全部貴方がしてきた事だもの。

貴方に捨てられた女達はさぞ辛い事でしょうよ。

可哀想にね。」



2021擬人化(彼岸花)「私は、後悔していない。

お前が私を摘んでくれて良かったと思っている。

毒があると誰もが私を気嫌った。

それにも構わずお前は私を愛してくれたからな。

だが、摘まれた花は……もう死ぬのを待つしか無いんだ。

根を失った花が咲き続けられる事は無い。

……フフッ…皮肉なものよね?

愛し合う為に死ななければならない。愛したばっかりに相手を殺してしまうなんて。

結局…私の毒が貴方を脅かすことは無かったけど、この運命が貴方に廻った毒だったのかもしれないわね。」



2022狂気「私の事なんか理解してくれなくても良いよぉ?

だってぇ、どんなに理解しようとしたって、分かる訳が無いんだもの。

私の大好きなのは可愛い子が血を流して泣き叫ぶ姿。

ギャーギャー喚いて、助けてぇえなんて命乞いして。

無様に泣きこけて…フフフッ…。

最後には、あんなにキラキラしてた御目めの光が消えてぇ…動かなくなるのぉ!!

貴方にそれが理解できる??」



2023恋「分かるわけが無いじゃないかっ…僕には君が大切なんだ。こんなにも大切なんだ。

なのに何で…アイツのためにそんなに傷つく事が出来るんだよ…」



2024恋愛「もー、ムニムニしないでってばー

聞いてる??

やーめーてー!!

バカ!チューなんか出来る訳無いでしょ

そんな恥ずかしい!!

だから、ムニムニするなー!!」



2025恋愛「君が何て言ったって僕が君を愛している事に変わりは無い。

君の残りの命がどんなに短いとしても…そんな事は関係無い。僕が君を愛しているから結婚したい。そんな理由じゃ納得出来ないかな?

……ただの僕の我が儘なんだよ。

僕の我が儘を聞いてくれないか?」




2026戦士「コイツはテメェらにはやらねぇよ。

わりぃがコイツは俺の相棒なんだ。

俺の相棒は俺の命にかけても

守る。

それが俺の生きざまだからな。」



2027戦士「オッサン!!なぁ…オッサン…!!

オイ…またいつもの冗談なんだろ?

冗談だって言ってくれよっ……。

いつも…俺のこと馬鹿にしてウザイくらいに笑ってたじゃねぇか……。

またいつもみたいにさぁ…冗談に決まってんだろってさ…!

俺のこと馬鹿にしてみろよ…。

なぁ…俺が生きていればとか…そんな事はどうでもいい。

オッサン…あんたが生きて帰らねぇと…この戦は負けなんだ…!

ほら、目を開けて!息をしろ!

頼むから…なぁ…オッサン!!」



2028メイド「ほぉーら、ポチ?

コソ泥(どろ)さんの足音は聞こえる?

フフフッ…良い子ね?じゃあ行くわよ。

大切な宝物は…絶対に盗ませない。例えコソ泥さんが命を落とそうと…そんな事はこの際どうでも良い。

ご主人様の大切な宝物。

何をしてでもお守りしてみせるわ。ねぇ?ポチ。」



2029涙「ほら、泣かないで!

大丈夫。貴方は世界を救った。

自分の使命を果たしたんだから!

貴方はただ、胸を張って生きていけばそれでいい。

今まで影の中で這いつくばって生きていた人達を救った。沢山の人を救った。

私1人、居なくなったからってそんなに悔やむ必要はないの。

貴方が笑っていてくれさえすれば、私もそれで幸せだから!

だからほら、泣かないでっ!」



2030涙「君の影を追いかけながら…なかなか踏めないその影を今日も感じて涙を流す。

そんな日常は悲しい様で…それでも君の影を感じ続ける刻(とき)の流れは好きだった。

いつになったら踏めるのかは分からない。それでも探し続けたい。

いつの日か踏める日がくる事を願って。ただひたすらに。」


2031涙「そんな…そんなぁっ…。

なんで…なんで俺はいつもこうなんだ…!

一番…守りたかった人じゃないか…。一番っ…側に居たかった人じゃないか!

それなのに…それなのになんで…なんで守れないんだよっ…なんで……消えてしまうのがお前なをだよ………。

こんな事なら…世界なんか救わなければ良かった…もっと側についていれば良かった……。 

もっと……もっと……何かしてやれたかもしれないのに……。

なんでっ……なんでだよっ!!!なぁ!!」



2032涙「大丈夫。怖くないよ。

貴女は私がちゃーんと守ってあげたから。

だから泣くことなんか無い。

怯える事なんか無い。

いつだって笑って…いつだって、めいいっぱい楽しめば良い。

貴女は私。私が成り得た私。

そんな貴女が泣きべそかいてちゃ、私だってうかばれやしないじゃない。」



2033悪魔「ふぅん?

お前が俺を撃てるのかぁ?

ヘヘヘ…威勢だけは良いお嬢ちゃんだなぁ。

だが、そういうのも嫌いじゃあ無い。

オラ、早く撃ってみなぁ?

俺は悪魔だ。健気な女の撃つ球(たま)避けるなんざ野暮(やぼ)なマネはしねぇからよぉ。」


2034吸血鬼「ほ~ら愛しの○○よ…。僕の手を振りほどいて…一体何処へ行こうと言うのだ?

いくら僕から逃げようとも…いくらだって探しだしてみせよう!

……捕まえた。その甘い香りのする血を…僕がどんなに望んだか。

逃がすものか。手放すものか!!

君は死ぬまで僕のものだ。」



2035吸血鬼「血だ!血こそが全て!この宝物(ほうもつ)…生物が持った奇跡を!

何としても我が手に…。

嗚呼…この奇跡を…我の他にこんなにも愛せる者がおろうか…いいや。いない。

さぁ…生物達よ。我に捧げよその赤く淡(あわ)く滴(したた)る甘い果実を!!」



2036涙「君という人間をこのフィルムに焼き付ける事に必死になっていた。

沢山の思い出…君の顔…

君の全部をずっと遺(のこ)しておきたかった。だけど君は僕に笑いかける事はなくてずっと泣きそうな顔をしていた。

最後の最期まで君の一分一秒を…亡くさない様に。

嗚呼、神様…僕から○○を奪わないで。

僕のこの命を捧げても…何でも良い。

彼女が生きる術を…僕に……教えて。」


2037涙(心眼)「○○(相手の名前 例:すず)の声が聞こえる…それだけで僕は幸せ。

……何度君に…そう伝えたか…。

僕は眼が見えない…だけど…○○の声だけで…それだけで僕には、僕の生きる世界があった。

○○だけは、誰にも奪われたく無かった。○○だけが居てくれれば…それだけで良かった……。

…なんで、眼が見えないんだ…。

この眼さえ見えていれば……○○は………僕のこの眼じゃ…どこに○○が居るのか分からない。

何も分からない…分からないんだ!!

○○を…○○を助けたいんだ…。

誰か…誰かっ……誰か……そこにいるなら…一度だけでいい…僕の代わりに…○○を見てくれ…○○を………。

誰かっ……………。助けて……。」



2038涙「○○様…今までありがとうございました。

貴方についてきて良かった…。

貴方と過ごした日々は、ドキドキする事ばかりで…毎日がアッと言う間で…。

すごく楽しい毎日でした。

戦で傷ついた貴方を癒す時には…泣きそうにもなりましたが、貴方が私を必要としてくださる事を、いつも嬉しく思っていました。

そして今、貴方の妻として死ねる事を…誇りに思います。

さようなら。○○様。

貴方様の命の尽きるその時まで貴方様に幸福のあらん事を。」



2039狂気「全く…そんな事言われちゃあさぁ。

せっかく嘘ついてきたのに…

ぜーんぶ台無しじゃないか。

ねぇ。どうしてくれるの?

僕がずーっと偽ってきたのに…あっさりバラしてくれちゃってさぁ?

僕の苦労を水の泡にしたくせに…

すみませんでしたで許される訳無いよねぇ?

どうしよっか?すぐに殺しちゃうのは勿体無いし。

ほら、言ってみなよ。」



2040学校(君が消えた教室)「こうなっていたのが私だったら

どんなに素敵な世界だっただろうと

私はいつも考える。

だって、君が消えたこの教室は

こんなに色が無くて、つまらないから。」



2041悪党(囚人)「あら、巡視さん。また私を監視しにきたの?

心配しなくても、私は此処から逃げはしないわ。

だって、捕まった事を恥じてはいないもの。

ただ…もう少しご飯が美味しければ文句無しってところかしら。

……さ、無駄話は此処までにして…貴方も忙しいでしょうから早く仕事に戻って?

明日もまたお話に来てちょうだい。約束よ。

………………良いわよ。行きましょう。

……ん?約束?そんなものは嘘よ。

あのねぇ、私は悪党なの。悪党が捕まって大人しくしている訳が無いじゃない。

私の発する言葉を真に受けるあの男が悪いのよ。」



2042誕生日「お誕生日おめでとう。今日は君の誕生日だから、いつも側にいてくれる君に…大好きな君に…今日は私が想いを込めて…一曲歌います。

聞いてください。○○(曲名 例:ハッピーバースデイ)」



2043怒り「おい!!何死んだ蛞蝓(なめくじ)みたいな目ぇしてんだよ!

しっかりしろ!!

お前なぁっ…まだ死ぬには早いだろ!

生きる価値がねぇだぁ?…馬鹿か!

お前が死んで悲しむ奴がいる限り、お前の生きる価値は金や物なんかじゃ計れねぇ。

お前が死んで良いのはなぁ!

悲しむ奴が居なくなった時か、てめぇに寿命ってやつが来たときだけだ!」



2044恋愛(裏切り)「貴方は去った。私に何も言わずに。

それが答えでしょう?

何で今更戻ってくるの?

何で…突き放しておいてまた優しく出来るの?

私は…貴方に壊されたの。

貴方がいれば、それで良かった。人生どんなに苦しくても二人ならやっていけてた。

……でも、貴方は私を捨てた。

それが全ての答え。

別の回答なんか無いの。

………突き放すなら死ぬまで突き放してなさいよ。

貴方みたいな男……私は嫌いよ。」



2045メイド「ご主人様!私はこれでも、ちゃんとした訓練を受けてきました!

弱くなんかありませんっ。

ご主人様を守る為なら、何だって…ええ。何だって致します!!」




2046お姫様「何故…此処へ来たのですか?……知らない方が良い事だってあるでしょう?

何人もの戦士がこの国を守ると言って戦場へ立ち、散って行きました。

今回だってそう…貴方もどうせ散って行くんです。

命を捨てに行く事は無い。滅び行く定(さだ)めのこの国に命を賭(か)けるだけの価値はありません。

……違う…。違う違う!!違う…。

私だって…この国を守りたい……。お父様の敵(かたき)を撃ちたい…。

そんなの当たり前でしょう…?

でも…これ以上この国の為に人が死んで行くのを見たくは無い…。

……どうしろって言うんですか…私は所詮…まだ子供なのです……いきなり一国の主だなんて言われたって…そんなの無理ですっ…。

守りたい……でも守れないんです…。」


2047怒り(兵器等要らない。)「最低!貴方みたいな人がいるから、世界は平和にならないのよ。

昔は国中のみんなが笑って暮らしてた。

生まれてから死ぬまでいつだって幸せだった。

貴方が来たからっ…貴方が幸せを奪ったからっ……。

なんで……此処に来たの?なんで此処だったの??

答えてよっ……。

国中の人が…貴方をどんなに慕(した)い…どんなに…信じてきたか分かる?

国を守る救世主だって…皆がそう思っていた事…知っていた?

戦争をするためにだけ産み出された兵器なら…この国には必要無いのよ。

緑豊かで平和な国。それで良かったのよ!!

…壊してあげる。私がっ…貴方を壊してあげる!!」



2048「バカ野郎!!失った時はもう二度と戻って来ねぇ…。

今この時が無駄なんて、んな事言ってんじゃねぇ!

お前の無駄なこの時を…生きたかった奴がいる。

お前が嗤(わら)ったこの時を…!喉から手が出るくらい…這いつくばって手を伸ばしたいくらい…欲しかった奴がいる!!

それでもテメェは!この時を馬鹿にできんのか!!」


2048クリスマス(ネトゲーマーの冬)「オイ。てめぇらー。クリスマスが何だって?

サンタクロースがなんだってぇ!?

関係ねぇよ。12月ってのはなぁ!

炬燵でみかんでも貪りながらネトゲのイベントやり散らかすだけの月なんだよぉ!!

何がケーキだカップルだ!!

イルミネーションなんていう、うるせぇモンで木を縛りつけんじゃねぇよ!!このバカ共がぁ!!」



2049「オイ。"死にたい"なんて馬鹿な言葉は滅多な事で言うもんじゃねぇ。

俺はなぁ…能力者だからなんて理由でお前を買った訳じゃねぇ。

お前が死にたくねぇって…テメェに はっついてるその口で!生きたいって言ったから買ったんだ!!

テメェが自分で生きてぇって言ったならなぁ!死ぬその瞬間までその言葉を曲げるんじゃねぇ!

他人に何言われたか知らねぇが、脅されて変えれる言葉なら最初から言わねぇ方が良いってもんだぜ。」



2050戦闘「なんで…テメェは熱くなれねぇんだ…。

言っただろ。戦に冷静さはいらねぇ。

必要なのは、熱く燃える心。

闘志。

お前の冷静さなど…俺の熱で溶かしてやる。

何もかも…此処で全てが終わる。

生き残れるのはどちらか一方。

お前に俺を殺せるか!!!!」



2051戦士「意を決しただと…?くだらん戯(ざ)れ言だ…。お前にとって、意志とは何か…決心とは何か!今一度考えるが良い。

お前は何故戦う?

何故戦場に立つ?

己の命を賭けてでも守りたい何かがあると…皆(みな)同じような事をぬかす。

…教えてやろう。己の命あっての勝利。死して尚他人を守る事が出来れば良いなどと抜かす弱者など、戦場に立つ資格は皆無に等しい。

……勝利とは戦士が無事の帰還…覚えておけ。弱き者よ」



2052「裏切られただぁ?

テメェは馬鹿か。裏切りなんて当たり前。勝った負けたの世界では騙された方に罪がある。

一秒先の己の命も危ないこの場で裏切られただぁ吠える負け犬なんざ助けてやる価値すらねぇ。

なぁ。アンタ…よく此処に来ようと思ったな?

此処は弱肉強食の戦場。

テメェのような甘ったれた奴は腹の置き所を決めた狩人(かりゅうど)に狩られるのみ。

せいぜい良い肉になってくれよな。出来れば俺の邪魔にならない様に。」



2053涙「好き??僕は嫌いだね。

どんな人間に対してもニコニコ出来る君なんて、僕は信用出来ない。

何が"君は特別"だよ…何が"君が好き"だよ!!

どうせ誰にだってそうやって媚(こ)び売って笑ってんだろ。

もう僕に近づいて来るな!!この嘘つきが!!

………なんで?なんでまだ笑ってんの?…大嫌いなんだよ。その笑顔。」



2054涙「助けてくれようとして、ありがとな。 

私、誰も頼るヒトいなかったから、とても嬉しかった。

でも、外から来た奴が此処で命落とすの、良くない。

だからもう逃げて欲しい。

……私、お前の事…忘れない。

私の知らない外の世界の事、沢山教えてくれた。

でも、此処…私の古里。守らなきゃいけない。

それ、私の使命。

ありがとう。○○。私の大好きなヒト。」



2055涙「ねぇ?届くと思う?

……ああ…ごめん。いつも不意に言葉にしてしまうんだ。

…いつも、いつも此処で呼んでる。

影も見えないある人の事を…いつも呼んでるんだ。

届いてるといいな。僕の声…。

届くかなぁ?どう思う?」



2056「今は辛いかもしれない。

でも救われる日がきっとくる。だから今は信じて戦うんだ。

何があっても…諦めないで。

生きて…生きて…生き抜くんだ。

闇が深くても、絶対に一筋の光が見える。

いつか…僕等また出逢えたら…連れていってあげるよ。僕の住んでいた世界に。」


2057病み「私らしさって何??

私はね、ママのお人形なんだよ?

ママは、私に"お人形遊び"とか"おままごと"とかを教えてくるの。変だよね。

私はそんな事これっぽっちもしたく無いのに。

でもね?分かったの。

私はママのお人形だからママの思う通りに動かなきゃいけないんだってこと。

だからねぇお姉さん。私、お姉さんにはついていけないや。

ママを悲しませる訳にはいかないから。」



2058(ライバルの女)「あら、貴女に何の関係があるの?

私は貴女に話してるんじゃないの。○○に話してるの。

貴女…○○の何?恋人?違うわよね?

恋人でも無い癖に恋人面して…"○○に色目使わないで"?

フッ笑っちゃうわね。

あのねぇ。男は獲物。狩りも出来ない癖にいっちょまえに噛みついてくるんじゃないわよ。この勘違い女。」



2059狂気「沢山の人が…私を通りすぎて行った。

信用して。大丈夫だからって……皆、皆そう言った!!

でも…誰一人…私の手を取ってはくれなかった。

何で…?何で…何で何で…!!

……壊れてるって?私が?

……フフ…あは、あははは…そうかも…しれない、ね。

だって…悔しいんだもの。

助けて…助けて!!って…こんなに必死に頼んでるのにさぁ…。

誰一人助けてくれないんだよぉ?

貴方だって…どうせそうに決まってる。…私は違う?

………黙れ……そんな綺麗事…もう要らないんだよ。」



2060「おやおやぁ?今日はよく邪魔が入るなぁと思ったらぁ…。

また君ですか。

全く目障りな人だ…。

僕の行動にいちいち邪魔をされては…僕としてもこれ以上はと…怒りが込み上げてくるものです。

……嗚呼……待って下さいよぉ。まだ話は終わっちゃいないんですからぁ……。

待て…待て待て待て待て…待て!!

……はぁ……はぁ……ははは…ははは。この僕の計画が…此処までコケにされて…僕がタダで済ませれる訳が無いでしょう?

貴方達は…絶対に逃がしません。

天地どこへ逃げようが…僕が貴方達を殺してあげます。

何年何日かかろうとも!!必ずこの手でぇえ!!ははははは!」



2061擬人化(ゲームデータ)「なんで躊躇(ためら)うの?

なんで嘘つくの?

いつもみたいにさぁ、いつもゲームデータを消すみたいにさぁ…。消しちゃえば良いじゃん。

どうせ要らないんでしょ?

それなのに…なんで今日は躊躇(ちゅうちょ)しちゃうかなぁ。

なんでもかんでも…人の気持ちも考えずに捨てちゃうくせに。

私達は、貴方にとってただの捨てゴマ。違う?

……違うとは言わせない。

それなら貴方が捨ててきたモノは?どうして捨てたの?

答えてよ。答えてよ!!」



2062冷血「なんで逃げるの?なんで抗うの?

逃げたって…どうせ変わらないのに。

何をしても変わらない。変わる筈がない。

だって…人間は好きにやってきたのだから。

もうこれ以上…好きには出来ないの。

絶対的な力。それが貴方達人間を支配します。

私達の支配は絶対。

抗う事は出来ません。」



2063ショタ吸血鬼「ねぇ!ちょっと。

こっち!下だよ下!

やっと気付いた~!

あ…コホン…僕は偉大なる吸血鬼○○。

今宵は貴様に通(かよ)う真紅の血

を頂きに参上した!

ん…コラ!僕は可愛いくなんか無いゾ!!

それよりも血をだな…!

お、オイ!抱きつくなぁあ!!僕の話を聞けー!」


2064ロリ吸血鬼「ん…んん…(クンクン)だぁれ?凄く良い匂い♪

誰だか知らないけど…少しだけ舐めさせてはくれないかしら?

(クンクン)うふふ…みぃーつけた♪

そこにいるんでしょう?

調度お腹も空いてきた事だし…。

私に貴方の生き血を頂戴。」



2065賞金稼ぎ「あーら。良いじゃない。

貴方、私が誰だか知ってる?

私はねぇ。能力者ハンター。

世界に在する様々な能力者を狩り…金を貪る賞金稼ぎ。

貴方は…時を操る能力者。違う?

フフ…フフフフ…。図星の様ね。

良いわ。時を操る能力は…能力の中でもトップクラスの大目玉。

何人もの賞金稼ぎが狩りに失敗したと聞くわ。

その大物を…この私が狩ってあげる。

能力者さん?私は手強いわよ?

覚悟してね。」



2066煽り「はいはい。鬼さん?

僕は此処ですよ?

…全く、こんなに目の前にいるのに気付かないなんて…とんだ御馬鹿さんだなぁ!!アッハハ!

そうそう。ちゃんと追いかけなきゃあ。

一応それでも鬼なんでしょう?

ほらほら来てみなってぇ(笑)

はい、だめぇ!!

ざーんねんでしたー!

ダメダメぇ。君みたいな御馬鹿な鬼に捕まる様な雑魚じゃないんだよ僕は(笑)

バイバイ。御馬鹿さん!次会う時は僕を捕まえれればいいね~。」



2067涙「なんで僕に遠慮するかなぁ…。

もっともっと…僕に甘えてよ。

僕は…君の為に傷つくなら…そんな傷に痛みなんて感じない!

そんな事よりも…君が傷つく姿を見る方が…ずっとずっと辛いんだよ…。

此処が…心が痛いんだよ…。

自分のためになんて思わなくて良い。僕の為に…側にいて欲しい。

僕が絶対に守るから…!いつか…君を笑顔にしてみせるから…!

もう何処にも行かないで……。」



2068涙「なんで戻ってきたの?

なんで逃げなかったの?

此処へ来たって…私は助からない。

アイツ等は私を殺そうとしてる。

君には関係無い……。

ねぇ…なんで逃げてくれないの。こんなに言っても分からないの?

……来る…。早く…早く逃げて!!

っあ………。そんな……そんな…そんなそんな…!そんな事って……。

やめて…もうやめて!!

私は大人しく死ぬ…もう死ぬから…。

もう誰も傷つけないで…。」



2069涙「私ってさ…馬鹿だからさ…何1つ…分かって上げられ無かったんだよね。何も分かってない癖に、"何で貴方が傷つかなきゃいけないの。私なんか、死んだって良い"なんて言って…あの人を傷つけて………。

私…あの人に会いたい……もっと…伝えなきゃいけない事…いっぱいいっぱいあったのに…それなのに…何も伝えれて無いっ…。

もう…本当に会えないの…?本当に…この世界のどこにも、もうあの人はいないの??

ねぇ…ねぇ!!!○○!!!返事してよ…。」



2070「もっと…簡単に伝えられたらなぁ…。

もっと簡単に…伝える事が出来てたら…もっと違ってたかもしれない。

でもさ。今更間違えを正せる訳でも無し、アイツが帰ってくる訳でも無し…どうにもなんねぇ事だってあんのさ。

そういう時はさぁ、もう先に進むしかねぇの。

いつまでもクヨクヨしてらんねぇし。

だから、お前ももうアイツの話すんなよな?

進まなきゃなんねぇんだ。少しずつでも…一歩一歩さ。」



2071恋愛(骸を愛する少女)「……私は別に、変わってなんか無い。だって私は、ただ愛しているだけ。

この人だって、私を愛しているだけ。

愛し合っているのに、一緒にいてはいけない理由なんて無いでしょ?

生きていようが死んでようが…そんな事は関係無い。

私がこの人を愛するから。この人が私を愛するから。

だから私達、一緒にいるの。

これは誰に否定されても変わらない。私達の愛のカタチ。」



2072冬「あ~。寒いね~…。

こんな日は暖かいシチューでも食べたいなぁ。

…ん?何見てるの?

顔になにかついてる??

何でもない??ふーん。変なのっ。

わっ……冷たっ…。

あ。見てみて!雪が降ってる!

初雪。綺麗だね。ちょっと寒いけど。(笑)」



2073天使「裏切ったって??それの何が悪いの(笑)

ああ。僕は確かに天使だよ?だけどさぁ…。天使は裏切らないって…誰が言った??

言ってないよ。誰も言ってない。

…あのさぁ。何か勘違いしているみたいだけど、天使だろうが何だろうが…結局は利益を求めるの。

アンタには僕に力を貸させるだけの利益をもたらせれなかった。それが全てだよ。」



2074ゲーム:シャドウバース(狂恋の華鎧・ヴィーラ)「嗚呼…御姉様…御姉様は如何(いか)なる時もお美しい。私は御姉様を守るために咲き…そして散って行きましょう。

私のこの身は御姉様の為に。

結ばれる事は永遠に無くとも…私は一生涯…御姉様に忠誠を誓いましょう。」



2075魔女(可愛い系)「んー…うるさいなぁ。私だってねぇ!魔法の1つや2つくらい使えるもの!

馬鹿にしないでよね!

え?何かやってみろ?し、しょうがないなぁ。

チチンプイプイ!本よ浮け!!

………浮けぇ!……お、おかしいなぁ…浮け!浮けぃ!!(本が顔に飛んでくる)ゲフッ…。

ち、ちがう!!こんなはずじゃ無かったんだもん!!」


2076魔女(セクシー系:色欲の魔女)「あら…この私に意見するだなんて…貴方、なかなか肝(きも)が座ってるのね。

ねぇ、世間で私がなんて呼ばれているか知ってる??

私は色欲の魔女…。最低最悪…色欲を司(つかさど)る大いなる魔女とはこの私の事よ?

今まで何億の魔女祓い達が私を祓おうと近づいて来たけど…。

無理に決まっているじゃない?

だって、男は愚か女ですら私の魔法には逆らえない。色欲に抗える生物など存在しないのだから!!ッフフ。

貴方も例外じゃあ無いのよ?どうせ私を狙って此処へ来たんでしょ?

でも…そうね。貴方は可愛い顔をしているから…ゆっくり可愛がってあげなくちゃ。

ねぇ?強がっちゃって。貴方もそうなる事を望んでるんでしょ?隠さなくたって良いの。

私が貴方の全部を受け止めてあげる。

フフッフフフッ。」



2077バレンタイン(ツンデレちゃんのバレンタインチョコ)「はい。…何って…分かるでしょ?コレが欲しかったんでしょうが…!

ば…"バレンタインチョコ"よ。

勘違いしないで!ただ余ったから持ってきてあげただけなんだから!

どうせ貰えてないんだろうと思って!!」



2078バレンタイン(デレデレちゃんのバレンタイン)「ねぇ、今日はバレンタインだよね?

だから、○○君にチョコ…作って来たんだぁ。

甘いの…苦手だったかな??

エヘヘ…良かった。

あああっ恥ずかしいからぁっ。あとで見てっ?

やだやだ!恥ずかしいってばぁ!うぅ…///

ど、どうかなぁ?美味しい?本当!?嬉しい///」



2079バレンタイン(ツンデレくんのバレンタイン)「え?今日バレンタインだっけ?へぇ~そっかー。まぁ俺は甘いもの苦手だから関係無いけどな!!

え、いや…苦手だってだけで…べつに嫌いとかじゃないし。

せっかくだから…貰ってやらない事も無いぞ?

どうせ、俺くらいしか渡す奴いねぇんだろ?」



2080バレンタイン(デレデレくんのバレンタイン)「ねぇねぇ!コレ、俺の為に作ってくれたの!?

ありがとう!!

開けてみてもいい?開封~!

クンクン…うわぁ~!美味そう!

俺には勿体無いなぁ…。でも…でも食べたいッ!!はむっ。

美味いッ!ねぇ、君も食べてみなよ!これ、すっげぇ美味いからさ!はむっ。はひっ!ほっひーけーむ(ボッキーゲーム)!

………やっぱりやめた。

キスしたくなったからもうキスしちゃう!」



2081シスター「あら?神を信じたのは○○さん…貴方自身の意志のはずでしょう?

それを、お前のせいだなんて…。

それは酷い話ですわ?

私は貴方に信じるべき道の選択肢を提供したまで。貴方自身が何を信じるのか。その選択権は間違い無く貴方にあったのですから。責任は貴方自身にあります。

責任逃れは愚か者のする事です。

私は、貴方にそうはなって欲しくない。

貴方には紳士でいていただきたいのです。

ねぇ?○○さん。分かるでしょう?愚か者には必ず、神からの天罰がくだるのです。

貴方のお友達が…そうであった様にね。」



2082能力者「だぁー。化け物化け物うるせぇんだよ。

俺等が並外れてる?人間の成せる業(わざ)じゃない?

ほざくな雑魚が。

俺等が並外れてんじゃねぇんだよ。てめぇらに成長が無いだけ。進化が無いだけ。

日常を只無駄に貪り、価値の無い毎日を何年、何十年と続けて死ぬ。そんな一生を生きてるから…てめぇらは雑魚になんだよ。

俺等は進化した。

毎日に価値を見いだした。

だから普通にこうして生きられる。てめぇらの様な雑魚とはちげぇんだよ。

何なら…てめぇらの命が無駄にならねぇように、俺が喰らってやろうか??」



2083騎士「安心してください。

私が絶対にお守りします。

この命に変えてでもね。

この国は…私にとっての宝箱。

この美しい国を…他国に奪われない為になら、この首捧げたって守り抜いて見せますよ。

……しばらく、お会い出来なくなるやもしれません。

ですが、必ず帰ります。

なので待っていてください。

国を…お願いします。姫様。」



2084母「要らない。

私には要らないの。子供なんて。

育てていく気も、お金も無い。

子供なんて孕(はら)んだせいで彼にも捨てられた。

ねぇ…私を不幸にするだけの子供なんて誰が望むの?

一体誰が…そんな子を生むの!?

生まないわよ。誰も。

だって最初から…生むつもりなんか無かったんだから。

子供を下ろす事が悪なんだったら、望まない子を生め生めとどやす周りの人間の方がよっぽど悪じゃないかしら?

……私は生まない。それが私の結論なんだから。もう放っておいて。」



2085涙「帰ってこないの。でも…だからってあの人の大好きだったこの場所を捨てられなくて…。

何でだろうね?いっそのこと捨てちゃえば…どんなに楽か。

そんな事は解(わか)ってるんだけどなぁ。

でも…どうしても諦めきれなくて…どうしても捨てきれなくて…。

バカだなぁ…私。

帰ってこないって分かってて…いつかっていう希望に甘えちゃうなんて…。

帰って…きてよ…。いつか、いつかで良いからさぁ!!」



2086涙「良いんだよ。

俺は、お前を生かす為についてきた。だから今更、命なんか惜しくねぇ。

なぁ、聞け。人生、別れなんていくらだって訪れる。目を反らす事なんかできねぇんだよ。

……あのな。悲しいのは俺だって同じ。出来ることならまだついていきてぇさ。

だけどよぉ…っ…俺の身体はもう…もたねぇんだ。

分かるだろ!!聞き分けの無い事を言うな。

お前にはお前の先がある!!

俺に甘えるな。自分で歩け!

そうでなきゃお前に未来はねぇ!分かったか!!

………そうだ。それで良い…。

……く…俺も落ちたモンだな…。大切なモン1つ守れねぇとはな。」



2087悪役「最低?最悪?フフフ…貴女にそう言っていただけるとは、僕も光栄ですよ。(笑)

クラン王国の姫君(ひめぎみ)よ。僕はこの国を…いいや?貴女を不幸にする事が出来ればそれで良い。

王妃の死を始めとした偉大なるこの計画から、貴女は決して逃げられない。

何故か?僕は貴女に惚れているその身体…その瞳。唇…全て美しい。

愛している。

それなのに傷つけるのかって?フフフ…君は何も分かっていないな。

好きだからこそ、愛しているからこそ傷つけるのだよ!!」



2088桜の一座「裏切り者だから?お前を見捨てろってか?お前が裏切る訳が無いだろ。俺は分かってる。お前が俺等にしてくれた事は、絶対に嘘じゃない。そんな事は、俺等が一番よく知ってる。

それを何だ?"私は裏切り者だから"って。そりゃねぇだろうよ。

いいか。お前は俺等の仲間だ!何があっても見捨てる様なマネはしねぇ!

お前が散るなら、俺等も散る!

咲くときは全員で咲くんだよ!!

この背中に背負った桜の大木を見ろ!俺等は桜の一座(いちざ)!仲間見捨てて誰が咲くか!!」


2089騎士「安心してください。

私が絶対にお守りします。

この命に変えてでもね。

この国は…私にとっての宝箱。

この美しい国を…他国に奪われない為になら、この首捧げたって守り抜いて見せますよ。

……しばらく、お会い出来なくなるやもしれません。

ですが、必ず帰ります。

なので待っていてください。

国を…お願いします。姫様。」




2090悪役「君達。…それ以上先に進まれると困るんだよなぁ。

此処まで散々…僕の邪魔をしておいて…無事に此処を通すと思うな!!ボスの所には行かせない。此処でお前らは、僕に殺されるんだ!だからっ……僕と戦え!!……黙れっ黙れっ黙れ!!

僕はもう弱くない…助けて貰ったからって、お前らの仲間になんかなるものか!!

ボスが絶対。ボスのためならこんな命、惜しくない!!」



2091恋愛(独占欲)「貴方は私だけのモノ。何処にも行かないで欲しい。私の手の中でずっと踊っていて欲しい。

ねぇ…貴方は私以外の人間と触れ合う事なんか許されない。

君の温もりを知る人間なんて私だけで良いの。」



2092お嬢様「あら。ウフフッ"貴女は薔薇よりも美しい"なんて。貴方はお上手ですね。

近頃の殿方というのは、その様にお上手な方ばかりなのですか?

薔薇よりも…なんて…フフフ。なんだか照れちゃいます。

あの…○○様?私はこれまで…"父の娘"としての人生を歩んできました。ですが、私は私を…一人の女として扱っていただきたいのです。

……こういうの、我が儘なんですかね??」



2093ゲーム:シャドウバース(エンシェントエルフ)「森と命の巡りを見守るのが我々古きエルフの役目。若き人の子よ。貴方も巡りの1つならば、私の力をお貸ししましょう。

悲しき定め…この森も滅びる時が来るというのなら、その死を看(み)とるのも、私の役目でしょう。

大丈夫……如何なる時も、頭(こうべ)を垂(た)らしてはなりません。上を見上げ、未来を見つめるのです。背(そむ)けてしまっては、なにも見えませんから。」



2094魔女(ダーク)「ッフフフ(笑)私…貴方みたいに生意気な子…大好きよ?

だってぇ…私にただただ忠実なだけのお人形なんて、つまらないじゃない。

そんなのより、貴方みたいに虐めがいのある子の方が楽しいし。私も退屈しないもの。

ほら、もっと遊びましょうよ。もっと貴方を見せてちょうだい?」


2095主人公(ヒーローの種)「所詮こんなものさ。

世界は残酷で冷酷。

緩やかに朽ちていくこの惑星(ほし)を救える救世主なんか、本当は存在しないんだ。

それなのにさ、皆誰かが救ってくれるって信じてる。

バカみたいだよね。信じてるだけじゃ何も変わらないのにさ。

………でも、諦めるなんてできなくて…。

今まだこんなに輝いてる惑星(ほし)がさぁ!

いつか…無くなる日が来るなんて…そんな事信じたくなくてさ…。

こうしてコソコソ愚痴溢して…震えて…。どうしようも出来ない自分が腹立たしくてさぁ…!!

どうしてくれるんだよ…なんか知らないけど怖くて怖くてしょうがないんだよ!!

クソ!!………奇跡でも何でも…起きるなら起きてみろよ!畜生!!」



2096戦士「いつだって信じてきたさ。いつだって…僕達はこの国を信じてきた。

だが、そんな僕達を裏切ったのは国だ!

皆…今こそ我等は立ち上がるべきではないのか。

今こそ!この国の民の為に国と戦うべきではないのか!!

皆、手を。我等、この国に遣える騎士として!闇に堕ちたこの国を救うべく!国を攻撃する!これは裏切りではない!

国を救う手立てなのだ!!」



2097能力者「しょうがないなぁ。

僕がアンタを人間に戻してあげる。

だから金輪際(こんりんざい)僕に逆らわない事。

無駄口きかない事。

分かったら返事!……ククク。良いね。一度でも良いから君に言うことを聞かせたかったんだよね~。

それが、これからはずーっと僕の言いなりかぁ。

良いねぇ。助けてやるくらいの価値はある対価だ。

さてと。で?人間になりたいんだよね?普通の人間にさぁ?(笑)

まずは自分をちゃーんと認める事。アンタは化け物。

どう足掻(あが)いても…取り繕(つくろ)い様の無い化け物なんだ。

それをちゃーんと理解しなけりゃいけない。

ホラ。化け物だって言われただけで、そうやって違う違うって吠えて。

だからアンタは人間になれない。

だからいつまで経っても化け物から卒業出来ないんだ。

これからもそう。君が君を化け物だと認めない限り…君は人間にはなれないんだよ。

ねぇ?言ってごらん?"僕は化け物だ"ってさ。」



2098女王「あら、そんなにご不満ですか?私が国王になる事が…。

しかし、仕方の無い事です。

貴方方は負けたのです。

私が勝った以上、貴方方に抗う手立てなど無い。従うしか無いのです。

……はぁ、野蛮(やばん)ですね。

そんなに国王の座が欲しければ、もう一度私達と戦いますか?

まぁ…そちらに何人…いいえ。何万人の死者が出るのかは計り知れませんが。

脅しじゃありませんよ。私は本気です。

貴方方が本気で私の王座を奪おうとなさるのなら、私はそれに本気で抗います。

………私は、死者など何万人出ても構いませんから。

ただこの国を、誰の手にも渡したくない。それだけです。」



2099森のお人形作り「私はね?貴方に救われたんです。

ねぇ…○○。貴方が私を見つけてくれて、私の作るお人形を…可愛いねって言ってくれて…。

それから私のお人形とただお喋りするだけの日々は終わったんです。

貴方がいてくれたから…お人形作りを今でも続けていられるし、

貴方がいてくれたから…泣く事も無くなった。

そして、貴方は今も此処にいてくれる。

でも……ねぇ?○○。

今は貴方と、お喋り出来ない…。

一人じゃない……一人じゃないのに…分かってるのに…。

これじゃあまるで…一人ぼっちみたい……。

泣かないようにって…上を向いてきたけど…でも…今だけ…今だけは…泣いてもいいかなぁ…??」



2100RPG「ヒーローの素質なんて、そんなモノは本当はいらないんだよ。

大切なのは、どんだけ守りたいモンを想えるか。それだけなんだ。

なのに、国ときたらヒーローの素質が足りない!!なーんて…馬鹿げてるよなぁ。

お前は勇者だぜ?自信をもて。

誰もなれないモンになったんだからさ。」