1401~1500


100個


1401異世界「"宇宙に独り"それは悲しい事なのですか?

…誰だって、最初は1人で存在する。孤独の中をさまよって…そしたら、いつの間にかパパとママに出会う。

…1人は辛い?…1人は苦しい?……ううん。1人は2人。2人は4人の始まりだから。1人でいるのはこれから"出会う"前の入り口だから。

…だから、今日も私は"宇宙に独り"で生きてゆく。」



1402恋愛「好きだって言ったら?

…俺が好きだって言ったら、どうすんだよ?

…ったく、そんな困った顔すんじゃねぇよ。

…今まで言えなかった。でも、誰にもお前を渡したくないんだよ。悪かったな。素直に言えなくてさ。

…なぁ。本当に行っちまうの?アイツのとこにさ。」



1403語り手「丁度20年前…永遠の愛を誓ったばかりの…あの頃。君は、僕の前から突如消えた。

それは"不幸"と片付けてしまってはいけない程の…事故だった。

あれから20年…僕は他の人と付き合う事も無く…。42年という短い人生を終えた。

死因は、心臓に出来た腫瘍(しゅよう)だった。

…そして今、死後の世界への道を歩いている。

死というのは、誰もが恐怖を感じるモノだと思っていたが、不思議と僕自身、"やっと君に会える"という幸福しか感じなかった。

この道は、どこまで続くのだろう?

眩(まぶ)しい。眩しい…はずだけど、なんだか心地いい。

……僕はいつの間にか眠っていた。

目を開けると、そこには…20年前と変わらぬ君の顔が、心配そうに…それでも嬉しそうな顔が覗いていた。

……"久しぶり。やっと会えたね"」



1404お盆「…ありがとう。今年も…私のいるお盆の夢を見てくれて。きっと、今年こそはもう見てくれないだろうなって思ってたから、正直…また此処に来ることが出来て、驚いてた。

今年も、何もかも忘れて、此処でお盆を過ごすことが出来たよ。…あーあっ!この数日間…あっという間だったなぁ。

…もうお別れかぁ。

…お別れじゃない…か。そう言ってくれるのは嬉しいんだけどね。また来年!…会えないかもしれない。

今度は、此処に帰ってこれないかもしれない!!

………思い込みかな。

でもね、今君から離れたら、きっともう二度と会えないって…そう感じるの。」



1405戦士「戦う者は戦え。恐れる者は死ね。どうせ国の為にならぬ命など、ここで捨てるのだ。

いいか!コレは遊びじゃない。戦(いくさ)なのだ!!

先(さき)の戦(いくさ)、既(すで)に戦場へ向かった我らが英雄達(えいゆうたち)は、殺された。

今も尚(なお)、その血肉(ちにく)や骨はあの場所で我らの助けを今か今かと待っているんだ。

立ち上がれ民よ!!そして運命を切り開け!!」



1406戦士「……僕は、なかなか僕を認めてくれない家族に…認めて欲しくて…一人前になりたくて…!防衛隊(ぼうえいたい)に入ったんだ…。

僕は…防衛…なんて簡単なモノだと思ってた。

戦場の最前線で戦う勇者達の後ろで、適当にあしらっていれば、それで良いモノだと思ってた……。

でも…違ったんだ…。僕みたいな弱虫じゃ…。自分の家族すら守れなかった……!!

悔しい…悔しい!!!ああ…あああ!!ふざけんな…ふざけんな!!!俺が…俺自身が甘ったれてるから…こうなってんじゃねぇのかよぉ……!畜生…畜生(ちくしょう)!!」



1407戦士「うるさい…。もうマスターと呼ぶな…。…ッハハ…格好悪いな。いつも、"仲間の為になら死ねる戦士であれ"と部下に言ってきた俺(私)が、死ぬのを拒むなんて。

…これでは、マスターたる資格などない。

…この戦(いくさ)は、どちらかが全滅するまで終わらない。なぁ。

……終わらないと言うのなら、此処で終わらせないか?…ああ…自滅というのは、俺(私)が一番嫌ったら行為だ。

だが、……俺(私)は、お前となら死んでも良い。……すまないな。最後の最後に…弱い俺(私)など、見せてしまって。

……お前のことを、愛している。永久に…愛している。」



1408おとぎ話(白雪姫の継母(王妃):林檎)「鏡よ鏡よ鏡さん…この国で一番美しいのはだぁれ?……そう。鏡はいつも決まって…それは"王妃様"…つまり私だと答えてきた。

しかし真実を映(うつ)す鏡は今……それは"白雪姫"だと…はっきりとその透き通る様な鏡に…私の血も継がぬ娘を映したのだった。

…何故?私の日常に…突然入り込んできた…"邪魔者の娘"。

白雪は私から全てを奪って行った。城の家来は皆…私では無く、白雪を慕った。

……悲しみ…嫉妬…嘆き…怒り…殺意。あらゆる感情が私の心を燃やした。

そして思い立ったの。

この私の想いを"林檎"にのせて、最愛なる白雪姫へ贈ろうっていう、サプライズをね。」



1409涙「…泣きたいよ?でも、一番泣きたいのは、君だって分かってるから。

だから、僕は泣かない。

大丈夫。君は沢山泣いて、沢山笑えばいい。

どんな君でも、僕が受け止めるからさ。」



1410信者(月光の降る国)「ああ、王はこの地に…月光(げっこう)の降る国を造られた。

月光は永久の時をこの惑星に刻み…。そして再び、我ら影で生(せい)を燃やしてきた民(たみ)に、改革の為の英雄を生むだろう!!

…王よ。我らの世界は、光の中に生きる者共の手によって危機に陥(おちい)っています。

どうか…どうか再び我らに英雄を。再び我らに栄光を!!」



1411信者「っはははは!!この世界など、所詮はダミーに過ぎない。

再び復活する我らが故郷ダークロックを、悪の組織の手より守る為の…ダミーだ。

紅く燃える太陽…不死鳥の羽…海底に眠る女神の涙…そして、古代ダークロックの扉を開くダークダイアモンドの鍵。その全てを集めた時、我らが楽園は復活を遂(と)げる。

世界よ見ているがいい!これが!!ダークロック伝説の再来だ!!」



1412アンドロイド「例え生きる事の出来る時間が違っても…生き方が違っても…。今というこの時の歯車を、一緒に回す事が出来たら、それで    良いって。それが"幸せ"だって、私…思うんです。

……マスター?なんだか、変…ですかね。ロボットの私が、こんなことを思うなんて…。」




1413お盆(君が嫌いなもの)「…おはよう。久しぶり。今年も、会いに来たよ。

ねぇ?君はいつも、僕の出る劇やドラマなんかを見て、"そんな演技なんか興味無い"と顔をしかめてたね…。

でも、何年此処に来る日が来てもね、僕はきっと言うよ。"好きなものなんて関係ない。僕は君を…君だけを今でも愛してるよ"って…。例えばその答えが僕の思ってたのと違ってても…。僕は変わらず君が好きだから!!だから、どうか天国で…僕がもう一度君を迎えに行くのを待っていて欲しい。

そして、顔をしかめながらでも、僕の演技を、また見て欲しいな!あの時みたいにさ。」



1414涙「…ねぇ?君はどうして僕を生かすの?

僕はこんなに臆病者で…嘘つきで…バケモノなのに。

ずっと独りで生きてきた。ずっと独りで良い。それが幸せだと思ってた。

でも、君があらわれたら、君が居ない時間と空間に寂しさを覚えた。

いつの間にか君に依存していた。いつの間にか…君は僕の…僕だけの君なら良いのにと思うようになった。

…君の回りの人を殺すようになった。

あの血に染まった校庭も、プールに浮かべた死体も、君の涙も……全部……僕のせいなのに。

それなのに、どうして君は僕を生かすの…?

そんなに…そんなに泣くなら…いっそのこと僕を殺してくれ…。」



1415涙「離れる事なんて、平気だよ。…だって、いつだって…いつまでだって…僕ら(私たち)は仲良しだから。

だから、きっと平気。どんな事があっても僕ら(私たち)仲良しでいればそれだけで大丈夫。…ね?だから泣かないで。必ずまた会えるからさ。」




1416姫「それ以上、近づかないで下さい。

貴方方が欲しているモノは分かっています。

モロンド家(け)最後の末裔(まつえい)であるこの私の首が欲しいのでしょう?

…よく私を見るのです!

この首などくれてあげましょう。ただし、私の首が落ちるのは最後です。まずは貴方方のその首を頂きます!!」



1417姫「はて?わらわが悪事とな?その様な覚えは全く無いのだが…そう言われては仕方が無いのう。

…ええぃ!!ふっふーん♪悪事ごとき何の事じゃ!捕まらねば、わらわの勝ちじゃ♪」



1418店(祓いの館)「あら、お客様とは今時珍しい。祓(はら)いの館(やかた)へようこそおいでなさいました。

…おや?あんさん、何やら不吉(ふきつ)な空気をお持ちみたいどすな。

フフッ。そちらは祟(たた)りか妖怪(あやかし)か…。はたまた狐が憑(つ)いたのか……。

まぁまぁ、慌(あわ)てんでもええ。ここに掛(か)けて。

お水でもお飲みなさい。

……それで?"そちらさん"に、あんさんは何されたんで?」



1419戦闘(SP:お嬢様との約束)「何を言ってるんですか。

どんなに傷ついたって…何度倒されたって…!何度だって俺(私)は、貴女を守る為に立ち上がって…また貴女の盾となり、矛となりましょう。

約束、したじゃないですか。命を賭けてでも絶対に貴女を守るって!!

だって、俺は貴女のSPですから!!」



1420執事「貴女に笑っていて頂けるのなら、私は幸せです。…貴女に側にいるようにと命じられれば、側にいます。…貴女に死ねと命じられれば、死にます。

貴女に仕(つか)えると誓ったあの日から、私は貴女の為に生き、そして死ぬと決めているのです。

私のこの運命は、貴女のモノです。

…だから、そんなに悲しい顔をしないで下さい。」



1421森の住人(エルフ)「なぜだ。なぜ先に逝くのだ。…いつも隣にいると言っていたのに…少し目を離せばこれか…?なぁ、聞いているのか。答えろ。…答えろよ!!……口すらきけなくなったのか??

…どうせ、……どうせ同じ時間を生きる事が出来ないのなら、初めからお前に出会わなければ良かった…。なぜこの森に来た?なぜここに留(とど)まった?

お前が此処に居たことで、何があった。

…ただ、ただただ私が、お前の居なくなったこの空間を…この時間を…!恨むだけじゃないか!!」



1422「どうしたんだよー…?そんな顔してさ。

独りぼっち?ははは!馬鹿!そんなこと無いよ!僕もいるし、皆いるだろ?

君が最低な人間だなんて、そんなこと無いから!

ていうか、最低な人間なんて、存在しないから!」熱血



1423天使「…ああ、僕は人になったんだ……もう…天使に戻ることは、ないんだな…あはは…僕が悪いんだもん。仕方ないよね。」天使・悪魔・妖精



1424司令官「B軍、全機体…墜落確認。A・B…各軍からの応答はいずれも無し…。

…………皆。聞いてくれ。私の司令の無力さ故(ゆえ)に…我々の仲間は失われた。

……残るは我らがX機体と、脱出機体のみ。

脱出機体へは、3名のみしか乗り込めない。

…………ライアムとエースは私と脱出機体へ。

……他は皆、このままX機体で交戦せよ。

……すまない。すまない…!!私達3名が、必ず我が軍の栄光の糸口を見つけ出す。そして、必ずや帝国を打ちのめす…!

すまない…私達のために…この軍のために!!…死んでくれ!!」戦闘



1425「…行っちまうのか?……もうこの森を出ていくのか。

……水臭いじゃないかっ!一言くらい…行ってくれてもっ………。

……そうか、アタイ(オレ)が泣いちまったら、帰れるモンも、帰れないか。

……帰れ帰れ!!早く行っちまえ!どうせ、村の連中とは反(そ)りが合わねぇ!此処にお前がいても、息が詰まってしょうがねぇ。……行けよ…。早く行っちまえよ!!

……ゴメン…。ゴメンッ!

本当は、泣きたく無いのに…なんか勝手に…。グスッ…う…うう…。

………早く…帰れ…。お前が生きるべき世界は、あっちだ…。」森の住人



1426伝説(ノアの方舟)「神は…私にお命じになりました。

"大きな大きな方舟を造るように"と。

そして、水が絶対に入って来ないようにすること。方舟の中には、お前が愛するものすべてを入れなさいと。

人々はそれを信じはしませんでした。動物達は、来ることは拒みませんでしたが、やはり食物連鎖の餌食となっていきました。

……そして、神様は方舟の扉を固く閉ざし、また私に告げるのです。

"この方舟で、次の世に生きる生命を運ぶのだ。"

…神様?生命は此処には残っていません。皆皆死んで行きました。此処にいるのは私だけです…貴方は何て残酷なお方なのですか?」伝説

※この台詞はノアの方舟をイメージとして作成していますが、あくまで世界観は作者のモノであり、ノアの方舟の物語に沿うモノではありません。



1427アンドロイド「…少し、静かにしていただけますか?私は戦闘用アンドロイドD2-cmbt…馴れ合いなど求めません。

此処へは、先に潜入したk8-lvのSOS信号を受信し、きました。貴方達のような無限作動式戦闘機に構っている暇など無いのです。

…さぁ。引かないのなら、力づくで道を空けて頂きますよ。

メインコンピューターへ通信。D2-cmbt、戦闘モードへの移行許可申請。許可確認。

D2-cmbt…現在確認できている敵軍戦闘機を破壊します。

破壊される覚悟は出来ましたか?それでは、行きますよ。」アンドロイド



1428アネモネの花畑で。「うわぁあ!!何すんのよぉ!?…まったく…人が寝そべっている上に寝そべってくるだなんて…どういう神経したらそうなるのよ……。花に埋もれて見えなかった??…あら…そう。

…ていうか、此処は私の花畑なんだけど?……ま、良いわ。今回だけは、許してあげる。

…この花?あなた、何も知らないのね。…アネモネっていうのよ。待ち人がいたの。でも、もう待つのを辞めてしまったの。その人を見捨てたんじゃないの。…どんなに待っても、人が帰らないことって、あるのよ。

大丈夫。此処に、また人が来てくれただけでも…それだけでも満足よ。

…もうじき日が落ちるわ。もう帰るんでしょ?

…また来なさい。今度は、貴方を信じて待ってるから。」お嬢様・お坊っちゃま




1429ツンデレお嬢様「…何見てますの?…人の事をジロジロと…貴方は本当に変人ですね。 

…ほら、早くこの荷物を持ってちょうだい。

クライアントであるこの私に荷物を持たせてるようじゃ、私の執事は勤まらなくってよ。」お嬢様・お坊っちゃま



1430アンドロイド「マスター…アンドロイドに感情がある。…というのは、おかしな事なのでしょうか?人に造られたアンドロイドには……私には…。想う権利など、無いのでしょうか?

……いえ。ちょっとだけ、気になったので。すみません。お喋りが過ぎました。

マスター、少し外の風にあたって来ます。それでは、失礼します。」アンドロイド



1431母の復讐「母さんへ。

母さん。いよいよ、目指していたヘイラシティに、たどり着きました。

復讐を誓った憎(にく)きアイツは、もう目と鼻の先に居ます。

明日には、この街を探索して復讐の準備を固めようと思います。

早く、一刻も早く…勝ち誇るアイツの胸に、このナイフを突き立てたい。

……母さん。天の楽園から、応援していてください。

○○より。」手紙



1432「愛して…。もっと…もっともっと…!狂ったように愛してよ…。まだ…まだまだ足りない…。

私の舌を舐め取るように甘いキスをして…。

私の子宮を貫(つらぬ)くほどに…濃厚な性交(せいこう)を…。

ねぇ…貴方も…私も…壊れるまで終わらないよ…?」R18狂気



1433「○○くん(ちゃん)と貴方は、私(僕)よりも先に出会っただけじゃないですかぁ、。

たったそれだけで、○○は自分の…なんて。

偉そうに。○○くんと私は、貴方よりも遥かに愛し合っているの。たくさん抱き合ったし…繋がり合いました。

○○くんと…貴方の部屋で。いっぱいいっぱい濃厚なエッチをしました。ウフフ…貴方のモノなんかじゃ…無いんです。

一度は謝っちゃったけど…でもやっぱり無理。

私…○○くんと一緒に居たいんです。

一生…ううん。例え死んだとしても…永遠に。

だから…貴方にはあげない…○○くんに触れていいのは、私だけ♥︎」R18狂気



1434天使「…喧嘩してる……でも、僕にはもう……ん?仲直り、?…そうか…人は喧嘩をしても相手のことを考えるからこそ、また笑顔になれるんだ。…無理矢理、恋の矢で結んじゃうなんて、駄目だったんだ」天使・悪魔・妖精



1435天使「僕は馬鹿だなぁ。なんでも恋の矢で解決できるって思ってた。でも違うんだ。思い合うんだ。だから恋って意味がある。大好きって思うだけじゃないんだ。僕、分かったよ!!」天使・悪魔・妖精



1436天使「あ、羽が。…女神様!僕、天使でいていいんだね!ありがとう!ありがとう!僕、やっと分かったよ!生き物は、相手を思うから笑顔になれる。そのためには喧嘩だって大切なんだ!」天使・悪魔・妖精



1437欲しいもの「僕はいつも独りぼっち…ついてくる奴は皆…僕を必要となんかしていない。僕の立場を利用したいだけ。

……利用されるのは、もう良い。利用されるだけされて来た。

…けど、僕が本当に欲しているのは……"本当の友達なんだ。"」涙



1438遊園地にて:入り口ゲート「こんにちわー!○○ランドへようこそ!今日は何名様で入場ご希望でしょうか!●名様(人数)ですね!はいっ入場チケットです!それでは、いってらっしゃーい!」ランド



1439「お帰り。君が残してくれたあの子は、ちゃーんと成長しているよ。君に似て、弱虫で泣き虫。僕に似て負けず嫌い。クスッ可愛いよな?

そうだ。この前ね、君の絵を描いていたよ。可愛いところあるだろ?

...なぁ?もう少し、一緒にいたかったな。ほら、子供はたくさん欲しいって、結婚するとき言っていただろ?

...すきだよ。愛している。」お盆



1440「ただいま。あなた。あなたと私の子供は、ちゃんと天国で良い子にしてますよ。

最近はパパはー?なんて言い初めて..クスッ。あなたにも見せてあげたいわ。

...来年のお盆には、あの子と一緒に帰ってきますね。

あの事故の時には、あの子は私のお腹にいたから、あなたとは初めましてね。ふふっ。楽しみにしていてねっ。」お盆



1441「お祭りは楽しい。君と一緒にいられるから。でも、お祭りの後の帰り道、手を繋いで黙って歩いていく。...ねぇ?今、君は何を考えているの?やっぱり、離ればなれになるのは悲しいとか、思うんでしょうか?」お盆



1442「君の臭い、君の温もり。また感じていられるなら、たった1日でもいい。君といたい。

でも、帰って来た私の目の前には、君の姿はなくて、ただ冷たくすぎていく人の群ればかり。...ああ、君はどうしているのかな。

..私じゃない、他の誰かの温もりを感じているのかな。」お盆



1443「君との思い出..死んだ今でも、たくさんあるけど、でもやっぱり、お盆だけしか会えない今よりも..いつも君の隣に当たり前に居れる日常が、幸せで、楽しかったよ..」お盆



1444「なぁ、兄妹2人で元気にやってるか?...って言っても..今はこの声は届かないけど。

お盆、そっちに帰るから!そしたら、そしたらさ!兄弟妹3人そろって思い出話でもしたいな。」お盆




1445「分かってる..分かってたさ!!死んだ俺なんかと、いつまでも上手くいく訳がない。いつか終わりが来るんだって、ずっと思ってた。

...それが実現しただけだ。だから、俺のことは気にすんな!絶対、幸せになれよな!

(来年からは..絶対、お前の邪魔はしないから。)」お盆



1446「ポチ、ただいま。元気にしてますか?だいぶ歳をとって痩せているけど、ちゃんと食べ物食べてる?...そう。

ごめんね?私が置いていったばっかりに苦労させたね。すき。すきだよ。

本当はポチを置いていきたくはなかったんだ。

ポチ、これ。ドッグフード。たんとお食べ。」お盆



1447「"さよならだね"そう言う君の目は泣いていた。僕は言う。"さよならじゃないよ。またね。また来年だね。"...君の目から涙が溢れ出し、そして君は消えて行く。...またね。...大好き。呟いて静かに泣く。お盆のあとは、寂しい。」お盆



1448「..もうすぐ、お盆も終わりか。..ねぇ。もう少ししたら、あっちに帰るのか?...そっか。今年は楽しかった?..そっか。よかった。俺も楽しかった。

でも...できることならもっと..お前と居たかったなー...なんて。.......なぁ?...もう、帰っちゃったか...来年..また会おうな。約束だぞ」お盆



1449「君は、去年のお盆からどうしていたの?とか、天国ってやっぱり綺麗なとこだったりすんのー?とか..聞きたいことはたくさんあるんだけど..でも、今は君の温もりに触れているだけで満足しちゃって...おかしいな。今しか聞けないのに。今しか話せないのに。毎年のこと。久しぶりに触れる君の肌は心地いい。」お盆




1450「ごめんなぁ。父さん、もっとお前と居たいんだけど、神様が、もう時間だって言うんだ。また来年、必ず帰ってくるから、それまで、良い子で待っているんだよ。いいね。」お盆



1451「生きてる人は、生きてる人と..。そんなこと、最初から分かってた。当たり前の事だったはずなのに...また来年、絶対会おうって約束..したのにね。信じた私が馬鹿だったのかな..?」お盆



1452「"朝起きたら死のう"そう思った僕は、目覚ましにギロチンをセットした。

目覚ましが鳴るのと同時に、僕はこの世から消える。

SNSに、明日起きたら死にます。とピースサインと一緒にコメントを投稿すると、"大丈夫?"だとか"死んじゃだめ"だとか…いつもの心配してますメッセージがとどく。

……なんとも無難な世の中だ。

…そう。無難とはこの時代皆が愛する言葉だ。

だからこそ…無難を生きる事の出来ない僕は、明日起きたら死ぬのだから。」病人



1453神「それぞれの星をおさめる生物…そして無機物よ。

今こそ、自(じ)の星、世界を守るため、戦うのだ。

遥か昔に生まれた星、今この時生まれた星、死にかけた星…星の特性は様々だろう。だが、その様な事はどうでも良い。勝つ事が全てだ。どの様な星も、負ければ滅ぶ。それだけだ。

力、化学、知識。持てるものは全て使うと良い。

…もう一度言う。勝つこと。それが全てだ。」



1454恋愛「コイツは俺のだぁ?はっ。女泣かせる様な男が何言ってんだよ!!

…うっせぇ!コイツは俺が守るって今決めたんだよ。外野は黙ってろ。」



1455戦闘(平和な時代)「平和な時代など、幻想だと思え。

…平和に溺れて甘えているから、この程度の攻撃にも弱音を吐くようになるんだ。

戦争は殺し合いだ。相手だって俺達が恐ろしいんだ。

恐ろしい相手は排除する。それが人として、生物として当たり前の心理だ。

…やられる前にやれ。じゃなければ己が命を落とすだけだ。

…俺だって、恐ろしく無いわけじゃない。…いつ殺されるか分かんねぇ。この状況が恐ろしいんだよ。」



1456戦争(魔女狩り)「魔女は構わず皆焼き祓(はら)え!!魔女は悪魔だ。我々に嘘の善を唱え、我々を悪の道へと引き込む。

魔女は人の子供を喰らう!魔女が存在する限り、我らに幸福は無い!!」



1457戦士「なぜ戦わない?なぜそうやって震えていられる!

今も目と鼻の先で、仲間が殺されているんだぞ!!

…怖(お)じ気(け)づいたか!!

なぜ、仲間の為…戦えない?

これでは敵の思うがままだ!!

…もういい。無理に仲間の為に戦えとは言わない。俺は1人でも戦う。

どうせ捕らわれて命を落とすならば、戦って死ぬ方がマシだ!」



1458冷血「…何が悲しくてお前達とつるむ必要がある?…本当なら、お前達のような奴等と同じ空気を吸い、同じ空間にいることすら遠慮しておきたい程だ。分かったか?分かったなら俺の半径10メートル以内に近づくな。目障りだ。」



1459探偵「あぁ、我が親愛たる友よ。お前は、この謎、不可解な現象について、どう思う?いやはや、君は気難しいネ。

そうだなぁ。

僕が思うに、この現象にはコレを発生させる生物が存在する様だ。

そんな事当たり前だろうって?ハッハッハッ当たり前。またそれもしかり。

さぁ行こうか。我が友よ。謎を解き明かす為に今!歩み出すのだ。」



1460狂気「なんで、人を傷つける?フフッ。決まってるじゃん。

楽しいからだよ(笑)人の不幸は、蜜の味…❤️知ってた?人は、人を傷つけるために生まれてくるのよ!!あっははは!なぁに?その顔~!悔しい?でもぉ、仕方無いよー。私はなぁんにも悪いことして無いんだもの。

君に文句つけられる言われはないし。

あ、そうだ!!そんなにあの子と離れたく無かったなら、貴方も逝かせてあげるよぉ~!」



1461手紙「死後を生きる君へ。

君が亡くなってから、一年が過ぎました。あの頃は取り乱し、毎日泣いて死にたいと嘆いていた僕も、少しずつではありますが、君がいない日々に馴れてきています。

決して君を忘れたい訳ではなく君のいない日々に嘆くばかりの僕を君が見たら、きっと悲しむだろうと思ったのです。

今でも君がいないこの空間が悲しい。だけど、安心してください。もう死にたいだなんて言いません。なぜなら、君が生きていた頃、何度も何度も、"長生きしてね"と言っていたから。

だから、どんなに辛くても悲しくても、君に会いたくなっても…僕は今日も生きて行きます。

だから、君も天国で、笑っていてください。

そして、僕が天国に行った時は、笑って出迎えて下さい…!」



1462おとぎ話(浦島太郎)「…あぁ…。竜宮城での時は、たった…たった数週間だったはずなのに…。

此処にはもう母さんも…漁師仲間も…誰も居ないというのか…!!

…っ…もっと、早く帰れば良かった…母さん…御免なさい…。僕は世界一の親不孝(おやふこう)者だ…。

………玉手箱。乙姫様には…出来れば開けて欲しく無いと言われたが…。もう僕が生きている意味は、この箱にしか無いんだ!!乙姫様…御免なさい…!!

うぁあ!!!………??僕は、一体何を?」

※玉手箱の中の煙にかかると、竜宮城と関わってから後の記憶を失うという設定。

※浦島太郎をモチーフとして書かせていただきましたが、あくまで世界観は作者のモノです。

浦島太郎の物語に沿うモノではありません。



1463神話(コカトリス)「我が名はコカトリス。

鶏(にわとり)の頭部、竜の翼、蛇の尾、黄色い羽毛…我を形どるもの全てはこの世の不条理を表す。

……此処もまた、愚かな人類共の手によって滅びたか。

我は自らを好まぬ…。この醜(みにく)き身体を見よ!!

この世界を蝕(むしば)む獰猛(どうもう)な獣…人類よ。

この世界を食い尽くすまで…その信念は変わらぬか!!

……っ…あああ!!……哀れだ…。その言葉に尽きる。

人類よ…主らの刃にこの首を取られるのは御免(ごめん)だ。

我は、自らの石化による死を望む。…さらばだ…また我の様な怪物が生まれる事の無き事を…我は願っている…。」おとぎ話



1464「好きですっ…!これ、ホワイトデーのお菓子!俺と…付き合ってください!

…え?マシュマロの意味…?

そんなのあんの?え…、嫌い…?え、えー!!まってまって!好きなんだよー!」ホワイトデー



1465「今日は、ホワイトデーだけど、お返しとかじゃなくて…俺の気持ち伝えにきた。俺は、お前のことが好きだ。

今まで、冷たくしたことも沢山あるけど…全部気持ち隠すためだった。…俺と付き合ってください」ホワイトデー



1466「バレンタインチョコ、ありがと!これ…お返しにクッキー焼いたんだ。その…えっと……た、食べてみて!それじゃ!」ホワイトデー



1467「バレンタインの時…せっかく手作りチョコくれたのに、素っ気ない態度とってごめん。…その…好きな人からバレンタインチョコ貰うの、初めてだったからさ。

…そう。僕の本命は、君なんだ。」ホワイトデー



1468「おい馬鹿。これ、…今日…ホワイトデーだろ。やる。

ああ?うっせぇな。ギリだよギリ!///」ホワイトデー



1469「僕は、君を迎えに行くと言った。…かぐや、君が月へ帰ると泣くから僕は止めなかった。

だけどね。僕には君が必要だ。

君が月に居たいと願うなら、僕は月に暮らしてもいい。

……ただ…ただただ君と、息絶えるその時まで隣に居たいんだ!!

"月姫(かぐや)!!!"」おとぎ話



1470いばら姫「薔薇は私を支配する。…薔薇は私を眠らせる。……それでもいつの間にか…此処が心地良くなって…。

此処が私の居場所なのだと思わせる。

……愛する人…。それは私の呪いを解く鍵だと…あの時の声は言っていた。だけど……もうそんな人は要らないから…。

ずっと此処で待っていたい。現れることの無い人の影を…。」おとぎ話



1471余命数日のお墓参り「おーい。聞こえるか?そっちで、ちゃんと元気にしてますか?…私も、もーすぐそっちに行くからさ。また会えるの、楽しみにしてる。

……アンタがそっちに行ったとき…まさか、私もこんな死に方するなんて思わなかった。

でも、私はさ、アンタと違ってこっちに後悔もなにも無い。

あとはそっちに行くだけさ。

…これから、よろしくな!」病人



1472「…怖い。恐い。コワい…。女子高生…車…群衆…政治家…。ミサイル…戦争…ネット…公園…。怖い恐いコワいこわい!!……そうか。…いっそ…この時間を止めてしまえば、僕は此処から抜け出せる??」病人



1473「大丈夫。あんたなら絶対出来るって!

諦める前に、やることがあるだろ。

へばってないで、シャンとしな!

そうすりゃ、先が見えてくるからさ!」熱血



1474「好きで好きでたまらない。

他の子との方がお似合いだって

思うよ…?

だってぼくなんか駄目な女だから。

分かってる。だけど、それでもやだ 

君は僕のこと好きでいてくれなきゃ…嫌だよ」恋愛



1475「お前さー誰にでも笑って。馬鹿じゃないの?上手く使われてるの分かってる?いい加減さ、気づけば?みーんな。お前のこと下に見てんだよ。利用されてんだよ。…ばっかじゃねぇの?」冷血



1476「どうして逃げるの?僕の目が治ったから?見えるようになったから?……大丈夫。僕には分かる。君の顔が見えないときと変わらず…いやそれ以上に君を愛するから。僕のそばにいてください。」恋愛



1477「はい。はじめまして。今日から●●(教科)を教えさせて頂きます。教師の○○(名前)と申します。

ええ、それでは、まずは僕の授業を受けてもらう前に少しルールを聞いてもらいましょう。

まず一つ目。寝ても良いです。でも、涎を垂らさないこと。いびきをかかないこと。寝言を言わないこと。机から落ちないこと。危ないからね?

そして二つ目。私語はいりません。僕の教えの声が聞こえなくなるからね。

これだけお願いしますね。

そうそう。それと1つだけこれは僕の目標なんですけど。僕のことを好きになって下さい。

もちろん。好きになってもらうように努力はします。

まず1つ目ね。テストは見やすくします。

欠点は取らせません。だって、そうでしょ?

もしも、欠点とられて恨まれたくないですから。ね?

あともう1つ。みなさんみたいな生徒に好かれる方法…もうこれしかない!!と思ってることがあるんです。授業は少し遅れてくること。そして授業を早く終わること。

それがみなさんに好かれる方法だと思っています。

はい。僕の紹介は以上です。

これからよろしくお願いします!

では、授業はじめまーす。」先生



1478「坊っちゃま…。もう。何をなされているのですか?

あんまりイタズラが過ぎると、私だっていつまでもニコニコしている訳にはいかないのですよ?

いい加減、お勉強もなされてください?お願いですから。」メイド執事



1479メイド「ご主人様…逃げてください。私など、どうだっていい。貴女が生きていて下されば…それは私にとって本望(ほんもう)です。貴女の為に、生きる事が出来たのだから…!!

何を言ってるんですか…。私は、私の為にご主人に泣いてもらえるだけで十分幸せ者です…。グフッ…早く…逃げて…。

ああ、神よ…我が主(あるじ)に…幸運を…。」メイド執事



1480「ほら静かにして。ホームルーム始めますよ~。……………みなさんが静かにしなくて帰りが遅くなっても、私は何も困りませんから。

……みなさんが静かになるまでホームルームはじめません。

…………………………はい。それでははじめますよー。」先生




1481硝子の向こうのもう一人。「私たちは、一人。お互い、厚い硝子の向こうの相手を見ながら生きている。

この世界には二人しか存在しないのに…。相手には絶対に触れられない。

何故だろう?触れられないのなら、彼女が存在する意味とは何なのだろう?

彼女は、今日も平凡な日々をおくる。……"ねぇ!!"

彼女の平凡な日々に、ほんの少しでも、"私"という衝撃を残したい。

お互いに、影響し合うために此処にいると思うから。」語り手



1482「伝えたいよ…伝えたかったよ…死んじまうとか、そんなの聞いてねぇよ…!

今でも…今からでも…伝える事が叶うなら…この想いを伝えてぇよ…。

俺が戻るまで…絶対死なないでよって…私も死なないからって…!そう言ってたじゃねぇか…約束したじゃねぇか…!

何俺との大切な約束…破ってんだよ。

これじゃあ…迎えに行き(君に貰われ)たくても…行けねぇ(貰われる事、出来無い)じゃん。

この気持ちは、どこにやればいいの…。」涙



1483「ねぇ?なんであの日、私を選んでくれたの?

私以外の妖精の方が、私より強くて、戦い上手だったのに。

毎年毎年、街から旅立つ戦士達 はみんな、妖精育成所から一人の妖精を連れていく…みんな、それで自分の知らない世界を知っていく。

…だけど私のことはどの戦士さん達も選んではくれなかった。

私が弱いから…使えないから…!

なのに、そんな私を君は連れ出してくれた。どうして?」天使・悪魔・妖精



1484花の妖精「あぁ!!その植物、私が育ててるんです!綺麗でしょ?ほら、もっと近くで見てっ。うふふっ褒めてもらえて嬉しいわっ!」天使・悪魔・妖精



1485悪魔「いつも真剣に戦うわよねー?フフッでも、あなたのそんな人間臭いとこ、私はすきよー。まぁ、面倒くさいことはしたくはないけれど。力をかしてあげなくもないわ。」天使・悪魔・妖精



1486香りの妖精「ほら!いかがです?私の炊いたアロマ、良い匂いでしょう?ふふふっ気に入って頂けて、私すごーく嬉しいんです♪」天使・悪魔・妖精



1487氷の妖精「寒いよぉ…寒いよぉ…でも、いつかお姉さまが帰ってくれば…また暖かくなるよね…」天使・悪魔・妖精

※姉は火の妖精



1488「ほら!聞こえる?私の奏でる幸せの鐘をみんな聴いて!そしたらほら!笑顔いっぱい!幸せいっぱいになっちゃうんだから!」天使・悪魔・妖精



1489堕天使「ぎゃははははは!!俺か?俺は漆黒の堕天使○○。さぁ膝間付け!俺様の前で面を上げるなど、身の程知らずも良いところだ。ぎゃははははは!!」天使・悪魔・妖精



1490悪魔「ふふっずいぶんと悔しそうな顔をするのね。はじめから貴方が勝てるわけなんてないのに…間抜けな人よね…でも愚かでおもしろいわ…

人間らしい。

だから、最後くらい跡形もなく殺してあげるから…安心して。」天使・悪魔・妖精



1491悪魔「なぁ。女王様?あなたが悪いんですよ?あなたのせいでみんな…みんなみんな悪夢を見続けるのです。まぁ、いいんですよ?私にとってはあなたがこの夢を望めば望むほど…私は力を得るのだから」天使・悪魔・妖精



1492「助けて下さい。この心に突き刺さった君の声の矢が抜けません。

好きで好きで…仕方がなかったはずなのに、今は心が痛くて辛いのです。

誰か…助けて下さい。」恋愛



1493恋愛「…なぁ。大人になった俺はどう?

……ずっと前から好きだったんだ。今からでも遅くなければ、俺がお前を守りたい。

どう?俺と、付き合ってみない?」恋愛



1494死神「うんうん…それは分かりました。残したお子さんと奥さんが心配なんですよねー。でも、でもですよ?貴方が側にいるためには、お子さんや奥さんから寿命を少しずつ分けてもらわなきゃいけない。それでもいいんです?

あー、もう。埒(らち)があかない。時間が無いんですよー。早く決めちゃって下さいよ。死ぬか寿命もらうか。2つに1つなんすから。」神



1495死神「はーい。死神です。お初にお目にかかります!

ところで…出会ってすぐにこんな事言うのもなんですけど、この度(たび)は御愁傷様(ごしゅうしょうさま)です!」神



1496死神「そんな助けてと言われても、私は寿命を迎えられた人を迎えに来ているだけなので…。

平気ですよ。黄泉(よみ)の国はとても良い所ですから。…まぁ、人によっては。ね。」神



1497「我が救いの手を求む人の子らよ…。

よくぞ此処(ここ)神明(しんみょう)の地へ参った。

現代における災難は既に耳に入っておる。

心優しき汝らの申し出であれば、この力を用(もち)い、現代における災難への救いの手を差しのべようぞ。」神



1498貧乏神「うわぁあ!!(屋根裏から落下)あ…。ど、どうも!今宵、貴方に取り憑かせて頂きました貧乏神と申します!

あぁ、大丈夫!この界隈(かいわい)一の金持ちである貴方の大切なお家が、世界一の貧乏家族と化した時には、私貧乏神、喜びいさんでお暇を頂きます故(ゆえ)どうぞご安心下さいまし。

では、短い間ではございましょうが、何卒(なにとぞ)宜しくお願い致します。」神



1499「あはははは!遂に殺った!俺は殺ったのだ!もうこの俺を止められるものなど存在しない!

人類よ!生き残りたくば我が眼下(がんか)の元にひれ伏せ!俺は神となる男だ!!我は人類の上に立ち、恐怖を司(つかさど)る神デイモスをも越える恐怖を与え、そして創造の神テスカトリポカをも越える創造を行う。

抗う者は抗うがいい。ただし、死ぬ覚悟のある者のみだ。」神




1500「この世はもう既に、決められた有りとあらゆる規則、言語で固められている。だから私はこの世の仕組みをぶち壊し、新たなる世界の創造をしようと思う。何にも囚(とら)われる事の無い…楽園ってやつをな。」神