2101~


100個


2101化け物「枯れちゃう…枯れちゃうんだよ。

大切な人だったんだ。僕にとって、かけがえの無い人だった。

僕の全てを理解してくれた。受け入れてくれた。

それなのに、僕の中の怪物は、彼女を殺しちゃった。

この薔薇も…彼女との思い出も…もうすぐ全部枯れてしまう。

僕から全てを奪ったくせに…この怪物はたった一人の大切な人さえ許してくれない。

怪物が誰かを殺すたび…僕の心は朽ちていく。

だからさぁ、もう要らないんだよね。

どうせ全て枯れてしまうなら…手に入れたって枯れてしまうなら…僕は独りぼっちで咲いていたい。」



2102戦士「お前は何の為に戦う?

…よく、私の師匠が言っていた言葉だ。

戦士たるもの、自身が何故戦っているのかを把握するという事は、自我の統一を行うに際し重要な事柄であると言える。

……上手くは言えないが、意味の無い争いをするために私達戦士は戦士となった訳では無い。

なにか目的や理由があって、戦場に立っている。

私は、私の誇りの為…そして師の仇(かたき)の為に戦う。

だから、私の中の戦闘には、いつしか終わりの時がくる。

お前は何故戦場に立ち、戦う?その戦闘に終わりはあるのか?

……終わりが自我の死というのは、あまりにも惨(むご)く、そして悲しい事だぞ。」



2103「あり得ない…あり得ない…あり得ない!

アイツが死ぬなんて、そんな事はあり得ない!!

ねぇ、皆…なんでそんな事言うのさ?皆言ってたじゃん…!

アイツは絶対生きて帰ってくるって言ってたじゃん…。

なのにさ…たった数分…たった数分約束の時間に間に合わなかっただけで…もう、置いていこうなんて…なんでそんな事言えるんだよ…!!

僕は一人でも助けにいく…お前らみたいな臆病者とは違うんだ!!

……やだ…嫌だ!!僕は、僕だけは…!!最後まで信じるんだ!!一緒に戦うんだ…!!

だって…こんなの…こんなのあんまりじゃないかっ……。」




2104恋愛(やっと出会えた運命の人)「好きとか…愛してるとか…そういうのもう聞きあきた…。

どうせ…人の事都合の良い奴くらいにしか思ってない癖に…。

そうやって甘い言葉で惑わせて……。

何が楽しいの?何がしたいの…?

もう辞めて…辞めてってば!!

…散々信じてきた。何度だって裏切られてきたっ……。

もう……今さら人を信じるなんて、そんなの絶対絶対無理なんだからっ……。そんなに…そんなに優しく抱き締めないでよっ……。」



2105恋愛(ただ信じて欲しいだけ)「好きとか…愛してるとか…そんな言葉じゃ言い表せないくらい、俺は君の事を大切に思ってる。

信じて欲しいなんて言わない。俺の事を好きになって欲しいなんて思わない。

どんだけ泣いたって良いから…君の全部をちゃんと見て…受け入れるから。

だからただ、俺の側にいて欲しい。」



2106人格「あぁ、君には分からないよ。

人の痛みや悲しみなんか理解できっこ無い。

だからせめて…せめて僕に近づかないでくれ。

……また独り…。はぁ…神様。いるなら声を聞かせてくれ。

僕はどうしたらいい?

どうしたら…他人を受け入れる事が出来る?

人を傷つけたく無い。

人が近づけば近づくだけ…裏切られた時の傷は深い…。

(だったらさ…裏切られる前に裏切れば?)

……!!

(いつもみたいにさ。)

辞めろ……辞めろぉお!!

(何を恐がってるの?)

頼む…頼むから…もう独りは嫌なんだっ……。

(傷つく事はとても恐いこと。

ほら、簡単な事さ。)

僕は…僕は…本当は信じたいんだ…

(無駄だよ。信じた所で人は簡単に裏切る。)

分かってる…分かってる!でも!

(君の事なんか誰が受け入れるっていうのさ?)

………。

(誰も受け入れちゃくれない。)

それは……。

(君は厄介者なんだから。)

………そう…そうだ…。

今までもこれからもずっと…僕は厄介者。

……そうさ、いつだって……。

……はは、はははは…。

もう止めよう。

人は散々、僕を裏切ったじゃないか?

そんな人を何故信じる必要がある?? 僕は独り。それでいい。孤独は恐くない……恐いのは他人なのだから。

……………………要らないんだ。僕には世界なんか。」



2107バイオリニスト「誰よりも可憐に…激しく! 

そうして今まで弦を弾いてきた……!

私はこの子を咲かせてあげなきゃいけないのっ…!

誰が奏でる音色にも負ける訳にはいかないの!!

……たとえこの指が砕け散ろうが、そんな事はどうだっていい。

ただこの子が…私の手の中で歌ってくれるこの一瞬一瞬が…狂おしい程に幸せで…かけがえのない時間なの。

誰にも渡さない。この幸せは私だけのモノだから…!!」



2108鬼「オメェら。よーワリー事しよるなぁ。

おーおー。鬼じゃ鬼じゃと騒ぎおってからに。

そうじゃ。ワシは鬼紅山(きこうざん)より下った赤鬼○○なり。

ワシは鬼じゃけぇのぉ。

人間らぁの仕来(しき)たりやら慣(なら)わしやら…そういうのは、よう知らん。

じゃがの…ちっこいの1人を寄って集(たか)って大勢でやるっちゅうんが間違ってるってことは分かる。

なぁ、何でじゃ?何でそんな事ばするんじゃ。

同じ人間同士。仲良くすればええだけじゃねぇか。

おっと……野蛮なマネはするモンじゃあねぇぞ?

俺は怒ると…ものすげぇ恐いんじゃ!!!」



2109能力者(糸)「ほどけないんだよね。

こんな糸、引きちぎってやろうだとか…ほどいてやろうだとか…今まで何度もそう思ってきたけど…無理だった。

この糸があると、不思議と能力が使えないみたい。

だからもう、良いんだよ。助かろうとも思ってない。

このまま此処で自分の命の火が消える瞬間を待つのも…外の世界で兵器として利用されるよりかは、マシに思えてきた。

戦争は終わらない。人が欲を持つ限りはね。

もっと強く。もっと高みへ。世界全てを支配下に。どこぞの国の国王とやらがそんな事を言ってたな……。

さ、お喋りは終わりだ。…いつまで此処にいるのさ?

僕に戦えと言いにきたのなら…宛を外したね。僕はこの通り…もう能力が使えないんだ。

……もう、放っておいてくれ。死ぬのを待つばかりの元能力者なんて、相手にしてる暇ねぇだろ。」



2110涙「白黒」(白)「なんで??……なんでだろう。

僕にも分からない。

でも、理由なんかどうだって良いんだ。僕は君の側にいるべく此処にいる。

それが全てだし、それ以上でもそれ以下でもない。

上手くは言えないけど…それで僕の中では納得がいくからそれでいい。僕にとって、何が大切なのかは僕が決める。

それは他人に決められて良いものではないし、決められないもの。

白黒つけなくたって良い。そう僕は思う。

といっても、君はきっと、白黒つけたいんだろうけど…でも、白と黒の境界線…それって何色なんだろう?

白なのかな?それとも黒?

…そう。答えなんか無い。

この世界の答えは、全部見る人の主観でしかない。

そこに実質なんてものは存在し無いのに…みんな何かを見て答えを語る。

…それが悪いことだとは思わないけど、でもそれじゃあ寂しすぎる様に僕は感じてしまう。

……消え行く人。一体何処へ行くんだろう?

世界と世界の境界線も…そんな答えみたいに曖昧であったなら……。

どんなに、…どんなに幸せだっただろうか。

言葉にならずに涙がでてしまうくらい、僕は貴女を愛している。

………例え、その先に何も無かったとしても……。」



2111涙(世界の歯車に。)「あ……。来ちゃったんですね。

べつに、来なくて良いですよって…あれだけ言ったのに。

なんでそんなに怒ってるんですか?光栄な話じゃないですか。

私が、この世界の歯車になることで、この世界が救われるなんて。そんな夢みたいな話…これ以上は無いですよ?

ほら、危ないから、離れていてください。もう此処でお別れです。

……そんな目で私を見ないでください。これは私が望んだ事なんですから。

………○○さん。貴方が私に生きて欲しいと願う様に…。私は貴方に生きていて欲しい。

正直に言うと、私だって結構怖いんです。

今こうして歩いてる足だって、プルプル プルプル震えちゃって…。

だけど私は!決めたんです。

貴方が生きるこの世界を、私が守るんだって。

だから貴方は、ちゃんと生きてください。だって、これからも世界は回り続けるんですから。ありがとうございます。○○さん…大好き。」




2112戦「何故…。此処に来た。

私の死を悔やむ義理等、お前には無いだろう。

クッ…アア……。来るな。それ以上この私に近づくな!!

…貴様にだけは我の死に顔等…見せたくは無い…。

長きに渡り…国を燃やしてきた戦(いくさ)も、これで終わる。

お前の言う平和とやらが、この国に蔓延(まんえん)する事となる日も遠くは無いだろう。

これでこの国の戦力すら地の底に落ちようとも、もはや誰1人文句等言うまい。

……いや。私はこれで良いと思っている。

この目で、この国の滅びる様を見るのは死ぬことよりも辛い。

何よりも…誰よりもこの国を愛した…剣士として…この国を守り続けていきたかったが…。

その願いも負けてしまっては叶うまい。

さぁ…もういい。私の話はここまでだ。勝者に語る事はもうやめよう。この世はお前のモノだ。

……………。

ただ…これだけは覚えていろ。暮れた世はもう二度と、明ける事は無い。もう二度とな。」



2113「僕は沈む。何処までも沈む。

暗いくらい闇の底…暗く広がる闇が僕を呼んでる。そこに眩しい光が1つ。それが君だと僕の勘が言う。

ねぇ、聞こえますか?僕が沈んで君が浮かぶなら…そんなシーソーゲームも、僕は良いかなって思えるんだ。

大切な君を、もう一度地上にあげるために。僕は君が浮かぶ為の錘(おもり)になろう。」



2114狂気語る「ねぇ??私の声が聞こえる?

聞こえてるなら、応えて欲しいなぁ。まぁ、怖がりな君の事だからまた"幻聴かな"なんて言い訳つけて、無視しちゃうんだろうけど。

私ね?一人ぼっちなんだよね。

産まれてから今までずーっと1人。だから寂しくて辛くて人を呪う。

でも、これからは平気だよね?そんな事をしなくても、近くにちゃーんと君がいる。

君は私を見捨てないよね?

私、君を信じてる。

だから絶対…離れないでね。

死んだってずっと。…ずっと。」



2115恋愛「なんで私、泣いてるんだろう?

あんな奴、あんなにどうでも良かったのに。

でも…不思議と涙が止まらないの。

私、いなくなっちゃえなんて、言ったのに…自分で言ったのに…いざ本当にいなくなると…こんなに辛いんだ……。好き…好きだよ……ねぇっ!!!」



2116お姫様「あら、妾(わらわ)のこの魅力に惹かれるとは、そちも男になったの♪ンッフフ(笑)

顔を赤らめおってからに。

いいのだぞ?妾を好きにしても。なーんてな♪

可愛いやつじゃ。

ほれ、妾の身体を拭け。これは命令じゃ。」



2117夢「酒も金も女ももういい。

十分過ぎる程に好きにやってきたからな。

だが、そんな私も少しばかりは戯れ言を言う様になった。

もう歳もとった。手に入れるべきものは全て手に入れた。

だから今度は、夢を見てみたくなったのだ。

誰にも汚されない。独りぼっちの孤独な夢をな。」



2118誕生日(20代後半からの誕生日)「○月○日。今日は私が産まれて○年目の日。

はぁ…早いなぁ。

おめでとうおめでとうって言われても、だんだん年をとっていく自分に、ちょっと喜べなくなってきた今日この頃。

正直このまま時よ止まれ!て気分です。」



2119誕生日(~10歳までの誕生日)「今日は私の誕生日!

もうお姉ちゃんになったから、なんだって自分で出来ちゃうんだ!

ママのお手伝いだって、ちゃーんと出来るんだよ??

だって私!○○歳だもん!」



2120誕生日(誕生日プレゼントはメイドさん)「はぁー!?ふーざーけーるーなぁー!!

いくら誕生日だからってっ…メイド服なんか絶対着てあげないんだから!!

あったり前でしょ!?何やらしい事考えてんのよこの変態が!!

…………ねぇ、そんなに落ち込まなくても良いんじゃない??

ちょっと…。もうっ…分かったわよ!!

そんなに期待してたなら…仕方ないからちょっとだけ着てあげるわよ…。

少しだけだからね!!!」



2121怒り「言葉を紡ぐのが簡単だってんなら!このどうしようもない気持ちのやり場をどう作れば良いのか教えてくれよ!!

僕は我慢してきた…文句を言わずに言われた事をやっていろと誰もが言うから!!

だから何も言わずにただ忠実に物事を進めてきた。

言葉は話せないわけじゃない…奪われたんだ!!俺に言葉の紡ぎ方を忘れさせたのはアンタ達だ…!!

それなのに今になって言葉も言えないのかだと!?ふざけるな!!」



2122吸血鬼「おやおや?お美しいレディが1人…こんな夜更けにどうして此処へ??

ああ…そうか。迷い混んでしまったんですね。

しかし、折角出会えたのですから…よろしければ…僕とダンスでも踊りませんか??

ありがとう。それでは…いざダンスを…。甘いキスのハーモニーをのせて……。

(リップ音)……フフフ…。ところで…僕は貴女に恋をしてしまった様だ…。君の甘い唇…香(かぐわ)しい血の匂い。

君は僕の心をくすぐってくれる。

まぁ…此処へ来てしまった以上、君が帰る事など叶わないのだが…。僕としても手荒な真似はしたくない。

どうだい?僕のフィアンセになってはくれないか??」



2123引きこもり「何もしたくない。何も感じたくない。何も話したくない。何も聞きたくない。何も見たくない。

どうして?理由なんてない。

無理しないで?無理なんてしてない。

いっそのこと朝食のサンドイッチの具材になって食べられてしまった方がよっぽど人の為になれるのかも。

……気持ち悪い。世界なんてもう要らない。命なんて要らない。

誰とも関わりたくない。

いっそのこと死んでしまいたい…。」



2124信者「恐いんですか?苦しいんですか?

………しー…静かに。

言葉は要りません。

貴方の事なら、分かっています。

全て分かるのです。貴方の装い…纏(まと)う空気…その表情…見て感じとるだけで貴方の全てが分かります。

だから言葉は要りません。

気の赴(おもむ)くがままに、ただ泣けばいいのです。

この場所は全てを受け入れてくれる場所。

貴方の闇も…光りも…全ては受け入れられるでしょう。」



2125姫「私は負けられないのだ。

強く生きろと、父上も母上も言っていた。

泣くことはいつだって出来る。

だったら今は上を向いて進むんだ。

亡き父、母が命をもって守ってくれたこの国を…次は私が守るのだ。

だから○○…そんな顔をするな。

お前はよく仕(つか)えてくれた。これからもそれが変わらないのなら、私と共に立ち上がってはくれないか??」



2126戦士「私は、この国に惚れて仕えてきました。今更何が怖くて裏切れましょう?

私は戦います。貴女と共に。

そして守ります。貴女の命を。

無事に勝利出来たあかつきには…ずっと心に秘めていた事を貴女に伝えるとしましょう…。

今はただこの国と貴女を一心に守るだけです。」



2127戦士「ハァハァ…ッヘヘ…。っうるせぇなー。見た目は賢そうな顔して、少しは黙れねぇのか?

俺はテメェみたいに自分の価値観ベラベラベラベラ語る様な奴は嫌いなんだよ。

なんで笑っていれるかだぁ?

アホか。ピンチだからこそ…キツイからこそ笑うんだ。

いくら状況が悪かったとしても、下向いて息つめてちゃあ駄目なんだよ。

しっかり上向いて、目ぇ見開いて、息を吸うんだ。

笑うことを無駄とは言わせねぇ。

笑うって事は!!最も簡単な成功法だってことを!!テメェに叩き込んでやるよ!!」



2128使い魔「おやおや?何をジロジロと見ておるのだ??

フフン♪さては貴様、私の露出された艶やかな肌に見とれておったな??

全く。我が主(あるじ)ながら分かりやすい奴じゃの♪

仕方ないから今回だけは大目にみてやろう。次見とれていたら…覚えておれよ??」



2129狂気「あら、貴方にとっても、これは悪い話ではないはずよ?

私は、最初から貴方に不利になるように話をしているつもりは無いですし。寧ろ助けてあげようとさえ思っているのですから。

ただ貴方の大切な人を助ける為の、手段を貴方に与えているのです。

貴方が助けたいと言うから。救ってみせると言うから。

それなのに…そんな私に向かって"ふざけるな"って??

それはこっちの台詞です。

私にこんなに気遣いをさせておいて…ふざけるなとは何だ。

私はそんな言葉遣いをしてもいいと許可はしていない。

なんなら話す許可すらしていない。

言うことを聞けない能無しなんか不要なんだよ!

……………はぁ…貴方が悪いんですよ?ちゃーんと言うとおりに踊ってくれないから。」


2130涙「……離してください。

全く…貴方のせいで、生きていたくてしょうがない。

貴方が私に生きていて欲しいとか言うから…好きとか言うから…。これからどうなるんだろうとか、幸せになれるかなとか…自分が生きている未来に期待しちゃうんです。

なんでですか?死に損ないの私に、なんで希望なんて見せるんですか??

明日は決して明るくないのに…なんで生きていなきゃいけないんですか??

要らないんですよ。裏切られる事、辛くなること…分かってるのに無駄に時間を貪っていく人生なんて……。」



2131「これからも世界は変わっていく。でもそこには必ず、生物がいて、未来がある。 

終わりはしないんだ。これからも。

だから、君は僕がいなくなったその後も、この世界にいて欲しい。

この世界が変わっていくことから、目を背けないで欲しい。

君の一生はまだ長い。

君の命の尽きるその時まで、君はただ懸命に生きて欲しい。

自ら死のうなんて、そんな事は夢にも思って欲しくはない。

死ぬことはいつだって出来る。

だけど生きる事は今しかできない。

向こうで僕はいつまでも待っている。だから焦らず…その時になってからゆっくりと来てくれればいい。

愛してる。例えこの世からこの身が消滅してしまったとしても。いつまでも。」



2132「……はぁ…やはり、僕にも呪いは宿っていた様だ。

…10年前、僕にとって大切な人が死んだ。……いや、死んだというよりは、咲いた…という方が正しいのかもしれない。

その人は、とても花が好きな人だった。

家の庭は、花々が咲き乱れ…その花1つ1つに毎日自ら水をやり、枯れた花をみつけては涙を流していた。

そんな彼女だったから、花の神にでも好かれたのだろう…ある日彼女の身体から棘(いばら)が生え…美しく気高く…そして妖艶(ようえん)な大輪をその心臓から咲かせ…死んでしまった。

それから僕は、彼女の育てていた花々を育てた。…彼女の匂いが残る花畑に、彼女の面影を求めていた。

その日からだ。僕は呪いを抱え…今まで生きてきた。

花の神とやらは、彼女を想う事すら…許してくれないらしい。

っ………△△、すまない。君を側に置いたのも、もしかしたら…彼女がいなくなった空白を、寂しさを……埋めたかっただけなのかもしれない。

こんな身勝手な僕の側で笑っていてくれて、ありがとう。

これからも、その笑顔で…生きていて欲しい。

そしてどうか、この花畑を…燃やしてくれ。」



2133戦闘「貴方に何が分かるんです?

分かるはずもありませんよね。

努力する事すら許されない辛さなんて…。

明らかに自分の方が強いのに…。

父は私に流儀(りゅうぎ)を語ってはくれなかった。

強すぎるが故に戦う術(すべ)を教えて貰えない…哀れな私の気持ちなんて…所詮貴方達凡人には分からないのです…。

だから私は学んだんです。

教えて貰えないのなら盗めば良い。

……最後に教えてさしあげましょう。

月影(つきかげ)さんも阿吽(あうん)さんも…見て学んだあの人達の技(わざ)で殺しました。

だから貴方も…そうしてさしあげます。成守流(なるかみりゅう)8の構え…雛菊(ひなぎく)。

…………………ありがとうございます。これでまた私の戦う術が増えました。」



2134戦闘「あら??遅かったわね。

私が7つの鍵を集めているうちに…3つしか集めきれていないだなんて。

…○○(例:紅芽"こうが")?駄目じゃない?拳武流(けんぶりゅう)の名を看板に闘っているくせに…こんなにもゆったりと構えていては…我が流派の名も堕ちたというもの。

………何故此処にいるのか??

ん…そうね。少し、退屈になってしまったのよ。

貴方が旅立って…1人山菜を収穫したりして生活を切り盛りしていく毎日…。

なんだかつまらないでしょう?

さてさて、○○。貴方の目的はコレでしょう??

かかってきなさい。

私は所詮闘いの訓練など一切受けていない病弱者……。

貴方に殺れない相手ではないでしょう?ふふふ…。」



2135戦闘「…黙れ…黙れ黙れ黙れ!!

何処の誰であろうと…師匠を侮辱する事だけは…許さない。

師匠は…身寄りの無かった私に…村で除け者にされた私に…居場所をくれた唯一の人……。 

私が生まれて初めて…この人の側でなら笑っても良いんだと思えた人…。

その人を殺しただけじゃない……私の目の前で師匠を侮辱した!!!………絶対に許さない。

…私を泣き虫だと見くびらないで下さい。

私は、師匠の跡を継ぐ者…。

真源流2代目当主…○○だ!!

師匠の仇(かたき)…今、はらさん!!!」



2136魔王「ふぅん?お前が新しくきた悪魔か。

最近の悪魔達は、嫌に人間寄りになってきたものだ。

これも魔界と人間界が交わってきた影響か…。

まぁいい。歓迎しよう。

私は○○。この魔界を仕切る王だ。

さて…さっそくだが…人間界に遣(つか)わした悪魔達より増員よ要請があったのだ。そこへ向かってくれ。」



2137使い魔(剣)「ああ、確かに私は主(あるじ)、貴方に使われた。

だが私は、あくまでも剣(つるぎ)。

貴方に寄り添う事はできない。

貴方がどんなに辛かろうが…どんなに苦しかろうが…私は癒す術(すべ)を知らない。

………もう、正直辛いのだ。

貴方に何もしてやれない自分が、憎(にく)くて仕方がないのだ。

……私を使って…よかったか?

斬(き)る事しか能(のう)がない私を使って…本当によかったか…??

……はぁ……。こういう時にでも貴方は笑うのだな。

私は、貴方の様にはなれないよ。」



2138猫王「にゃっははは!!

お前はとことん面白い奴だにゃあ?

猫王のワシに…犬用ジャーキーの謙譲(けんじょう)とは……。

もう少し良いモノは無かったのかぁ?

何がって、んー…例えば、例えばだな!猫まんまであったり…生肉であったりだなぁ…。ん?お、ジャーキー以外にもあったか!

そりゃあそうだよにゃあ!!

良かった良かった。

ってそれはドックフード!!にゃーぜそうにゃった!!!」



2139絶望「何故人は泣くのか。何故叫ぶのか。

世界を自分達の手で散々汚してきたくせに……その世界が滅びる時には、"お願いだから壊れるな"って泣きわめいて……。

何でこんなにも身勝手なのだろう?

世界は滅ぶ。ヒトが住み着いてしまったが為に滅ぶ。

これは今さら変わらない。夢じゃなく現実なんだ。」



2140春の妖精「皆さん。春が来ました。

ホトトギスはその歌声を春の風と共に美しいハーモニーを奏でてくれる。

菜の花が豊かな春の恵み…そしてささやかな幸福をもたらし。

桜は咲き乱れ、そして散り…長いようで短い時の流れを感じさせてくれることでしょう。

さぁ皆さん!今目覚めましょう!そしてこの春を祝福しましょう!」



2141悪役「(笑)貴方馬鹿?

この世界、綺麗さだけじゃあ生きていけないのよ。

この世は常に対立が起きている。

現に私と貴方がそうである様にね。

…貴方はいつか、戦わずに…争わずに済む方法があるはずだと言っていたけど、やっぱり無理ね。

私と貴方。どちらが目的に達するか。2つに1つどちらもが達する事なんかできないのよ。

さぁ、剣を抜きなさい!

私と戦うのよ!!!」



2142カワボ「あれれー?何顔赤くしてるのかなー??

フフフッも・し・か・し・て★

丸眼鏡が好きだったりするの??

んもー!そうならそうって早く言ってくれたら良いのに。

いいよー??じゃあこれからは、君の大好きな丸眼鏡でいてあげる!♪」


2143春「桜は、僕が片想いしてる相手。毎年毎年、春を知らせてくれて、そしてすぐに緑色の葉をつける桜は、僕の心をくすぐってくれる。

夏は緑色の葉をつけて、秋には葉を散らせ、冬は裸になってその姿を見せてくれる。

でも僕はやっぱり春に照れ笑いして顔を赤らめる桜が好きだ。

ずっと片想いでいい。見返りなんて無くても良い。

ただ僕が愛していたい。そんな相手さ。」


2144悪役「あらあら…こんなところで会えるだなんて…なんて偶然。

とても光栄です。

しかし、なんでも…私の可愛い部下達を数名殺してくださったとか??

ンフフ…良いんですよ。あの子達が弱すぎた…ただそれだけですから。

私が言いたいのは…そうですね…

そんなお強い貴方と1つ…お手合わせをお願いしたく思いまして…。

安心してください。私は冷静です。部下の一人や二人殺されたくらいで、どうともなりませんから。

……………それでは、行いましょうか。

貴方の正義に、幸福があらん事を。」


2145冷血「ッククク…無様だな。

良い眺めだよ。一本の腕で繋がるお前の命を見るのはな。

……思えば長かったものだな。俺達の戦いは…。

だが、これで終わりだ。

………何を笑っている?お前は今の状況を分かっているのか?

……この状況からひっくり返すだと?そんなバカな…。

………だまれ。それ以上喋るな。だまれ。だまれ。だまれだまれ!!

はぁ………はぁ………。貴様……いい加減くたばれや」


2146冷血「お前の様な輩(やから)の言う事を誰かが信じてくれると思うか??答えはNOだ。

お前は自分の置かれている状況が理解出来ていない様だから教えてやろう。

いいか?お前は負けたのだ。私にではない。人という生物そのものに。この世界に負けたのだ。今更お前の発した言葉を信じる者など存在しない。誰も火の粉を浴びたくは無いのだからな。

お前のかつての仲間…大切なガールフレンドだって例外では無いさ。

さぁ…この状況下でどうやって勝つ?

私は解らないのだ。教えてくれ。私の目前(もくぜん)に突っ伏し…傷だらけで……仲間など居やしない。

如何なる状況下であろあと、必ず勝つと吠えたお前は…どうやって勝とうというのだ??」


2147復讐「ねぇ、邪魔しないでよ。

貴方のせいで、作戦失敗。

私の10年が全部水の泡よ。

どうしてくれるわけ??

……私を助けようとした?仕方のない事だった?

ふざけないで。私の命なんかどうだっていい!

アイツの命を奪う為なら、何だって犠牲にできた。もう、関わらないで。

私は、必ずこの復讐を果たして見せる。

最後に待つ結末がどんなものだったとしても。その後の未来にアイツは生きていない。

それだけが私の望みだから。」



2148記憶の妖精「記憶って不思議ですよね。何処にしまっているのか…何処にあるのか誰にも分からない。けれど気づけば其処(そこ)にある。

無形(むけい)で克(か)つ有形(ゆけい)なソレの正体は…一体何なのでしょうか??

何もない。そう言ってしまえば…楽なのでしょうね。

ですが、確かに其処には存在するのです。

アラアラ…貴方も失くしてしまったのですね?

では探してみてはいかがです??

貴方の記憶という…本のページをめくって。」


2149シンデレラ「誰かの手を差しのべられるのを待ち続けて早20年…お城からの招待状も私には来ない。日々御姉様達の僕(しもべ)の様に働く毎日。

私はこのまま果てて行くのか…それとも待ち続けていれば誰かがこの絶望の縁から救ってくれるのか…。

………ううん。もはやそんな事は私にとってはどうでも良い事なのかもしれない。

"王子様"その存在は私にとって一体何なのか。

結果?それとも要因?

心を置いて朽ちていく私の身体…もう愛してくれる王子様等(など)現れない。そう感じる私の脳裏が憎い。

ねぇ?ねぇ?ねぇ?私の王子様??貴方は私を見つけてくれますよね?

その手で…私の身体を抱いて…愛してくれますよね??」



2150執事「…お嬢様?僕の言う事を、少しはお聞きになってくださいよ。

気に食わないって……。

分かりました。さては朝食のパンケーキの事でお怒りになっているのですね?

全く…お嬢様はまだまだお子ちゃまなんですから。

良いですか?僕は貴女の為にですね……!

……また聞いてない。

……まぁ、そんな貴女が僕は好きなんですけど。」



2151涙「………何も要らなかった。

……あの人が生きていてさえくれれば、私は何も…要らなかったの。

でも…そんな願いは届く事も無いのよね。

あの人、私に夢見せてやるって…無理して死んじゃった。

私はさ、今…ずっと夢見てるんだ。

あの人が、何にも無かったみたいにヒョコッと現れて…"わりぃ、また失敗したわ"って…残念そうに笑うことを。

ずっと……ずっと願ってる……

あはは、やっぱり…変かな。こういうの。」




2152恋愛「嘘なんてもうつかないで。

例え辛い事だったとしても、

嘘なんてついてほしくない…。

私を傷つけるかもとか…そんな事どうだっていい。

本当の貴方で、私のこと好きって言ってよ…!」



2153信者「どうして疑うのですか??

可哀想じゃないですか。貴方が貴方自身を疑っていては。

……仲間を疑う自分が憎い…ですか。

綺麗事ですね。

どうして疑う事をそんなに嫌うのです?

人は疑念や争いがあるからこそ人でいられる。

垢抜(あかぬ)けた平和なんかになんの価値があるのです?

何を言っているのかが解りませんか??

それでは…貴方にも分かりやすい様な簡単な言葉で教えて差し上げましょう。

人であるなら他人(ひと)を疑え。

自らに刃向かう者は皆(みな)蹴散らせ。

何故なら自分以上の味方等存在しないのだから!!

それが貴方の生きる術(すべ)であり…性(さが)なのです。

疑いを愛しなさい。

そして己を信じなさい。」



2154魔法学校の先生「…フム。君達はまず、自覚する事だ。

自分達が何も出来ない無能であるということをね。

今までろくに勉強もせず、努力とやらもせず…ホウキの飛ばし方すら分からずとは…まさにD級クラスの生徒達だ…。その君達を、この私が魔法を使える程度には育ててやろうと言うのだ。感謝して勉強に励みなさい。

さすれば魔法は必ず応えてくれるでしょう。」



2155バトルコロシアム「アンタ達!!何騒いでる訳??どんなにほざいた所で…賞杯も賞金もこの私の物。勝つのは私一人なの!!

良い事??貴方達はただ、私の目前にひれ伏すのよ!!

それまでに5分とかかりはしないわ。

ホラ、きなさい。そして敗北するのよ。」



2156バトルコロシアム「おらおらおらぁ!!!弱ぇ奴は端の方で震えてなぁ!!

あんまり中に出しゃばって来ると俺のスパイクボールがテメェらの頭骸骨カチ割んぞ!!

ナーッハッハ!!近づけまい近づけまい!!俺は勝つ!!ゼッテェ勝つ!!偶然でも奇跡でもねぇ!!これは神が決めた運命!必然なんだよ!!」



2157狂気「なんでって言われても…困るなぁ。

だって、こんな事をしなくちゃいけなくなったのは、貴方のせいなんだし。

ねぇ?貴方言ったよね。私が側にいる事…毎日私の手料理を食べれる事…私の体温を感じながら眠る事…その全てが幸せだって。

でも…この結果は何?浮気してました。すみませんでした?どうか許して下さいってさ。

違うじゃん。貴方に私が求めてるのはさぁ、"お前だけを愛してる"ってたったそれだけ。それだけの言葉なの。

なのに、まるで違ったんだ??

………許して??………うん。許して欲しいなら許してあげる。

だけどさ、私だけがこんなに痛いのって、ズルいよ。

貴方も私と同じ痛みを感じてくれなきゃ…許せる訳無いよね。

ただで許して貰おうなんて、そんなのズルいよね!!!

………殺って。私以外に愛した女を殺って??そうしてくれたら、許してあげる。

これからも、今までと同じように…貴方の私でいてあげる。」



2158狂気「私はね?別に良いんですよ。

この眼も、この身体も…私の全てが貴方のモノですから。

だから貴方に傷つけられようが構わない。これが愛のカタチ。

これが私の存在価値。

だけど……私、思うんです。

片想いよりも…両想いになった方が…ずっとずっと幸せだって。

だから今度は…貴方の番です。ね?」



2159狂気(ヤンデレ)「ねぇ?○○。貴方はどう思う?私達は…いつの日か別(わか)つ時が来るのかしら。

私はね、来ないと思うの。

それが例え死神のイタズラだとしても…私達の愛だけは越えられない。

……どうしてそんな事を言うの?

どうして拒絶するの??

私は…私だけが…愛してる…。

…そんなのって酷い…。

貴方も愛してくれなきゃ…私が存在する意味なんか無いじゃないの!!

……あぁ…あぁ…。ああ、ああ、ああ!

ごめんなさい……本当はこんなつもりじゃ…こんな事言うつもりじゃなかったの……。

でも…あぁ…そう。そうよね。貴方がそんな…愛してない訳無いもの……。うふふ……。

愛してるわ。ずっと。永遠に。」



2160戦士「なぁ、この戦…勝てると思うか??

っはは…勝てる確率は0.1%……そりゃそうか。国は火の海…こっから巻き返す…なーんてそう簡単には出来っこねぇよな。

……だが、安心したぜ。0%じゃあねぇんだな。

あ??馬鹿かって?ああ。馬鹿だぜ。

0.1%も勝機があんなら戦うには十分なんだよ。

勝つ可能性があんなら、戦う前に負けちゃあいられねぇ。

この命、散ることになったとしても…白旗あげるよりはマシってもんだぜ。」



2161魔女「アラ…ンフフごめんなさい?でも、私を誘ったのは貴方よ?

受け取った招待状には…いくら魔女の私だって応えない訳にはいかないわ。

だからお応えしたのよ?

アラアラ…どうしたのぉ?泣きべそかいちゃって…。

そんなにも私の魅力に惹かれてしまったのかしら??

それとも…私という女の恐ろしさを…今噛み締めているのかしら??

ンフフ…ごめんね??本当は若い子をこんな風にはしたく無かったのだけど…何せ私に口答えしてくるものだから…少しムカついてしまって。それじゃあね。永遠に安らかに眠りなさい。」



2162カワボ(可愛いからこそ許されるキャラ)「ハロー♪やぁやぁ君達~。

分かってる。分かってるって。私の可愛いさに飢えてるんでしょお??

も~しょうがないなぁ。はい!私の荷物。持たせてあげる。

これで私を補充しなさい★」



2163能力者「あぁ、確かに俺には別の顔がある。

今までその顔は…深くに眠らせておこう。隠しておこうと必死だった。

大切な人を失うのが怖かったから。俺自身の力があれば皆を守れると思っていたから……。

だが違った。何も守れなかった。ただただ俺は無力だったんだ!!

…笑うなら笑え。貶すなら貶せ。見下したいなら見下せば良い!!

それでもただ…俺は己の守るべきモノを守るだけだ」



2164職業(漫画家)「あれも違う…これも違う…どれも違ぁあう!!ハァハァハァ……はぁ…。何で?どうしてこうも上手くいかないのぉ…!!

今日は○月△日…締め切りは明日だっていうのに……。

(プルルルルルル(電話の音))ハッ………。電話…電話だぁあ…!!

編集部さんかな…どうなのかな…!アガッ……編集部さんだぁあ……。

(ピッ)は…はぃ…○○です。そ、それがまだ……。はひぃッす、すみません…!!今すぐ描きます!!!

………はぁあ…もう!!こうなればあの手だ!あの手を使うしかなぁあい!□□(アドリブ)!!」



2165恋愛「きっと僕は妬いてるんだ。

少し前まで僕を大切だと言っていた人が今では他の人に大切だと言っていて、大好きだよって言葉を捧げていて、本当の笑顔を向けていて……そんな状況に妬いてるだけ。

けれども僕は別に何とも無いような顔をして"幸せになれて良かったじゃん"って笑うんだ。」


2166夢(空)「僕は決めていた。

いつかあの広い空を飛ぶのだと。

白い飛行機雲を何処までも青い空にたった一本引くのだと。

飛べないヒトビトは嗤(わら)った。

だけど僕は飛ぶのだ。あの広い空を飛ぶのだ。

たった独りぼっちでも良い。

どんなにキツく辛くても良い。

もう、見失わない様に僕の大切な、あの影を追うのだ。」



2167狂気「ねぇ、良い?

貴方は私。私は貴方。

2人だからこそ生きることが出来る。

私から離れて生きていけるとでも思ったの??

そんなの無理。絶対に無理なのよ!

…………貴方は私に従っていればいい。ずっとね。

そうすれば貴方を悪い様にはしないから。」



2168涙(戦場での別れ)「大丈夫。貴方はちゃんと貴方を信じて戦ってください。

後ろなんて、振り向かなくたって良いんです。

貴方はただ目の前の敵を見ていれば良いんですッ!

だって、それでもちゃんと…!私達の未来を守ってくれる…。それが、貴方なんですから!

例え、他の誰が貴方を疑ったとしても…!私は私なりに…貴方を信じていますから!!

だから!!だから…!振り向かないで!!

私を信じて!!ちゃんと…!笑顔でまた会えますから!!」



2169復讐「あーあ…お前もすっかり変わっちまったな。

あれから何年経つんだっけ?

もう15年か。

あの時…俺は何にも出来なかった

ただ腰を抜かして、自分の大切なモンがグチャグチャに崩されていく様を見ることしか出来なかった。

アンタが恐ろしかった。何もかも信じられなかった。

でも今は違う。アンタを本気で殺したいと思う。そして世界でたった1つ。俺自身の事だけは信じられる。

俺をこうまで成長出来たのはアンタのおかげだ。だが残念だ。アンタは俺を敵にまわした。

久々に会ってみれば"誰だお前"だと?笑わせんじゃねぇよ。俺は15年前アンタが女に孕ませて捨てたガキだ!!

クソガキだった俺だが………忘れもしねぇ。テメェのその腐った面……。俺が叩きのめしてやる。」



2170姫「なんで…どうして…?

皆国を想っている筈なのに…守りたいと思っている筈なのに…。

どうしてそんな皆が争うの!?

なんで…傷つけ合わなければいけないの…??

皆…みんなぁあ…!!もう止めて…止めてくださぃい!!

誰もこんな事は望んでなぁあい!」



2171戦場「救いの手なんて、ある訳が無いんだよ。

今までだってずっとそうだった。助けてやるって言った人だって誰1人本当に僕たちを救いに来た人は居なかった。

それなのに今更今回だけは助けがちゃんと来るって?

そんな都合の良い事なんか無い。今までだって今回だって…これからだってずっと!僕たちを救えるのは、助けれるのは僕たち自身でしか無いんだよ!

………悔しいけど…これが現実なんだよ。」



2172悪役(デスゲームの悪役)「アハ…アハハハ!!だぁーれが死ぬことは無いだなんて言いましたっけぇ??

アハハ…死にますよ。だってこれは…デスゲームなんですから。

誰1人傷つかないで脱出だなんて…出来る訳が無いんですよ。

なのに、皆で助かろう。脱出しようってぇ?アハハハ!!

仲間意識なんて…今すぐに捨てた方が良いですよぉ?

此処には誰1人仲間なんかいない。味方なんかいない!全員敵なんですからぁあ!!アハハハ!!」



2173デスゲーム参加者(妹想いの兄)「大丈夫。落ち着け。

出来ればお前と一緒に生きたかったけど、どちらかしか生きられないってんなら、お前が生きていて欲しい。

俺にとってはお前が何より大切なんだよ。自分自身よりもな。

だから迷わなくてもいい。恐れなくてもいい。

お前は生きて此処から出るんだ。必ず。」



2174デスゲーム参加者(恐怖の選択)「わ、私…私は……誰も選べない…誰も殺せ無いよ……。だって…こんなの狂ってる…私達皆…昨日まで普通に生活してたんだよっ??それなのに、1人殺す人を決めろって……。そんなの無理。無理だよ…!!!

ああ…あああ…。お願い。お願いお願い…神様…。お願いだからこれは夢だと言って…!!」



2175姫「あ…ああ…。そん…な。

すぐに…すぐに手当てを…!!

……傭兵さん…貴方はお金の為じゃない…私のことをいつだって助けてくれた…守ってくれた!!

嫌…嫌!!死なないで!!

確かに…お父様にとって代わりはいくらだっているのかもしれない…だけど、私にとって…貴方の代わりなんかいないんです!!

……ねぇ、ねぇ……傭兵さん…目を開けてくださいよ…」



2176恋愛(まったり恋がしたい人)「食パンと牛乳と○○(相手の名前)。それさえあれば僕の生活は事足りる。

毎日○○と食べるこんがり焼けた朝食の食パン。それが一番幸せ。

飾らなくたって良いんだ。背伸びなんかしなくたって良い。

ありのままの○○が僕は好きなんだから。」



2177戦士「ハァハァ…ッハハ…。なぁーお嬢ちゃん…。そんな湿気た面すんなって。

俺なんてただの傭兵。アンタを守る為にじゃねぇ。俺自身の利益の為に戦ってきた。

所詮使えるだけ使われて壊れたら捨てられるだけの身なんだ。

俺の代わりなんかいくらだっている。かのご立派な国王は、すぐにでも新しい護衛をつけてくれるさ。…だからそんな泣きそうな顔すんな…。生きて城に帰るんだ。」



2178戦士「ん…?オイ!何不安そーな顔してんだ?

安心しろ!お前の背中1つくらい、私が守ってやる。

だからお前は安心して前だけ見て進むんだ!

私はお前が選んだ相棒だぞ??自信もて!」



2179戦士(やるべきこと。)「俺には家族がいる。護るべきモノがある。

だけど…そんな俺でも、戦わなければならない時がある。

今の生活を蔑(ないがし)ろにする訳じゃあ無い。

ほんの少しだけ、出掛けてくるだけだ。ほら、いつもみたいに。早朝仕事に出て、そして夜になって帰ってくるだけ。

解って欲しい。必ず帰ってくるとは言えない。だが…。帰ってくる。信じて欲しい。」




2180RPG「なぁ!コイツに近づかないでくれないか。

コイツはこんなんでも、一応俺らのパーティーのリーダーなんだ。

テメェらみてぇな何処の馬の骨かも分からねぇ様な奴らに渡す訳にはいかねぇんだよ。」



2181学校(図書室の虫)「よく皆は、ガリ勉だとか…ジミーズだとか…つまらない奴だとか言うけど。

僕は本の素晴らしさ、面白味を知らない皆のほうが…よっぽど つまらない奴らだと思うんだよね。

……例えばほら。此処を見て。

主人公がとある迷路で、ある女の子と出会う所なんだけど…。

この主人公の心境を考えてみると…読んでるだけの僕が、すごくドキドキしちゃうんだよね。

…ほら、本の中では恋だって出来る……。あ…例えばの話だけどね!!

でも…本って素晴らしいでしょ?」



2182誕生日「ピンポーン。ドアを開けなさーい。

ほら、花束。持ってきてあげたよ。

年の数だけのバラの花束ってやつ。

なんでって、貴方今日誕生日でしょ?

いいからいいから。

はい。それとビールね。飲むぞ。ハッピーバースデイ。」



2183主人公「僕は君達がいてくれたからこの物語の主人公でいれた。

どんな冒険でも、君達がいてくれたから怖くなかった。

ねぇ。いつかもう一度此処に集まる事が出来たなら、また3人で冒険しないか??」



2184ぬいぐるみ「どんなに壊れたって朽ちたって…僕は僕だよ。この傷や汚れは、君が僕を愛した証。

いつまでも綺麗なフランス人形よりも、ずっと幸せだよ。 

だから、古くなる僕を見てそんなに悲しまないで??

僕は君の事が大好きさ。」



2185ぬいぐるみ(テディ:誕生日おめでとう)「なんでそんな風に独りでいるの??

あーあー、そんな目で僕を見ないでよ。世界は勝手だよね。

ぬいぐるみなんだから喋る訳無いだろって決めつけて喋ったら呪いだの何だのと……。いい加減にしてほしいよね。

ん??ああ、僕は間違いなく君のお部屋にぴったり20年前からいるテディベアのテディさ。

20歳のお誕生日おめでとう。せっかくだから君には、こんな日くらいは友達でも呼んで大騒ぎでもして欲しかったんだけど……まぁいいや。

僕がちゃーんと祝ってやるから安心して。」



2186おとぎ話(アリス)「時の流れは不思議なモノ。

白兎の背中を追って不思議の国に迷い混んでしまった私は数十年の時をそこで過ごした。

身は歳をとり、ついにはお母さんの歳をも越えてしまった今…やっと此処から帰る術を手にいれたと思ったら…まるで私がいなくなって止まってしまっていたかのように…あの時7歳の私が迎えるはずだった午後のティータイムがまさに今始まる所だった。

私は驚愕したが、すぐに受け入れそして納得した。

そして今はただ自分が消えたその世界を受け入れるしか出来ないのだ」





2187悪役「はぁ、アンタもか。アンタもなのか。ちょこまか ちょこまか煩い蝿(はえ)どもが…。

僕の計画は絶対に終わらせない。

絶対に邪魔させない。

例え貴様らがどれだけの努力をしようが犠牲を払おうが…僕の計画に傷1つ…つけることは出来ないだろう。何故なら、僕は絶対だから。僕こそが支配者であり…この世界の創造主なのだから!!」



2188悪役「んふ♪どうしてそんなにイライラしているの??

アラ。隠さなくたって良いのよ?

顔や態度…体温…空気感…貴方の形相から全て察しがつくわ。

貴方は"敗け"を確信している。

駒を持つ手すら震えて…可愛いわね。

残念だわ。貴方の大切な恋人の命が賭けてあるっていうのに…。

んふふふふ♪そんな目で見ないでよ…もっともっと虐めたくなっちゃうじゃない。

んふふっでも…それは御預け。

チェックメイト…♪

苦しくてもがく貴方の顔…素敵だわ♪」



2189バイト先の先輩「んー?あぁ。君が新入りのコ?なかなか可愛いじゃん。

とりあえず、制服はメイド服でよろしく♪

アハハ!面食らっちゃって可愛いなぁ(笑)

冗談冗談★俺、先輩。よろしくね。○○ちゃん。」



2190冷血「アンタみたいなの、最初から興味無いんだよ。むしろ、スゲーうぜぇ。ちょっと良い顔してやっただけでノコノコついてきてさ。

アンタみたいなの、馬鹿っていうんだよ。

知らない人にはついていかない。そんな事…小学生でも分かるよ??」



2191怒り「アンタには無理。絶対に無理…。神は、アンタの様な能無しに力を貸してくれる程優しくは無いの。

神は残酷…人々を平等になんか見ていない。

アンタには越えられない。神に見定められる程の器じゃない。

………分かるでしょ。」



2192戦士(炎の戦士アクアムズ)「ッハハ!なぁーに湿気た面してんだよぉ?

此処で終わりか?そんな訳がない。続くんだよ。まだ戦いは始まったばかりじゃないか?

なぁーワールドバード…目を背けるな。ちゃんと俺の背中を見てるんだ。そして誓え。俺の死ぬ意味を無くさないと。

俺は……それだけで満足だ。

お前は世界を飛ぶ鳥ワールドバード!!その名は嘘でも幻想でも無い!!お前は飛べる。なぁ、そうだろう??

ワールドバード!!!世界を…俺の護りたかった未来を…家族を頼む…!!!

俺は炎の戦士アクアムズ!火なんだか水なんだかよく分からん性分だったが…我が人生に一寸の悔いもなし!!あるのは自信と…誇りだけだ。」



2193探偵(浮気調査の末)「ンフフ…証拠ならいくらだってありますよ??

だって、当たり前じゃないですかぁ。

貴方は浮気をした。その事実がある。それが明確なのですから自(おの)ずと証拠というのは出来てしまうモノです。

例えば…服に染み付いた相手の女の香水の香りやら…、

部屋に連れ込んだ時に落としていった ながーい髪の毛やら…、

熱いキスを交わした時に交わった…口内細菌やら…。

貴方は証拠だらけ。こんなの気づくなっていう方が無理でしょう??

ンフフ…分かっています貴方はあくまで無実を主張する。だったら見せて下さい。

私が掴んだ数々の証拠をひっくり返せる様な証拠を。

無いですよね??

貴方は…奥さんがいるにも関わらず他の女を抱いた。

それも1人じゃない。複数人の女をね。

その間に、奥さんはどんなに傷つき…苦痛な想いをしていたか。

分からないのなら…その身を持って償いなさい!!!」



2194カワボ「(ピンポーン)オーイ。生きてるー?おっ。生きてる生きてる。

ッフフ。どうせ ろくな物食べて無いんだろうなぁ~と思って。

お粥、作りにきてあげたの。

もぉー。強がっちゃって。ほら。キッチン貸して。お鍋くらいあるんでしょうねぇ?おっ。あった あった。

じゃ、ちょっとだけ待っててね。すぐ出来るから。」



2195アイドル「私、皆を…ファンの皆を、ハッピーにしたいの!

無理な訳無い!

だって私、アイドルだもん!

大丈夫!絶対…絶対出来るよ!

今諦めるなんて勿体ないよ!

歌わなきゃ!まだステージが、ファンの皆が待っていてくれてるんだから!」



2196化け物(ハサミの化け物)「私の背中にはいつもハサミの化け物がいるの。

だから皆は私に近づかない。

私に触れようとすると切り裂かれるから。皆それが分かっているから…。

ねぇお兄さん。お兄さんはさっきから…私を助けるだとか、もう大丈夫だとか言うけど…。

余計なお世話なんだよね。

私にはね、このコさえ居てくれれば良いの。

このコは私を裏切らない。いつだって私を守ってくれる。

このコだけが私の友達…私の家族なの。

このコがいるってだけで私を避ける友達だなんて要らない。本当の友達じゃないから。

だからお兄さん…。お兄さんも要らない。何処か行って?

じゃなきゃ私のハサミで、お兄さんを切り裂くから。

そうしたらねぇ?私もこのコと一緒だもん。」



2197涙(空が青い理由)「"どうして空はこんなにも青いのか"君は何度も僕に聞いたね。

僕はいつも…"何でだろうね"と はぐらかしてた。

………ねぇ?見えているかな。

今日も空は…こんなにも青いよ。

僕には少し、君がいない空の下を独り歩くのは寂しく感じてしまうけど…それでも今日も明日も明後日もずっと空を見上げて歩き続けるよ。

そしていつの日か僕もそっちへ行くときまでには…空が青い理由を、君に教えてあげれるようになるよ。約束だ。」



2198涙(双子の死別~兄 アルの最期の言葉~)「なぁ…弟よ。

……お前は生まれてから今まで22年間5か月3日と21時間12分5秒を一緒に歩んできた訳だけど…やっぱりさ、こういうのって先に生まれた方が先に逝くのが筋っていうか、順番っていうか。

…まぁ、あれだ。今から約5分以内くらいに俺は死ぬ訳だ。

泣くな。少なくともこの戦いが終わるまでは泣くな。

今まで双子だからって散々比べられてきた。だが、お前はお前だ。俺にはなれない。ならなくて良い。ならない方が良い。

お前はお前として…シャンと生きろ!!」



2199涙(双子の死別~弟 ナルの兄との別れ~)「アル…アル…!まだ…まだ早いだろ!!今まで22年間5か月3日と21時間12分5秒…こんだけしか生きてねぇんだぞ!

起きろッ!!目を開けろよ!!

アル…筋(すじ)とか順番とか…そんなのどうだって良いんだよ…!

僕はアルに生きていて欲しい。

アル…僕の目をみろ!!アル!!」



2200モデル台詞 (こだまちゃんのおはよー)「あ、おはよ~!

え?もう おはようじゃ無いって??そんな事無いよ??おはようだもん。

元気良いなって??

ふふ~ん♪何でだと思う??

ひ・み・つ!!教えてあげないよーだ!

・・・(小声)そんなの、好きな人の前だからに決まってんじゃん。

ん??何でも無いよ!!

ほら早く行くよ!遅れちゃう!」

モデル:こだま