2701~2800


100個


2701「気にくわないか?

…そんなに気にくわないか!!〇〇を見殺しにした事が!!

私を殺せば気が済むのか?ならば殺せ!

チームを率(ひき)いてゆくのには、犠牲を払わなければならない時もある。

それが正しいか等関係無い。

誰が死ぬとか…生きるとか。そんな事を考えている暇など無い。

私は隊長だ。私はその時に戦うべくして戦い、その時に救えるものを救う。

〇〇の死は、確かに残念だが…払(はら)う他(ほか)仕方がない命だった。ただそれだけだ。

確かに、救えた命かもしれない。

…が、お前は1人の命に、何人の命の犠牲を払う気だ?」



2702「あはは…誰が怖くないって?

怖くない訳、無いじゃないか。

…怖いよ。いつ、誰の命が失われるか分からないこの戦場で戦うなんて、何回経験したってなれる訳が無い。

けど、逃げられないんだよ。

戦わなきゃ…平和なんてやってこないんだ。」



2703「ぜぇ、はぁ………。

ちょっと待ちなさい、待ちなさいってば!!

私に黙って、勝手に…何をしようとしてんのよ?……

馬鹿、まだ負けてないでしょ。

戦いはこれから。

まだ負けても無いのに白旗あげて降参なんて、あたし絶対に嫌だから。」



2704「背中は絶対に護(まも)る。

お前は構わず、前へ突き進め。

私には無理だと思っているのか?

なぁに、今まで数百人を率いて戦ってきたんだ。

一人の人間の背中くらい、私に護らせてくれ。」



2705尽きる魔力最後の傷痕「……行かせるかよ。

この先には俺の仲間が向かったんだ。

てめぇは絶対に行かせねぇ。

魔力?フッ。そんなもの必要ねぇ。

必要なのはこの根性と、仲間を思う心だけだ。」



2706花になる呪い「はは、はははは。

あぁ。…もう、見ての通り。

敵の術にかけられて身体が言うことをきかねぇ。

死ぬ時を待つだけ。本当にそれだけなんだと、今さら痛感しているんだ。

まあ見てな?数年後には、この枯れた戦場を、俺の花で埋め尽くしてやるからよ…。

本当に、戦争なんかクソくらいだよ。

……一体、いくつの命を奪えば気が済む?

終わりなんて存在するのか?

……どっちが正しいなんてそんな模範解答なんか無いのによ。」



2707「だぁ、!とんでもねぇバケモンだなぁありゃ。

あんなの相手にしてたら、命がいくらあったって足りねぇや。

隊長。一体どうすんでぃ?

隊は半壊…。一回引いて戦略を立て直したほうが得策(とくさく)なんじゃあねぇか?

このまま戦うだぁ!?アンタ正気か!もう半分持ってかれてんだぞ!?

ふざけたことぬかしてんじゃねぇ!俺はアンタの戦略ミスじゃねぇのかって言ってんだ。

これは逃げじゃねぇ。戦う為の…勝つための引きだ。」



2708「貴様が新人隊員の〇〇だな?

ようこそリデロ隊へ。

綺麗??私がか?…フン。

綺麗な花にはトゲがあるという言葉を聞いたことがあるか?

気を付けろよ?貴様の目に私の外見がどう見えているのかは知らぬが…。

見とれていると…怪我をすることになるぞ。」



2709「人間が機械に負けただぁ?

ふざけんな!!

俺達人間にはなぁ、無限に働く心っつう力がある、!!

てめぇら機械がいくら勝ちを確信したところで、俺らの心が折れねぇ限り、永遠にこの戦いは続くんだよぉお!!!」



2710「死を恐れていないわけじゃない。

俺は、目の前で仲間が死んでいくのが恐いから、だから一番戦闘をかけぬけるんだ。

もし死ぬ時には、俺が一番に死ねるように。

……仲間の死を、もう二度と見なくて済むように……。」



↓怒り


2711発明家の失敗作への狂った怒り「この失敗作が!!!

…いいか?お前は出来損ないなんだ。

私にとやかく意見をするんじゃない。

お前のパーツを有効活用出来る。これ以上に幸福なことなんて無いだろう?

お前には視覚も、音声プロセッサーも要らない。

どうせスクラップになるしか無いんだ。

お前には何一つ、無くて良い。

ああ、やっとだ。やっと…!完成した。

ふふ、はははは!!!完璧、完璧だ。

さぁ、可愛い息子よ。私が父だよ?」



2712「自由も大概にしろよ!!

なんでいつもお前は、危ないか危なくないかって判断すらつかないんだよ、?

下手したら死ぬかもしれなかったんだぞ!!分かってんのか…!

自由にして構わない…確かにそうだけど

ちゃんと自分の身は大切にしてくれ…」



↓鬼


2713「おや、ちゃんと約束通り、来てくれはったんやな。

えんらい遅いから、やはり身を引いたのかと思うとったわ。

……?どないした?浮かへん顔やな。

…ああ、愛しておる。

うちはお主を、生涯愛しておる。

……ぬし、此処へは、うちを殺しにきたのか?

手が震えておる。

大方、致し方が無いことなのだろう。

鬼とヒト。その異色の想いは他(た)よりの理解は得られんだろうからな。

…ぬしが決断したのであれば抗(あらが)うまい。

共に死に、そして必ず、来世では永遠に結ばれよう。」



2714「人間。何をそう死に急ぐ必要があるんだ?

俺は焔(ほむら)。墓地に迷う魂をあの世まで案内してやるのが俺の仕事。

したら今日は、まだ生体のある女の子ときたからビックリよ。

誰かから俺の存在を聞いてきたのかぁ?

だがな、俺は生きてる魂は運ばねぇ。

俺が手を出すのは、死んで魂の行き場を見失っている奴らだけだ。

おっと、だからって死に急ぐようなマネはよせよ?

俺は自殺は嫌いなんだ。

まぁ、まずは話してみるといい。

時間はあるんだ。ゆっくりお前の話を聞いてやる。

……なるほどな。…言っとくが生物は人間だけじゃないからな。

犬猫も鳥も、虫も。俺等みてぇな鬼だってそう。世の中、生物なんて山ほどいるんだ。人間として生きてくのがしんどいからって、死にたいとか…そういうの止めとけ?

人間やめてぇならやめてもいい。

だがそれでも生きてくんだよ。必死こいてな。」



2715迷子を見つけた鬼「オイ。そこのチビ。何をしている?

ホレ、ビービー泣いとっても解(わか)らん。訳を話してみんかい。

…はぁ、仕方ない。ホレ、背に乗れ。

ワシが美味い飯でも食わしたる。

しかしヒトの子の口に合うかは分からんが。

そこらの雑草食うよりか、なんぼかマシじゃろう。

ワシは一角(いっかく)赤鬼(あかおに)の〇〇。よろしくな、チビ。」



2716ヒトの子を連れて帰ってこられた鬼の家「はぁ、?なんだってヒトの子なんぞ連れてきたんや。

シカや熊ならまだしも、ヒトって…しかも生きたヒトやなんて。

お前は…馬鹿にもほどがあるぞ。

え?しばらくうちで面倒見るだぁ!?

お前は馬鹿か!!!」



2717「なーんで止(と)めたんだよ!!

人間なんかに喧嘩売られて、悔しくねぇのか!!

売られた喧嘩は買うのが筋(すじ)ってもんだろうがよ。

鬼たる資質??あー…分かった分かった。チッまたその話かよ。

とにかく俺は、俺ら鬼よりも力も知恵もねぇたかが人間が、俺らを馬鹿にしたような口叩いてやがんのがどーしても気に食わねぇんだ。

資質だの、なんだの難しい言葉並べやがってよ。

テメェは平気なのかよ?あぁ?」



↓悪役


2718「ふぅん?ま、僕は構わないけどねぇ?

君が最初に目をつけたんだ。

どんな殺し方をしようが君の好きにしたらいい。

けど、僕にも少しは噛(かじ)らせてよねぇ?

君ばかりが美味しい思いをするなんて、そんな面白くない話はごめんだからね。」



2719勇者に救われる悪役「…不思議な気分だ。まさか、貴様に助けられるとはな…。なぜ我を助ける?

世界を闇に葬(ほうむ)ろうと目論(もくろ)んでいる我を、勇者である貴様が救う等(など)と…。この様な不可思議な事情(じじょう)はあるまい?

……傷の癒(い)えた我が、貴様等に加担(かたん)する保証など、どこにも無いというのに……。

…?…苦しむ姿を、見て見ぬふりは出来なかった…か。

いかにも、能天気な貴様らしいな。」



2720「まぁーた君ですかぁ。

まったく、…邪魔をするのはいつも、君達人間なんですねぇ?

私はもう飽きてしまいましたよ。

あなた方に構っている時間など無いと言うのに…。

さぁ、皆さん?時間はありません。

さっさと蹴りをつけてしまいましょう?」



2721「んー?誰が君の味方だって言った??

そうやって、すぐ他人を信用しちゃうところ…虫酸(むしず)が走るよ。

笑顔だった?あの言葉は本物だった??

何を根拠に言ってるのさぁ?

表情だって、言葉だって、なんだって作れちゃうんだよ。

それなのに信じちゃうなんて。信じちゃう方が悪い。騙される方が悪い。…だろ??(笑)」



↓妹、弟


2722超絶匂いフェチの妹ちゃんがブラコンだったら「スンスン(兄シャツの匂いを嗅ぐ)…はぁ。

お兄ちゃんのTシャツ…めっっちゃ良い匂い!

なんでこんなに良い匂いなのぉ???

こんなの、他の女に嗅がせるとか勿体なさすぎるよぉ…。もう、あれだな。お兄ちゃんは一生彼女つくるの禁止にしなきゃ。

スンスン…はぁ。良い匂いすぎ。

お兄ちゃん大好きぃ。」



↓森の住人


2723「ありがとう。

この森にお客様がいらっしゃるのは本当に珍しい事だったの。あなたが此処に遊びにきてくれるようになって、私とても嬉しいわ。

もっと、街での暮らしのことを話して聞かせて欲しい。

バスや、お店や、香ばしいパン屋さんのお話。全部が、私にとっては新しいもの。

ね。今、ハーブティーを淹れるわ。

お茶を飲みながら、ゆっくり聞かせて?」



2724本当は嬉しかった「…どうして君は側にいてくれるのさ?

どうしてそうやって触れてくれるのさ…?

”あの森から出てきた化け物だ””近寄れば呪われる”……!皆がそうやって僕を遠ざけた。

…だけど君は、どうしてそうやって暖かく僕に触るんだ。

分かってるのに…どうせすぐ裏切られるって、分かってるのに…。

何故か君だけは、疑えないよ……。」



2725傷を負った兵隊との出会い「…?どなた?

ここら辺では、見かけない動物さん…。

迷子になったのですか?

酷いお怪我…待っていてください。調度薬草を採ってきたところなのです。

今すぐ、準備しますからね!

よいしょ、よいしょ…。よしっ、これを傷口に…ほんの少し痛みますよ?

はい!これで、よくなります。

しばらく、ここで安静にしておいてください。

私、これから果物を採ってきますから。

…待っていてくださいね!」



2726山猿に育てられたヒト「おや?見慣れない身なりだね?こんな森の奥に一体誰だ?

ヒトを探しに?いやはやここにヒトがいるなんて話、僕は一度も聞いたことが無いよ。

残念だったね。

まぁそんなに気を落とさずに。また来なされ。客人は大歓迎だよ。」



2727「貴様らぁ…!ふざけるな!!

貴様ら人間は、この神聖(しんせい)な森に一歩として立ち入る事は許さん。

森を脅(おびや)かし、汚す種族…人間よ。

今すぐにこの森から去れ!!」



↓引きこもり、ニート


2728努力の意義「ど、どうせ僕のことなんか…!

皆もう見捨てているんです…。

そ、それなのに頑張る必要なんて、努力する必要なんて、どこにあるっていうんですか??

教えてください…。僕の努力の意義は?まだあるんですか?」



2729「どうせ、助けてくれなかったじゃないか?

僕が声をあげたところで、一体誰が助けてくれたって言うんだよ!?

いたなら教えてくれよ…。

いくら僕が助けてと言ったって、引きこもりの泣き言だとあしらったくせに、!ふざけるな!!!」



↓執事、メイド


2730「おかえりなさいませ。ご主人様

っ!?………ご主人様!お帰りになられて早々、どちらをジロジロと見られているのですかっ!!

…全く、本当に貴方という方は油断も隙もあったもんじゃない!!

良いですか?私は貴方のお世話役です、色事のお相手は致しかねます!

分かったら早くお入りになってください。そんなところでいつまでもおられるとお風邪を召されますよ?」



2731「私を、単なるメイドと侮(あなど)っていただいては困ります。

私はこの屋敷の護衛と戦闘の為に雇(やと)われた戦闘用メイド。

普段は家事をさせていただいておりますが、いざという時にはしっかりと戦わせていただきます。

貴方は、本当にただのお客様なのでしょうか?それとも……私の戦闘対象なのでしょうか?」



2732新人への言葉「ん?ああ、今日からの新人くんか。

おはよう。

何か緊張しているようだが…。大丈夫。

私は貴方の能力をかっている。

だから採用したのです。

貴方はきっと、メイドとして、立派にやり遂げることが出来ますよ。」



2733つれない毒舌メイドちゃん「全く、旦那様は本当にド変態ですね。

嫌ですよ。そんなミニスカ誰がはくものですか。

メイドは欲求をぶつけていい対象じゃありません。

私のお仕事は家事のみ。

それ以外の面倒なんて、知ったことじゃありません。

ましてや、ド変態オジサンの相手なんてまっぴらです。

ほら、旦那様?

私はお掃除という業務中ですゆえ、とっとと失せていただけます?」



2734「な、何をしているんですか!!

ご主人様!それはセクハラにあたります。何度控(ひか)えてくださいとお伝えすれば理解されるのですか。

…まったく、本当に馬鹿と天才は紙一重とは、出来た言葉ですね。

…!褒めて無いですよ。」



2735朝のコーヒー「おはようございます。今朝の目覚めはいかがですか?

ご主人様?今朝はどうも目覚めが悪いようですね。

…お砂糖3つにミルクを少々。

元気の出ない日くらいは、お好みのチョイスで、コーヒーでも召し上がってください。

お味はどうですか?」



↓梅雨


2736「雨は嫌いじゃないよ?

だって、雨音まるで誰かの足音みたいで、寂しい世界を賑やかにしてくれるから。

雨上がりには太陽さんの光と一緒に綺麗な虹を見せてくれるから。

だから私は雨がすき。」



2737「ふぁー、じめじめして気持ち悪い…。

なにもここまで降らなくたって良いと思わない!?

地球上にはさ?カラッとした夏だって存在するわけじゃん?

なんで我等が日本はこうじめじめするのかねー…?

だぁーれかぁー。雨雲とっぱらってきてよぉー…!」



↓病人


2738「ああ、良かった。

もう一度だけ、僕は君と…この雪景色を見たかったんだ。

寒いはずなのに、寒さなんて少しも感じない。

僕は幸福だ。もう、思い残すことは無い。

僕に次の季節が来ることは無い。

本当はこれからも先の季節を君とみたいという望みはあったけど、そんな贅沢(ぜいたく)を言っていてはいけないね。

〇〇。最期(さいご)まで一緒にいてくれてありがとう。僕は生涯、君を愛しているよ。」



2739「僕は笑えないんだ。

だって仕方ないだろう?笑おうとしても僕の表情筋はこわばって…表情をつくろうとしないんだから。

楽しいなら笑おう。

辛いなら泣いたっていいんだよ

そんな言葉は聞き飽きた。

そんな言葉をかけるなら、僕に感情を求めないで。

僕に感情なんて、存在しないんだから。」



2740「もう、壊れちゃいそうだよ。

心も身体ももうボロボロだ…。

息苦しいし、もう食べる元気も無い。

いっそのこと死んでしまいたい…早く死んでこの苦しみから解放されたいんだよ。

けど、もう少し、もう少しだけ…僕は死ねない。

約束したからね。最後は必ず看取(みと)ってくれると。」



2741「苦しい…僕、苦しいんだ…。

もう治らないのに、こんなに苦しいのに…。いつまでこんな思いをしなくちゃいけないの?

点滴も、薬も、酸素も要らない。

僕はもう死にたい。」



2742「点滴も、薬もずっと続けてきた。

血管がボロボロになっては刺(さ)し変え、また刺し変え…。

身体が少しずつ朽(く)ちていくのを感じた。

もう僕は助からない。もう数年生きることすら叶わない。そんなことはもうとっくに分かっていた。

だから、大丈夫。

僕は悲しくなんかないからさ。

ねぇ、僕の死を悔やまないで?

これが僕の寿命だったのだと受け止めて?

そしたら僕も、きっと平気だからさ。」



2743盲目「〇〇?馬鹿だなぁ。

今さら僕の目のこと…気にしてるの?

僕が盲目なのは、〇〇のせいなんかじゃないよ。

僕が好きで選んだ道だ。

だから〇〇が気にすることじゃない。

そんなことより〇〇は、僕の側にいて、僕の目に映らない世界をたくさん教えてくれたら、それで良いんだ」



2744「煩(うるさ)いなぁ。

一体なんで、君は僕に構うんだい?

僕はもうすぐ死ぬんだよ。

死ぬ人間にいくら尽くしたところで、無駄だと思うけどね。

……はぁ、”少しでも役にたちたい”ねぇ…。

もう、する手立てなんてものも無いのに。」



↓学校


2745蛇口の向き上にして直接水飲む女子って可愛いくない?「…なに?うっさいなぁ。

水筒忘れたんだもん。女子は蛇口から水飲んじゃ駄目だとか、そんな校則無いんだから別に良くない?

はぁ!?な、何変な目で見てんのよ変態!!もう一生近づくなぁ!」



2746転校までの最後の日「馬鹿…。もう、見送りに来てくれないんだって思っちゃったじゃん…!

学校…一週間も休んでさ…。

最後までもう会ってくれないのかなって、思ったじゃん…!

約束…だからね。

…もう、忘れたんじゃないでしょうね?

絶対、帰ってくるから。

その時…まだ〇〇に好きな人いなかったら、私を〇〇の好きな人にしてよ。

…約束だから!」



2747剣道部の先輩「ふぅー。腕を上げたな!〇〇。

前は簡単に2本とれていたのに、今ではそれも一苦労。

ん?べつに、悔しくなんかないぞ?

私もまだまだだが、後輩の成長をとても誇りに思っている!

一緒に強くなろうな。目指すは全国だ。」



2748高校の卒業「はぁ~あ。卒業かぁ。

なんか、不思議な気分。

学校だるいなぁ~。とか、先生うざいとか、後輩は言うこと聞かないとか、よく言ったものだけど

もう来ることも無いんだな。…もう、愚痴ることも無いんだな。

……………ズビッ(鼻をすする音)…変なの。」



2749焼きそばパン「ハムッ(かじりつく)

ふふ~ん♪いただきっ。

いいじゃん一口くらい!ケチケチしなくてもさぁ?

自分の分?いやぁ、だって売店の焼きそばパンって、すぐ売りきれちゃうじゃん。

私みたいな、か弱い女子はその争奪戦(そうだつせん)を勝利することが出来ないのである!

と、いうことで。ア(口を開ける)もう一口!」



↓アンデッド



2750吸血鬼「あら、吸血鬼の館(やかた)へようこそ。

こんな森の奥深くまでいらっしゃるだなんて、何かご用ですの?

へぇ、ずいぶんと彷徨(さまよ)っていらしたのね。

外はさぞ寒かった事でしょう。

どうぞ?ゆっくりされていってくださいな。

心の行くまで、永遠にね。(舌舐り)」



2752「へぇ。生き物なんて、何年ぶりに見ただろう?

いらっしゃい?子猫ちゃん。

迷子にでもなったの?…そう。

他にも誰かいた?まぁ、間違いなくそれは生物では無いけどね?

此処はアンデッドの暮らす森。

貴方みたいに生き生きとしたお客様ははじめてよ?」



2753ヴァンパイア「人の生き血を貪(むさぼ)る鬼…ねぇ?

お主ら人間も大概、酷(こく)な生き方をしていると思うのだかねぇ?

他の生物を生かしては繁殖させ、殺し…。

同種とは生活サイクルの異なる対象に対しては…化け物呼ばわり。

致し方ない事なのだろうが、やはりお主らとは分かり合えぬ様だ。

まぁ良い。お主らが戦う姿勢を見せるのなら、我等も構わず戦おうぞ。

逃げるなよ?選択をくだしたのは、貴様等だ。」



2754飢えたヴァンパイア「あー…。足りない。

血が足りない…。最近は生き血を運んでくる人間が少ない。

腹が減った…。

はぁ、もう誰でも良い。僕に美味い血を…啜(すす)らせてくれ……」



↓イケボ


2755「おはよ。

なんだ、もう起きたのか?

休みの日くらい、ゆっくり寝てろよな?

疲れてんだろ?

バカ。どんだけ一緒にいると思ってんだよ。

お前がいくら隠そうが俺にはバレバレだっての。」



2751「いつもそばで支えてくれてありがとう。

僕からの心ばかりの感謝の気持ち。このクレマチスの花を君に贈ろう。

心の美しさを表す、優しいピンク色の花。

心優しい君にとても似合う。」



2752好きな人からのプレゼント=クマのキーホルダー「うるさいなぁ。

いいだろ?クマのキーホルダーくらい、男がつけてたってさぁ?

俺は、自分の気に入ったものを好きなだけ身に付けんの。

このクマは、俺の一番のお気に入りなんだよ。分かったら黙ってろって。」



2753「ん?クスッ(笑い声)。

ほら、こんなとこにご飯粒ついてるよ?

もうとったよ(笑)

まったく、おっちょこちょいなんだから。

どこで飯食ってたんだよ?(笑)」



2754深夜部屋に入ってきた彼女を慰めるやつ「ん…?どうしたの

んん、物音が聞こえたからびっくりした。

寂しくなったの?たまにあるよね。

クスッ可愛いな。…いや?寝室別が良いって言ったの〇〇なのにさ。

たまに寂しくなってここにくるの、可愛いくて好きだったりする。

ほら、おいで?今日は一緒に寝よ。」



↓妖怪


2755狐「気に入らんヤツだ。

人の為 人の為と偽善垂れながしておきながら、結局は己の為か。

だぁー。葉巻の味が悪くなる。

ワシは口だけの輩(やから)が1の苦手での。

下手な化けを見せおって…

化けるなら、もっと上手く化けてみることだな。」



↓天使悪魔



2756「天使なのか、悪魔なのかって?

そんなもの知るか。私は私。

ヒトのする分類なんぞには縛られん。

ん?ふふ。そうだったな。

貴様は天国へ行くのか、地獄へ行くのか。

私についてくると良い。

貴様に相応(ふさわ)しい”あの世”へ連れていってやろう。」



2757「悪魔の中でも名高いこの私を呼び出したからには、さぞ良い仕事を用意したのであろうな?

ふふっ。結構結構。それだけの対価(たいか)があれば文句等無い。

せっかく久々に人間界に召還(しょうかん)されたのだ。

気持ちよく仕事をさせてくれよ?

我が主よ」




2758天使「まったく、呆(あき)れた人ですね!!

せっかく、天使の加護を受けた人間だっていうのに、することはイタズラばかり。

そんなことじゃ、いつまでたっても良いことは起こりませんよ?」



↓能力者


2759「えんらい煩(うるさ)いやっちゃな。

そんなに能力に飢(う)えとるんなら、

ワシの能力を見せたるわ。

ワシは水を操(あやつ)る能力者〇〇。

あんまり熱くなると、ワシの水をかけたる他しゃあないな?」



2760「知らなかったですか?

こういった特殊な能力も存在するという事。

僕の身体は自由自在(じゆうじざい)。

どんなにバラバラになろうがチリジリになろうが容易(たやす)く再生することができる。

つまり。切断の能力者…君の能力では僕は殺せない。」



2761「なん??

あー。見た目ねぇ。

あんまり、見た目で決めつけない方が良いよ?

だって、私の能力は人の身体を乗っ取る寄生の能力。

”見た目”なんて奪ったものでしか無いんだから」



2762「ワシには大蛇(だいじゃ)を呼ぶ力があってのう。

奴らは少々凶暴(きょうぼう)でな。いざという時にしか使わぬのだが

仲間の危機とあっては致し方あるまい?

…ワシは案外仲間思いでな。

貴様が悪いのだ。

死んだとて文句を言うんじゃ無いぞ?」



2763「強烈な爆音。キーキーと煩(うるさ)い機械音。そよぐ風の音。すべての音は無へとかえる。

発する言葉ですらその力の前では無意味。

…無音。それは僕の操る空間であり、縄張り。

君達はもうすでに、僕の支配下にある。」



2764生かす能力「……。

これ以上、さ。

苦しめさせるなんて、嫌だったんだよ。

僕の能力を使えばさ、そりゃあ…何年だって、何十年だって生かすことができるけど…。

〇〇の目はもう、死にたいって言ってた。もう、いい加減死なせてくれって…叫んでた。

僕にはもう無理なんだよ。

生き地獄を味合わせ続けるなんて、そんなことさ…。」



↓ぬいぐるみ


2765手作りのお人形「私を作ってくれてありがとう。

私ね、あなたの理想の形になっていく仮定や時間が、とってもとっても大好きだったの。

私をじっと見つめながら作業する、あなたの真剣な眼差しが大好き。

これからも、あなたのそばでずっとあなたに見つめられていたいわ。」



2766「大切にしてくれればしてくれるだけ、僕達ぬいぐるみは嬉しいんだ。

いくら縫い目がほつれても、食べかすや汚れがついても、君が僕を大切にしてくれる時間の数だけ、僕は幸せさ。」



↓王子


2767「…止めるな。

僕は王子だ。国の危機が迫る今、僕が戦わずして誰が戦う?

さぁ、共に戦う者は剣を持て!!

必ず、勝利する。

我等に誇りがある限り!!!」



2768俺様王子「黙れ国民!!

貴様等はこの俺が示した道を行けば良い。

俺様が必ず、貴様等を幸福への道へ誘(いざな)ってみせよう。

ついてこれぬ民(たみ)はここでくたばれ。

ついてくる事の出来る者のみが、幸福をつかむ資格を得られるんだ。」



↓お盆


2769お盆祭「久しぶりのお祭りだね!

たい焼きに、やきそばに、イカ焼きに、りんご飴!はしまきに、チョコバナナに、かき氷にぃ~。え?食べ物ばっかり?

じゃあほら。金魚すくいとかしちゃう?

私、意外と得意なんだから!

あとは、お盆といったら!盆踊りだよね!

ほら、恥ずかしがってないで。いくよいくよっ!」



2770帰ってきた恋人の霊とお別れ前のひととき「もう、行っちゃうの?

もう少しだけ、一緒にいたかったな…。

………嘘。”いつだって側にいる”なんて、嘘じゃない。

お盆くらいしか、私の目の前に現れないくせに…。

お盆くらいしか、…側にいないくせに…。

嘘つかないでよ馬鹿…!

(恋人に抱き寄せられる)………馬鹿…。

もっと…こうやって〇〇を感じていたいだけなのに…。

神様は意地悪だよ…。」



2771お盆の墓参り「婆ちゃん。久しぶり。

こっちは、すごく暑くなってきたよ。

もうすっかり夏って感じ。

蟬(せみ)はミンミンうるせぇし、太陽はカンカン…雨が降ったらジメジメ気持ち悪いし、週末には台風10号がここらへんに来るらしい。

俺といえば、やっぱりテストの成績が悪いから…母ちゃんと父ちゃんには叱られっぱなし。

爺ちゃんは…なんかボケてきたみたいだし、ほら俺って、婆ちゃんっ子だったろ?

だいぶ慣(な)れてはきたけど、ふと寂しくなったりさ。

……婆ちゃんに会いたいよ。

ガキのころみたいに、一緒に駄菓子屋へ行ってさ…酢昆布買ってさ……。

……ははは、俺……何言ってんだろ…。

大丈夫だよ。俺なら平気。

また会いに来るから。婆ちゃん、此処でまっててな。」



2772花火「〇〇君!

みてみて!花火、はじまるよ!

わぁ~!……綺麗……。

ん、?あ、ごめんね!去年、本当はこの花火を一緒に見るはずだったんだなぁって。

ほら私、結局見れなかったからさ、!

………グス(鼻をすする音)。

う……ごめんね。本当は、泣いちゃうつもりじゃ…無かったんだけど。

〇〇君に会えて嬉しいのにな…。

なんで、なんでこんな…涙が出ちゃうんだろ…。

う、うう。…本当は、本当は私、やっぱり生きたまま君に会いたかった…。生きたまま、この花火を見たかった……。

だって、お化けになっちゃったら…。

もう君に触れることも、手を繋ぐことも、キスすることも……出来ないじゃん…。」



2773「……また来たの?

私のお墓参りなんて、来てる暇があだたら恋人でも探せば??

…違う。嫌いとかじゃなくて、私は〇〇を心配して…。

一生、独り身になっちゃうんじゃないかってさ。

え?独り身じゃない??

……馬鹿。もう私、死んでるんだよ?

もう…一途にも程(ほど)ってものがあるよ。」



↓カワボ


2774間接キス「えっっ!馬鹿。ばかばかばか!!

それ、私のコーラ!!全然良くないよぉ!!

そんなことしたら…間接キスになっちゃうじゃん…。

もう!だから〇〇はデリカシー無いって言われるの!!

もう、知らないっ!」



2775「んっ!?!うまぁ!

ハムッ…モグモグ(食べる音)。

ふぁ~…!都会にはこんなに美味しい食べ物があるんじゃね!

田舎育ちのうちにはたまらん~!

ハムッ…モグモグ。はぁ…美味ひぃ♪(頬張りながら)」



↓ドMドSセット


2776縛られて興奮するタイプ

・ドS「どうせ、こういうの好きなんだろ?

ほら、さっさと気持ち良いって言えよ。

そんな、いかにも気持ち良いですって顔してまんざらでもねぇわけねぇだろ。

フッ…誰も思わねぇだろうな。

普段真面目ちゃんなお前がこんな性癖持ってんなんてさ。」

・ドM「き、気持ちいい…こうやって縛られて、抵抗出来ないの、すごく好きなの…。

誰も分かってもらえなくてもいい…○○くんだけが本当の私を知っていてくれたらそれでいいの…!!

はぁ、すき、すきぃ…!」



2777豚よ萌えさせてみろ

ドS「ほんと、犬みてぇだな。

首輪つけられて、束縛されて…興奮してんだ?

そんなこと言っていいのか?

…おい豚。ほら、ほら!!!

もっと可愛らしくないたらどうだ?

ほら、もっとされたいんだろ?

ならもっと俺を萌えさせてみろよ。」

ドM「うう…はい。幸せですぅ…。

犬でも、猫でも、豚でもなんでも…!

ご主人様のお望み通りに…何にでもなります。

ブヒッ。ブヒィ!

はひ、ご主人様に触れられたいですっ!!

ぶひっ、ぶひ!!ご主人様ぁ!

私にもっと触れてくださいい!!」



2778雰囲気関係無いだろ

ドS「ほら、さっさと脱いで?

俺に触れられたいんでしょ?俺じゃなきゃ嫌なんでしょ?

だったらさ、雰囲気とか照明とかそーゆの、どーでも良いじゃん。

それに、見られた方が興奮すんだろ。

お前は俺のなんだからさ。俺がしたい時に、黙ってそうしたら良いんだよ。」

ドM「えっ?…いや、待って。

そんな急に、ほら、雰囲気とかさ。明かりもつけっぱなしだし…。

うっ。あっ…。

こ、興奮なんてっ…してないよ///」



✄--------------- 2022 ---------------✄



↓ネタ

2779「え、?あ…。
う、うっせ。これは最新のファッションなの。
…タグとかそんなの知らないし。
表裏逆とか、そういうんじゃねぇけど…。
ファッションレベルお前らに合わせる為に表裏変えてやるわ……!」


↓狂気

2780「苦しい…苦しい…苦しい…。
あ~~~~!!良い鳴き声だぁ。
何度聞いても、ゾクゾクするよぉ。
身体の部分を1つ、また1つと切り取っていくたびに叫び声、泣きわめく声、悶える声……あは、あはあはあはあははは!!
じゃあもう1つ…次はどこを切り取ろうかなぁ??」


2781「良いんじゃない?
死にたいなら死ねば。
どうして止める必要があるの?
この世を去りたいと言っている人間を何故生かしておく必要があるの?
到底、私には理解出来ないわね」


2782「うるせぇなぁ。
ピーピー喚(わめ)いてんじゃねぇ。
自分で静かに出来ねぇなら、俺が黙らしてやろうか?
(笑い声)安心しろよ。
痛いのは一瞬で終わる。」


↓恋愛

2783全てを愛せたはずなのに「今まで、私が合わせれる事は、ずっと合わせていこうって思ってた。
だって、好きなんだもん。あなたの為に私ができることは、なんだってしたいと思えた。
だけど、ごめん。
私のこぼれた涙の行き場所だけは、
それだけは、奪って欲しく無かった。
あなたの望む形にぴたりとおさまれない私でごめんね。」


2784「なーに?…行かないで?……そんなのさ、今更じゃん。
だって君はさ。僕を求めた訳じゃないじゃん。
君は君の居場所がほしかっただけ。
居場所であるがための僕に依存していただけ。
一度もさ、僕を見たことってないじゃん。
無理に見ようとしなくていいよ。
無理して見てもらおうとなんて、思ってないから。」


2785「ありきたりな事しか言えないけどさ。
特別なものなんてあげれないけど…。
私は○○がすき。
大好きな○○と今一緒にいる。
その事実だけで十分幸せじゃん。」


↓ぬいぐるみ

2786古いぬいぐるみ「…良いよね。
綺麗なぬいぐるみはさ。
僕みたいに縫い目も解(ほつ)れて、汚れて、リボンも取れてしまって、おまけにずっと手にとって貰えないから…埃をかぶってしまった”ぬいぐるみ”なんて、誰も相手しちゃくれない。
もう、いっそのこと燃やしてくれよ?
もう楽にさせてくれよ?
ここで新しくて、綺麗なぬいぐるみを見ていると…怒気(どき)が沸(わ)いてくるんだ。
潰してやりたい、破いてやりたい、切り裂いてボロボロにしてやりたい。
そうしたら、皆僕の仲間だよね?」


↓メイド、執事

2787ご褒美のチュ「コラっ!ご主人様?お掃除中でございますよ?
いつも言っていますが、メイドはお触り禁止でございますよっ!
んもうっ!ご主人様!お仕事はちゃんと済ませたのですか?
…珍しい、ちゃんと済ませるだなんて、ご主人様はお偉いですね。
それでは、ご褒美ですよ?チュッ
はいっ!終わりです!私はまだお仕事がありますので!」


2788猫メイド(爪研ぎ)「にゃっ!?ご主人様ぁ、ごめんにゃさい…。ついつい、大切な壁で爪(つめ)を研いでしみゃいましたぁ…。
にゃにゃ、罰ですかにゃ!?
うっ………ご主人さみゃ…!あっ…にゃぅ…耳、みみぃ、○○にゃん…そこは弱いんですにゃぁ!」


2789猫メイド「ご主人さみゃは変態ですにゃ!!
○○にゃんは、もうお触り禁止にさせていただきますにゃ!!
んっ…んんん!んにゃぅ…///
そこは、気持ちいいですにゃあ…///
へっ?お触り禁止だからしにゃい……?そんなの駄目ですにゃあ!!前言撤回!お触りはあり寄りのありですにゃ!!」


↓戦闘

2790「僕は…確かに腰抜けだ。
すぐに戦場から逃げ出してしまう…。
隠れていれば誰かが助けてくれて、立ちすくんでいればいつの間にか戦いは終わってる…。
強い誰かが敵を倒してくれて、ヒーローみたいな誰かがその場を切り抜けさせてくれる。いつもいつもいつもいつも…ずっとそうだった、けど、でも!そんなのはもう嫌なんだ!!!
僕なんかじゃ敵(かな)わない、敵(かな)いっこ無いって分かってるけど、このままじゃ駄目だって、僕の中の何かが”戦うのは今なんだ”って叫んでるんだ!!」


2791「何を言ってるんです…?
私達はパートナーです、!!死ぬときも一緒、生きるときも一緒です!!
…そんなことも、忘れてしまったんですか?
私は何があっても忘れません。
あの時、貴方は私を見捨てたりしなかった。
自分が傷つくことを分かっていながら、それでも私を救ってくれた。
誓(ちか)ったでしょ?何があっても私達の行く先は同じだと。」


2792「なんでっ。なんで、なんで、なんでさ!?
僕が守れないから、?僕が弱いからいけないの、?
ねぇ教えてよ。神様ぁ…。
あの日、旅立つあの日に貴方は僕に加護をくれたじゃないか…。
傷だらけになっても、どんな状況でも…僕の命を奪うことはしなかったじゃないか…。
でもどうして、貴方は僕を孤独にするんだ…?」


2793「はっ。そんなもんかよぉー?
言ったほどでもねぇじゃねぇか!機械兵器どもがよぉ!!!
なっ……。なんだ、これで御仕舞(おしま)いじゃねぇってか?
バラバラのゴミ集めてもう一度動こうってか、??
……そうでなくちゃな。
…わりぃオッサン…俺、まだしばらく時間かかりそーだわ。
このゴミ、そっちに連れてく訳にいかねぇからさ。もうしばらく…もうしばらくで良い。
ガキ連れて、耐えててくれや。
…死ぬ気で、…テメェの大事なもん、守るんだぞ!!!!」


2794「うっせぇな。メソメソメソメソ…兵士が馬鹿みてぇに泣くんじゃねぇ。
他の軍の奴らもいるんだ。みっともねぇからテメェらは先に戻ってろ。
…お前も行ったらどうだ?……まったく、言うことを聞かねぇ奴は嫌いだ。
………悔しいさ。ドゥードゥの事を言っているんだろう?
あの婆さんは、俺の母親のような存在だったからな。
老いぼれのくせして、よく死に急ぐババアだった。
37年前…ひでぇ火の海の中から俺を救いだしてくれたのがあのババアだった。
”ガキが人生終わったような顔してんじゃないよ”って…よく聞かされた言葉だ。
あれから数十年経ったってんだから、随分時の流れってのは早いもんだよな。
何度も死にかけたし、何度も救われた……。
なぁ?ドゥードゥ?俺はあんたに恩返し出来ただろうか?」


2795「あー?何見てんだよ。
男の上裸(じょうら)なんて見て、とんだ変態もいたもんだな。
……ったく、何をそんなビビってんだよ?俺は兵士だぜ?
ガキの頃から此処で働いてんだ、致命傷の1つや2つ、負(お)ってて当たり前なんだよバーァカ。
なんだ、それとも傷1つ無い綺麗な上裸でも期待してたってか?
そりゃー申し訳ねぇな(笑)
…………大丈夫。女にはこんな傷、一生負わせねぇからよ?」


2796「…どうして護るのか。でしたっけ?
そんなの、決まっているじゃないですか。
この命に代えてでも生かしたい程、この人は私の大切な人だからです。
…恨(うら)みたいなら恨めば良い。…殺したいのなら殺しにきたらいいんです。
しかし、覚えておいてください。
この人には、私という絶対の盾が存在することを。」


↓森の住人

2797「それ以上僕に近寄らないでよ!!!
…怖いんだ。君まで傷つけてしまいそうで…君まで殺してしまいそうでっ…!!
僕は悪い子なんだ。
僕は皆を傷つけてしまう…。
だから、お願いだから…僕なんか一人にしておいてよ…。」


2798狩りの時間「ほぉーら!言ったが?
狩りは甘ぇ世界じゃねんだど??
もー5匹も逃がしてんじゃねぇか。
見てろぉ。俺がデッケェ鹿、落としてやっがら。
じゃねぇと晩飯食えねぇで飢え死にしてまうぞ。
シッ。静かに。………えんら(掛け声)!!!
ほぉれ!!見てみれ!!
コイツあ良いや。ほれ、おめーも。今夜はたらふく食うど?」


↓涙

2799「ふふ…貴女に何が分かるというの?
私は全てを失ったのよ?夫(おっと)も、娘も、屋敷も、庭園も…全てを。
残るは使用人の貴女だけ。
何よその顔?見てみぬふりしかしなかったじゃない?
貴女は何もしなかったじゃない。
同情するくらいなら返してよ。
…貴女の命を捧げて、私に此処にあったはずの全てを返してよ…!!」


2800ハナズオウ「ねぇ?聞こえる?……聞こえないよね。
…辛いとか、苦しいとかそういうの、そういうのすら、もう疲れたんだよね。
恋するのにも、追いかけるのにも、信じるのにも…もう疲れた。
もう、”諦めがついた”って…そんな感じ。
私が消えたって、きっと君は平気。
…………本当はさ、まだ信じていたかったよ。
でももう無理。
君の裏切りが、私はもう何よりも恐(こわ)いから…。」