100個
2501死ぬ間際の遺言「聞こえねぇ…聞こえねぇよ。
俺にはもう、お前の声すら聞こえねぇ。
良いじゃねぇか。どちらかは必ず生き残り、どちらかは必ず死ぬんだ。
だったら生き残りがお前だろうが、誰も文句は言わないさ。
恨むなら俺を恨め?
何も出来なかった。こうなるまで何一つとして。
俺が…この老いぼれが…。
お前にしてやれる事は…たった1つ。
若き戦士であるお前を…生き残らせるって…たったそれだけ。
なぁ、レイ。俺の声がお前に届いているかは分からんが…聞いておけ。
俺の人生…決して良い人生と誇れるモノでは無かった。
他人の血を浴び、屍を踏み越え、時には仲間だろうが切り捨ててきた。
格好悪い人生だったと俺自身そう思うが…
俺はお前という、かけがえの無い遺産を遺(のこ)せて…満足がいった。
ハハハ…畜生が。
腹が痛んでろくに笑えやしねぇ。
良いか。必ず…必ずだ。
生きて基地まで戻れ。
これが最後の俺からの命令だ。」
2502「俺は此処に残る。
お前達は本部に戻り、援軍するんだ。
あぁ?主君(しゅくん)の命令が聞けねぇってのかよ?
なぁーに心配すんな。
お前らが向こうにつくぐらいの時間は 俺が必ず稼ぐ。
全く…本当に信用がねぇんだなぁ俺は。
俺は死ぬ気はねぇ。1人でも相手の首を取るつもりだ。
俺がここまで言ってんだぜ?
少しは信用しろってんだよ間抜け。
ああ。行け。俺の思い入れあるこの城…絶対に おとさせやしねぇぜ!!」
2503「……はは、最期の言葉?そうだな……。 じゃあ少しだけ…。
神とやらが、本当に存在すんなら…もしそうなら、俺の声を聞いてくれ。
元々…こんなのは負け戦だった。
5千と3万…兵力の差はハッキリしていた。
でも、それでも…俺の部下共は、俺の戦うという一言で死にに行くも同然のこの戦に参戦してくれた。
怖い者は残って良いと…俺のそんなビビった言葉をも笑い飛ばして"1人でも欠ければ俺達ではない"と誰一人欠けずについてきてくれた。
そんな俺の戦友共を…ほんのちょっとでも良い。
ほんのちょっとでも多く…ほんのちょっとでも長く…生かしてやってくれ…!!」
2504旅人の語り「なー…またお前か?
全く、毎日毎日飽きないねぇ?
そんなに俺の話が好きか?
仕方ないなぁ。じゃあ、少しだけだぞ?
俺は数ヵ月前、とある海にでていた。
その日は酷くカンカン照りで…陸の方ではユラユラと陽炎が揺れていたのを覚えている。
そしたら西のほうにさぁ、でっかい船が見えたんだ。
俺の乗っていた小型ボートなんかじゃあ近寄っても気付かれそうにない様な でっかい船がさ。
今思えば、ありゃー陽炎が見せた幻だったのかとも思えるが…
その時の俺は何故か妙な好奇心が沸いちまってよぉ。
その船に近づいてみようと考えたわけ。
けどどんなにボートを走らせても、その船には たどり着けなかった。
そのうちに俺は意識を失っちまった。
目を覚ましたら浜辺に打ち上げられててな。………そのでっかい船はその後見ること無く俺は新しい街へと歩いた。
よし、話は終わりだ。早く街へ戻ったらどうだ??
ああ。近い内に旅立とうと思う。
大丈夫。会いたければ風が吹く。
俺もお前もまだまだ元気。
いつかまた会えるだろう。
……それじゃあな。達者でな。
…さて、俺も子供に好かれるようになるとは…フフ…ここらも変わったものだな。」
2505「旅人ってのは、そんなに気楽に見えるモンかい?
嬢ちゃん。そんなに簡単に故郷を捨てるだぁ言うもんじゃねぇ。
俺みたいな物好きでも、旅ってもんは先の見えねぇ過酷なもんだと思っている。
明日どころか今日これからの事だって、食って寝ての生活だって叶わねぇ時だってある。
そんな人生過ごす覚悟があるのか?
いいや。覚悟があっても実際にそれを身に受ける事が出来るか?
来るなって言ってる訳じゃねぇ。
ついてくるなら勝手にすればいい。
ただ俺はアンタみたいな街育ちが旅人になれるとは到底思えねぇんだ。」
2506「このゲームの意味??
意味等 元から無いのだよ。
このゲームは、単に娯楽。
この世の勝ち組であるお客様方に楽しんでいただく為の曲芸。
君達は…言わば競馬場を駆ける馬なのですよ。
…フフフ。それにしても、貴方は特に良い馬でしたよ。
才能に満ち、ゲームをことごとく勝利してきたサラブレッドです。
ですがどうです?
最近の貴方は実につまらない。
自分だけではない出来る限り多くの馬を勝たせようとする。
…全く。
困るんですよねぇ?せっかくの才能をつまらない事に使われては。
さて。(銃を構える)最後の選択肢です。
此処で死ぬか、己のみが生き残るサバイバルゲームを続行するか。
いかがです?貴方の答えは?」
2507「ようこそお越しくださいましたぁ!
と、いっても?
身に覚えがない!と言われる方ばかりかと思いますが。
まぁそんなことはどうでも良いのです。
貴方方は選ばれたキャストなのですから。
さて、まずは此処。第一階層でのゲームをはじめましょう。
簡単です。此処では専用コインを使って2分の1の確率で生死を争っていただきます。
イカサマ??フフッそれを聞きますかぁ。
勿論。ただし…警備員が巡回しておりますので、バレないようにお願いしますね。
もしも警備員にイカサマがバレてしまった場合は…言わずとも察しがつくかと思います。
さぁさぁ。はじめましょう。
生き残りを賭けたギャンブルを。」
2508「よくもまぁ私のゲームをここまでコケにしてくれましたねぇ。
これはサバイバルゲーム。食うか食われるか…殺るか殺られるか…取るか取られるかの世界なのですよぉ!?
それを…それを協力だの、友情だの。
あああ。虫酸が走る!!
良いですかぁ?
最終ゲームは貴方がた お得意の協力ではクリア不可能。
勝者は1人だけ。此処から先に進むことが出来る…つまり"世間一般"に戻ることを許されるのは1人だけ。ということになります。
ふーふふふ。そう。そう!!私はその買おが見たかった。
不安、恐怖、怒り。己が生き残りたい。此処で死にたくないという生存本能。
素敵です。とても。とても。とても!!
見えますかぁ?あのギロチンが。
聞こえますかぁ?この機械音が。
貴方達を殺してしまいたくてウズウズしている様です。
さぁ、やってもらいましょうか。
本当のサバイバル…いいえ?デスゲームを。(笑)」
2509ニート娘の新年インタビュー「新年!明けましておめでとうございます!
いやぁ~。去年も良い年でしたねぇ。
さて、おせち料理もだんだんと皆の胃袋の中におさまってきたところで!
皆に今年の目標を!聞いていこうかなって思いますー!
まずはお爺ちゃんから!うんうん、そっかそっか!死んだ毛根から髪を生やしたいと!諦めた方が良いね!
お婆ちゃんはー?10歳の若見えを達成したい!お婆ちゃんはお婆ちゃんでいた方が良い気がするな!
次、お父さん!出世?無理無理!
お母さん!私を、ニートから脱却させたい??
無理だよー。私、ニートだもん。」
2510売れ残り系女子(?)の今年の目標「はぁ~あれよあれよと言う間に…あっという間に年も越してしまいましたか。早いものですねぇ~。
去年は何だかんだと言い訳して、目標の事なんかすっかり忘れてましたわ。
そうそう。目標決めてたって三日坊主。
1月3日までは良いものの、4日目にはアレ?何だっけ?ってレベルよ。
これが歳くったっていうことなのか…それとも単に私が堕落しているだけなのか。
さ、それはともかく…?今年の目標ねぇ。
うーん。ズバリ!金持ちの男と結婚する★
これでどうよ。」
2511腐れ縁の相手へ挨拶「明けましておめでとうございます。
…全く今年もお前と一緒に過ごさなければならないかと思うと気が重い。
せっかくの正月が台無しだわ。
ま…せいぜい、邪魔にだけはならない様に静かに過ごすんだな。
今年もよろしくお願いします。」
2512 1月2日の朝「ん…んん?あれ??
もう朝!?何時!?10時!?
嘘…初夢の夜を、私は炬燵で蜜柑(みかん)貪(むさぼ)りながら迎えたって訳??
え~~……めっっちゃくちゃ初夢楽しみにしてたのに!!
夢を見たかさえ覚えてない……やった。やってしまったぞ?これは。
思い出せ○○(自分の名前)!昨晩お前は、どんな素敵な夢を見た!?
んーーーー。んーーーー…!駄目だ。全然思い出せない。
………………よし、見なかった。ってことで。そういうことで!初夢は今晩。そう。そういうことにしよう。」
2513「今日は めでたい成人の日。
こんな"めでたい日"ではありますが…
何故か切ない気持ちになってしまう私がいるのです。
早く大人になりたい。そういつも口癖の様に言っていましたが…。
いざこうして大人になると、子として大人に守られていた間が良かったと…そう思ってしまうのも事実なのです。
それでも、私たちはもう大人です。
これからは子供達を守っていく側であり、社会の1ピースとなっていく。
その自覚を十分にもち、早く立派に役目を果たせる様に全力を尽くしたいと思います。」
2514雛祭り「今年も雛祭りの時期か。
ちゃんとお雛様でも飾って、お祝いせんとな。
ももの花がよう咲いとるわ。
たまには花を愛でるのも良いな。
んー?ほらほら。雛壇準備するよ。
ももの花も少し摘んでおいで。
今日はちらし寿司でもつくろうかね。」
2515「今日はホワイトデー。
バレンタインには誰からも貰えなかった。……うん。貰えなかったけど。
けど誰も!!"貰ってないからあげちゃだめ"なんてルールは作っちゃいない!!
寧ろそんなルールあったら潰してやる!!
俺は頑張った。めちゃくちゃ頑張った。
その結晶がこのクッキーなのだ。
さぁいざ…いざこのクッキーを…!!
えっ……??クッキーの意味??
友達??え??そんなの知るかよおおお!!(泣)」
2516冗談通じない相手への謝罪「ごめん!ごめんってええ!
ほら!今日は4月1日だろ?な??
それがなにじゃなくてさ!
ほら、エイプリルフールってあるじゃん!嘘ついても良い日ってやつ!
そう!だからさっきのは全部嘘で……。
え?嘘つかないって言った?いや、ごめん。言った。確かに言ったけどさ。
そういうことじゃなくて、今日はエイプリルフールで…もーー、ごめんってええ!!」
2517「馬鹿じゃないの?
好きな人に好きな人がいたくらいでさ、"俺には幸せに出来ないから"?
何それ。そんなの、その程度の想いだったって事じゃないの??
私だって…!好きな人には好きな人がいる。その人は私より可愛いくて、大人で、キラキラしてて…私とは真逆な女の子。
だけどね?私、もし…好きな人が私を選んでくれたなら、私がこの人を絶対幸せにしてやるんだ!!って…そう思う。
好きな人に好きな人がいたくらいで…へこたれないんだから。
だから…そんな弱音吐いてないでさ。その人に気持ち、伝えなきゃじゃないの!?
……いってらっしゃい!頑張ってね!ファイトだよー!!!
……………はは…ははは。
馬鹿は私だっつーの…。」
シチュエーションのヒント…好きな人の恋を応援してしまう台詞
2518「お?なんだなんだぁ?落ち込んでんのか?
ふーん。失恋ねぇ…。
(相手の頭をポンポンとする)よしよし。お前はよく頑張った。
辛かったな。苦しかったな。片想いってやつは。
よし、それではこの片想い 一本締めで終わろうと思います。
お手を拝借!よぉ~(パンッ)
はい終わり!
もう、クヨクヨしてんなよな。
なんならこの俺が、恋のキューピッドでも 何でも勤めてやっからよ。」
シチュエーションのヒント:片想いをしていた台詞の主。好きな彼女は失恋してしまった直後。自分の気持ちよりも、彼女を少しでも元気づけれるようにと声をかける。
2519「あーあ。また派手に散らかしちゃって…どうしたわけ?
彼女と喧嘩?ふーん。そっかそっか。
ま、気が済むまで少しそうしてな。
私は勝手にここにいるからさ。
なんでって…私がそばにいたいから。
辛そうにしてんの放っとけないんだもん。
そういう答えじゃだめ?」
2520「沢山のコードに繋がれ…呼吸すら自分ではままならず…血液の循環や心臓の鼓動までもが人工に行われている。
僕は心底疑問に思う。
これは 果たして本当に"生きている"と言えるのか。
何もかもを他人に世話してもらい、自力では息を吸う事すら叶わないこの体…。
思考だけが芽生えた ただの機械人形…。
何もない。誰もいない。何も出来ない。
僕が時間を共に過ごすこのコードを、自ら外す事すら僕には叶わない。
迷惑な話だ。僕は死にたいのに 死んでおくべくしたモノなのに どうやら僕の世話をやいている人間は僕を逝かせたく無いらしい。
嗚呼…神様。天国行きでも地獄行きでも構わないから 僕をはやく 死なせてくれ。」
2521「あぁトワ。
遂に僕の命も朽ちる時がきたんだね。…心配を、かけてしまったのならすまない。
トワ…君ともっと過ごしたかったんだ。
多少の無理ならしても構わないと思っていた。
どんなに過酷な延命処置を受けようとも構わない。1分1秒でも多く長くトワ…君といたいんだ…!
ああ、朽ちていくこの身体が憎い。
もっと長く生きたい。此処に、トワの側にいたいのに!!
トワ…トワ…君の笑顔を…もう一度だけ…トワ。」
2522「はいはーい♪今年も来たわよ?オカマの日。
今日はオカマのチートデー★
さぁ、輝くわよ?輝いちゃうわよ~ぉ?
素敵な服を着込んじゃって?
メイクもヘアスタイルもバッチリきめちゃってぇ?
さぁ街に繰り出すのよ!ショッピングにエステ!もちろんティータイムもお忘れ無く!
夜はクラブにinして良い男をはべらして。
あ~~!今日は一年で最高の日❤️」
2523「何よ女子ぃ。
貴女達よりも女子力があるからって、そんなに睨み付けなくたって良くなぁい?
オカマこそ、お洒落の最先端。
貴女達には到底理会できないだろうけど。
うふふ。ほらほら?そんなにムキになってると…シワシワのお婆ちゃんになっちゃうわよぉ~~??」
2524逆襲「…だっておかしいじゃないか!!
私は…ついさっき、笑うコヤツを見たんだ。
それなのに何故…!!
誰がこんな惨(むご)い事が出来ようか!!
……鬼…狩り?
何だ…それは。
鬼を殺し……角(つの)を奪う…?
それが、こんな事を…?
赦(ゆる)せない…赦せるものか。
どの様な理由があろうと…罪無き者の命を奪う事が赦されて良いはずがない。
私達鬼の一族も…二度と同じ過(あやま)ちを繰り返さぬ様に 掟(おきて)を作ったのではないか??
戦(いくさ)は待てど仕掛けるべからず。
食(しょく)すモノへの敬意を忘れるべからず。
罪無き者の命は奪うべからず…。
私達はそれを守ってきた。
何があろうと…誰かを傷つける道を選ばぬ様、いつでも心に咎(とが)めていた。
だがその意志も心も もう要らぬ。
先に刃(やいば)を抜いたのはヒトの方だ。
我らが牙(きば)を隠す必要等もう無い。
皆(みな)、戦おうぞ。
我等鬼の住み良い世界とする為に。」
2525異種愛「確かに俺は鬼だ。
貴様と種族も違えば生き方も違う。
村の人間共の中には俺達の仲をよく思わない輩(やから)とているだろう。俺がいつ 人間共に危害を加えぬとも分からんからな。
全て承知の上。全て承知の上で…俺は貴様を愛すると決めた。
生涯愛し、どの様な試練や苦難、困難でさえも貴様と共に乗り越えてみせるとな。
地獄へ堕ちる時も共に行こう。
天へ昇る時も同じだ。
俺は、貴様が心から望まない限り 決して貴様を手放したりはしない。
この命の尽きるその時まで永遠(とわ)の愛を貴様に誓おう。」
2526「しかし…貴様には呆れた。
我は鬼だぞ。人間などと馴れ合いを持つ訳が無いだろう?
ああ。騙したとも。
良いか?我は鬼だ。
鬼には仁義も人情も無い。
利用出来るモノは利用させて貰うし、それが人であろうが 他の動物であろうが 鬼であろうが そんなことは関係無い。
信じる等と簡単に他の種族を信用するのは平和ボケをしている人間だけだ。
人に飼われる犬猫ですら、今日の我が身の安全を信じてはいないのだ。
愚か愚か。人間よ。そうやって泣いて喚(わめ)いて居られるのも今のうち。
これから本当の地獄を見る事となる。覚悟しておくと良い。」
2527「あっはは(笑)なかなか、面白い事を言うのう?
うちがバケモノ??
酷いなぁ。仮にも女子(おなご)じゃのに。
何でうちがバケモノ呼ばわりされるのか。気になるけど まあええわ。
大方ヒトを採って食らうから。とでも言うんじゃろう。
じゃけどのう?うちら鬼にとっては、ヒトにとっての鳥や魚に同じく、ヒトもまた食す事の敵(かな)う動物じゃけぇの。
主らヒトにだけはバケモノなんぞとは呼ばれとうないわ。
ヒトのように自ら育てた動物を採って食らう様な生物でないだけ、うちら鬼のほうがなんぼか まともな道を生きてるつもりなんじゃけどのう?」
2528みちづれ「ねぇ?
これが本当に最期の時だと言うのなら…僕は君に何て言うのが正しいのだろうか?
愛してるとか、幸せになって欲しいとか、永遠に君を想い続けるだとか…死んでも尚…なんて。
そんな飾った言葉は何度だって言ってきた。
けど、どんな言葉を言ったって君への想いは伝えきれなかった。
恐く無い。死なんて そこらじゅうに転がっていて、僕にだって存在する。
いつどんな死に方だって構わない。
そう思ってきた…なのに僕は…
今となって まだ死にたくないと 駄々をこねている。
君を 失うのが恐いんだ。
余裕こいていたくせに、わらっちゃうね。
ねぇ?間違っている事だと…分かった上で言う。
僕についてきてはくれないか…?」
2529「大丈夫。
怖がらなくても良い。
痛くない。苦しくもない。
俺が出来る精一杯でお前を封印してやる。
お前、言ってたよな。ちゃんと自分を理解して、その上で自分を封印してくれる人がいればいいのにって。
俺は、どうにかお前を封印せずに おさめることが出来ないのか…そんな事ばかり考えてた。
お前がお前として力とかそんなの関係無く生きていけないかって。
けど、違ってた。
お前は苦しかったんだよな、?
力に怯えて、お前を白い目で見てくる人間達から逃げて…そんな生活…俺が、救ってやる。
だから、そんな風に苦しまないでくれ。
さよなら。さよなら。俺のたった一人の親友(ともだち)」
2532「はい、今週も始まりました!
○○カラオケバトル!!
今回も予選を見事突破してきた10名の強者達が出揃いました。
さぁ今回は何点をたたき出してくれるのか?
果たして!100点満点は出るのか!!
いや~楽しみですね~。
そうそう。今回は去年四天王入りを惜しくも逃してしまった○○さんも見事予選突破して参戦してくれています!
見所です!
さて!それでは大一回戦!●●vs◎◎!」
2533「さて!やってきました最終決戦!
この後いよいよ、王者が決定します!
皆さん色々と頑張ってきた事があると思います。
辛いこと、苦しいこと、楽しいこと。
その全ての結晶が今ここで完成するのです。
それでは魅(み)せていただきましょう!
最終決戦!!○○vs□□!」
2534「ふんふんふん♪(鼻歌)
ん?おっ!やっほー♪
うん?今日は此処で、ずっとカフェラテ飲んでたよー?
えー?私の事探してたってぇ?
ごめんごめん(笑)今日は静かに飲んでたい気分だったんだもん。
早く上がっておいでよ。一緒に飲も~♪」
2535「あ~あ!勿体ない!
恥ずかしいとか、らしくないとか!
そんなの勿体ないよ!
せっかく女の子なんだもん!
オシャレして、ばっちりメイクして!
"可愛い"を纏(まと)わなきゃ!」
2536「勘違い…しないでよね?
○○が元気なさそうだったから、仕方なく付き合ってあげてるんだから。
ほら。もう日が落ちちゃうよっ?
次、どこ行きたい?
今日は何処にだってついていってあげるんだから、ちゃんと我が儘言ってよね!」
2537「もー。○○はすぐそうやってヤキモチ妬いちゃうんだから。
他の人にはぜーったい好きとか言わないし、こうして くっつくのも○○だけの特権。
私の可愛いを魅せるのも、実は○○だけだったり…なんちゃって。
ねぇ?こっちむいて?
可愛いは○○の為にとっておきました。」
2538「うわぁ。これが都会の夜景ってやつか!綺麗だなぁ。
光の1つ1つが、まるで宇宙を形づくる星みたいだ。
道路を行き来する車の群れは光の流れる川の様で…こんなにも素晴らしいものがこの世にあったんだなぁ。
大げさ!?大げさなものか!
私は知らなかったよ。こんなにも都会の夜はキラキラしてるってこと。」
2539「なんかさ、いつも独りでこの景色見ててさ。見慣れてるはずなんだけど…。
今日はじめて他人を連れてきて、こうやって一緒に眺めてると…
なんか特別な気分になるもんだな。」
2540「世間的なこととか、普通はこうだとか…そんなこと知ったことじゃない。
俺はただアンタといたいと思ったからアンタを好きだと思ったから…だから一緒にいたいって…それだけだ。」
2541「気持ち悪いって言われたって、俺は構わない。
俺が好きだから側にいたい。俺が好きだから抱き締めるし、キスだってする。
恋に正解も不正解も無い。しちゃいけない恋なんて無い。
好きなんだから好きでいて良いじゃん。変なんかじゃ無いよ…。」
2542「アンタが、助けてくれるって言ったから…私は私を捨てたのに…。
アンタは約束だけは守るって…それだけを気力にして働いたのに…。
やっぱりアンタはクズだった…都合の良い様に私を利用しただけだった…。
………ふざけないでよ。ふざけないでよぉ!!
私は、アンタの為に働いてたんじゃない!
私の為に…私の大好きな家族のために働いてた!!
アンタがその気なら、私にも考えがある…ゆるさないから。絶対、ゆるさないから。」
2543「赦(ゆる)す?赦す訳無いだろー??
俺はずーっとこうしてお前を殺れる機会を伺ってた。
この機会の為にお前の命令には従ってきたし、忠実な犬の様に過ごしてきた。
油断して俺に気をゆるす時が必ずくると思っていた。
信じていた俺に殺されるお前のその驚愕(きょうがく)した顔を見たかった。
お前は俺に殺されるんだ。成し得たかったモノも理想もお前の手には入らない。
お前はここで終わる。もうENDなんだよ。」
2544「最悪の戦況…ああ。確かにそうかもしれないな。
仲間は残り100にも満たない。周囲は敵だらけ。皆、己の身を守るのだけで精一杯。
援軍の期待は出来ない。
だけどよぉ相棒。俺等は戦士だぜ?
床(とこ)の上で永眠するよりか、戦場で戦い抜いた格好悪い野郎だって方が…性(しょう)にあってるってもんだろ?
戦おうぜ?最期まで。
まだ負けてもねぇのに怖気(おじけ)づいてちゃ、この名が廃(すた)るってもんだぜ。」
2545「あっはは!勝てると思ったか??
兵士30000人倒したってたったそれだけの理由でぇ?
浅はかだねぇ。
そんな甘い考え方してっからぁ、たった一人の残兵(ざんぺい)にこうも無惨に殺られる羽目になんだよ。
戦場で勝ちを誇るのは、敵兵を全滅させてから。良い事学べたなぁ?
ま、此処で死ぬ奴が何を学ぼうが意味がねぇか。
そんじゃあな。」
2546本当は弱虫「ああ。僕達"能力者"は いつだって、英雄だの ヒーローだの言われ続けてきた。
けど僕達だって、産まれた時 物心がついた時…普通の人間として生活してた。
自分が能力者だと気づくまではね。皆と同じように怪物が恐ろしかったんだ。
でもどうだい?能力者だと気づいた時から世間からの目線はガラリと変わる。
皆の命を守る英雄だって持ち上げられる。
そんな状況で言えるか…?"本当は怖いです"なんて。
ははは、怖いさ。怖いさ!!!
急に"能力がある"なんて言われて期待されて…そんな僕が急に英雄にだなんてなれる訳が無いだろ!?
死にたくない、死にたくないないよ!!
誰か助けて!!!」
2547「あーもうキツイなぁー。
全部僕の責任ですかぁー?
全くほんと、人使いの荒い人達だなぁ。
まぁ良いや。
ねぇ君達ぃ。面倒くさいからあんまり暴れないでよ。
能力使うと、疲れちゃうじゃないか。」
2548「能力者?そう、私は能力者。
間違い無いわ?でも、少し可笑(おか)しいと思わない?
だって、"能力"なんて皆何かしら…生まれ持っているモノじゃない?
それなのにただ目立つ能力を振り回しているだけに過ぎない私達だけを"能力者"等と呼んで。
そんなの間違っているとしか言いようが無い。
そもそも、"能力者"なんて差別がいつどの様に生まれたのか…。
はぁ、好(この)ましく無いわ?全然好ましく無い。
もうめんどくさいから、アンタ達の大好きなこの能力で…アンタ達全員まとめて片付けてあげる。」
2549「面(めん)は僕に“自分”をくれる。
僕に色なんてモノは無くて
この面達が僕に色をつけてくれる。
小尉(こじょう)、恵比寿(えびす)、般若(はんにゃ)に童子(どうじ)。
どの面もそれぞれに色が違って、それぞれに僕を造ってくれる。
ねぇ?僕は君のその面も好きだなぁ。
その面、僕にくれないかなぁ?」
解釈のヒント:君のその面(相手の顔のこと)
2550本屋「まったく君は…本屋に働きに来た割りには、本当に本の扱いが雑なんだから呆れてしまいます。
まぁ、最初の頃の様に背表紙の向きがバラバラだったり、上下巻が逆に入っていたりってことは無くなったから"よくできました"と褒めてあげるべきかしら?
どちらにせよ、君も正式に私の部下として働き始めたのだから、何百…何十円の本の埃(ほこり)だって、きちんと落とせる様にならなくちゃね?
当然ここには、何十…何百万の本だってあるわけだから、本の価値も ろくに分からない君には此処にある全ての本に24時間365日完璧なメンテナンスを施(ほどこ)す義務があるのだけれど。
…あら。今日は随分(ずいぶん)素直なのね。そうそう。その調子。
"大変よくできました。"」
2551庭師(主を待つ)「ううん?辛くなんか無いですよ?
此処で庭木を整える事は、ちゃんと此処に貴方の居場所はありますよ…って、とある人に知らせたくて…いつでも此処に帰ってきて欲しくて…結局は自己満足なのかもしれないけど、それでも此処で私が待っていたい。それだけで私は幸せです。」
2552「触れるな…僕の友達に触れるな!!!
帰れ、此処はお前達がくる様な場所じゃない。
森も、動物達も何1つ壊させない。
お前達の様な生物が他の地を踏み荒らすから、僕達は平和に生きられないんだ。」
2553「余波(なごり)。
それは今も私の心中(しんちゅう)に残っている。
あの男は私に愛を語った。
あの男のそれとは明確に異なる形をしている私の全て。
そう、全てとはこの醜い身体をも含め、全てを愛していると。
私には理解が出来なかった。
人は人を愛するものだと高を括(くく)っていたからな。
あの男と出逢ったあの時まで
私を見た人々は皆、武器を持つなり 逃げるなり
それぞれ好きずきに私を拒絶した。
しかし、あの男は言った。
己は己だ。己が愛するものを愛していると語って何が悪か。
…私は私の孤独な心に突き刺さる何かを感じた。
余波は消えない。あやつが死んだ今も尚。
私が死んだその後(のち)も。」
2554「しーっ。大丈夫。
僕が絶対、君を守るからね。
静かにして?哭(な)いちゃだめだよ。
猟師(りょうし)に気づかれちゃう。
……そろそろ行ったかな?
…フー。大丈夫?怪我は無い?
良かった良かった。驚いたよ君が猟師達に追われてるから…。
今度から人の気配を感じたらちゃんと隠れてなきゃだめだよ??
すごく怖いんだからね?
よし、いい子だ。それじゃあね。
遊んどいで~。
さて、いいかい?皆。
猟師達を森から追い払うよ。」
2555母の仕返し「おはよう○○。今日はなんの日だか覚えてる??
そう。母の日。てことは??
アラ、忘れたとは言わせないわよ?
子供の日に散々我が儘言ってくれちゃったわよね??
ほら今日は母の日よ。母を敬いなさい。」
2556久々の贈り物「ん?何?……お花?
これはまた、随分久々な贈り物だこと。
どうかしたの?
うふふ、7歳の時だったかなぁ。
昔肩叩き券をくれた以来、贈り物だなんて母さん、貰ったことないもの。
驚いちゃったわ?
そういえば、まだ一枚大切にとってあるのよ?肩叩き券。
有効期限、もう切れちゃったかしら?
あ、肩叩き…してくれるんだ?嬉しいなぁ。
優しいじゃん?母さん嬉しいわ。」
2557敬老の日「べつに無理して来んでも良かったのに。でも、爺ちゃん(婆ちゃん)嬉しいよ。
こうやって孫に会いに来てもらえるなんてな。
おお、そうじゃ。
お前さんに渡したいモノがあったんじゃ。
ほれ、○○じゃ。大切に使いなさい。」
2558七五三「私(僕)、○(7,5,3)歳!
私、○歳!!!○歳!!
んふふ…(笑)
だって今日は七五三だもん。
●●(自分の名前)は○歳だから、七五三だもん~!
もっともっと大きくなって、ママ(パパ)みたいな立派な大人になるんだー!」
2559「んふふふ。貴女に何が理解できるって言うんです?
無理ですよ。絶対に無理。
彼はね?私のこの泥だらけの手を取って、"一緒に生きよう"と言ってくれたんです。
そんな彼も理解出来ないで、何が解るんです??」
2560「あーあ。どうしてくれるの?
この子、私のだったのに。
何ー?ああ。なるほどね?
でも、この子を壊していいのは私だけ。だって私のなんだもの。
なのに他人に横取りされるの、本当に不快でたまらない。
どうしてくれるの?返してくれる?
私の玩具。」
2561「あーあ。私まだ満足してないのに。もう壊れちゃったんだぁ?
でもでもぉ。まだ終わってあげないよぉ?
休憩もさせてあげない。
壊れちゃったって、私が飽きて捨てるまでいつまでだって遊ぶんだから。
だからほら、休んでる暇なんてないよぉ?
もっともーっと僕を楽しませてよ。」
2562「君がこうして骸になってしまったとしても、僕は君を愛している。
君が形作る姿はどれも美しい。
君の声や鼓動を二度と感じとるのが叶わない事は悲しいが、それでも僕の側から離れないでいてくれるのならそれで良い。
ねぇ?○○。君は僕の永久のパートナーだ。」
2563「ほら、綺麗なドレスで着飾って…素敵なダンスを踊りましょう?
次に私と踊ってくださる方は何方(どなた)?
貴方?それとも貴方??
いけないわ。どの方も美しくない。
この私と同等に美しい方でないと私の美しさが くすんでしまう。
ねぇ、その冴(さ)えない色のお洋服を例えば真紅の色に染めたなら…とても美しいと思わない??」
2564「だって、好きだもの。
だってだって、大好きだもの。
誰の否定も赦せない。
私が好きなモノは全部私のモノ。
ねぇ?私のモノなんだから、此処にいなくてはならないの。
だって、好きだもの。
だってだって!!愛しているもの。」
2565泥酔いして甘えん坊「んー。良いじゃーん。
だって寂しいんだもん…ぎゅーぐらいしてくれたって良いじゃんー。
ンヴー…すきぃ…すきー。
もーずっとこうしてたい。
離れちゃダーメ。」
2566「裏切りは何も生まないって?
っはは。果たしてそうかなぁ?
僕はずっと訴えてきたよ。この組織はおかしい。
皆、ただただ従っているだけじゃあ駄目だって。けど誰1人僕の声に耳を傾ける奴はいなかった。
皆、組織の命令を単純にクリアしていくだけのただの人形にでもなったのか?
違うだろ。
ちゃんと自分の頭で考えて、おかしい事はおかしいと言わなきゃ!!
お前もそうだ。全部全部言いなり。
そんなんじゃ誰も救われない。
そんな事も分からなくなったのか!!
僕は救いたかったんだ。
皆にはこんなことしてほしくなかったから。
こんな糞みたいな組織があるから皆が狂うなら、こんな組織…僕が潰してやる。」
2567「まって、まって…まって!!
僕はまだ戦える!!こんなの大した怪我じゃない。
お願いだから見捨てないで…!!
ねぇ、待って…待ってよぉ……。
はぁ…はぁ、はぁ。煩(うるさ)い。
"見捨てられた"んじゃない。僕は敵兵を制圧するために此処に残されただけなんだ。
っ…僕1人だってやってのけるさ。
ああ、あああああ!!!」
2568「何故誓いを破った!!
私は言ったはずだ。今後一切互いの住地(じゅうち)は犯さんと。
それを誓いとして均衡(きんこう)を保とうと…!
簡単な事だったはずだ。
平和は保たれ、互いにこの地の上で生活ができる。
互いにそれだけを求めたはずだ。
それを独占だ支配だと愚かな考えを持ち、こちらの住地へ攻めいってきた。
償え。償い、軍を引いてくれ。
頼む。」
2569「あれれぇ?ふんふん。
へぇ~~僕、嫌いじゃ無いよぉ?
そういうパワータイプっていうの??
ズカズカ突っ込んでくる!みたいな?
たださぁ。突っ込んで良い所と、悪い所くらい、ちゃーんと考えてから突っ込んで来なきゃ。
そうでしょ??
たとえばほら。力の格差がハッキリしている時…とか。
無い脳ミソをフル回転させてちゃーんと考えなきゃ。早死にするのは、君だよ?」
2570「いつからこんな事になってしまったのかって??
そんなの、貴方が一番理解しているのでは??
戦況というのは、たった一発の攻撃で大きく変わるものです。
例えばこの拳が、例えばその一本の矢が、戦況を変える決め手になるのです。
勝てる筈だった??ふふふ、”勝てる筈”そんなものは存在しない。」
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